08/07/11 03:21:41
「倫理委承認」「患者が同意」と偽り3論文 医科研教授
東京大学医科学研究所で白血病など難治性の血液疾患を研究している分子療法分野研究室=東條有伸教授(52)
=が中心となって発表した論文で、研究倫理をめぐる虚偽記載が繰り返されていたことが朝日新聞の調べでわかった。
実際には受けていない倫理審査委員会の承認や血液などの検体の使用の同意を得たと偽った論文が、少なくとも3本
あることが判明。教授は取材に対し、自らも虚偽記載をしたと認め、論文1本をすでに撤回した。
医科研は、他の論文2本についても虚偽記載の疑いがあるとみて調べているが、今後、臨床研究にかかわるすべて
の研究室を対象に調査・点検を始める方針だ。医科研の清木元治所長は取材に「非常に不適切で残念。検体を提供し
てくださった患者やご家族に申し訳ない」と謝罪した。
URLリンク(www.asahi.com)