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>>118 テロメア関連で
【医学】早老症「ウェルナー症候群」の仕組み解明 奈良先端科技大の北野健助教チーム
スレリンク(scienceplus板)
北野助教チームは、タンパク質酵素の一種「ウェルナーヘリカーゼ」とDNAの複合体の
結晶に大型放射光施設「SPring-8」(兵庫県佐用町)でX線を照射し、
ウェルナーヘリカーゼの構造を解析した。
この結果、細長くとがった構造になっていることが判明。このナイフのような構造が、
細胞分裂時に2本鎖構造のDNAが1本ずつにほぐれて複製される際、
染色体末端にある老化時計「テロメア」を解きほぐす働きをしていることを突き止めた。
ウェルナーヘリカーゼが変異していると、「解きほぐし」能力が低くDNA複製時に
テロメアが損傷しやすいため、早い老化を招いてウェルナー症候群になるという。
同症候群は10代半ばから全身の老化が急激に進む病気で平均寿命は46歳。