08/01/06 18:07:02
【5つ星のうち 1.0 信頼の置ける本ではない, 2007/11/30】
インフルエンザのワクチンに対する批判の大部分には納得できる。しかし、筆者の主張には
少々偏りがあるように感じた。新型インフルエンザの危機が騒がれている中で、「インフルエ
ンザと人間は共生すべき」と本を締めくくるのはいかがなものか。
毎年流行するインフルエンザと強毒性鳥インフルエンザは別の病気と言っておきながら、
「インフルエンザは風邪じゃ!」などと言い切ることにも反感を覚える。(インフルエンザは風邪
じゃない、と言う標語には、ワクチン接種を促す理由もあるのだろうが、風邪だと軽く考えて重
症化させないように、または感染力が風邪より強いので、早く自宅で安静にするように、と
いった意味が含まれているのだと私は思う)
そもそも、毎年流行するインフルエンザも大元は鳥由来である。
また、「インフルエンザウィルスを人工的に作ることはできない」といった、間違った内容が
堂々と書かれているのも問題だ。『インフルエンザ危機 (クライシス)』河岡 義裕著 は2005年
10月に発売された本であるが、著者はインフルエンザウイルスの人工合成に成功していること
をこの時点で書いている。元国立公衆衛生院疫学部感染症室長を名乗るのであれば、近年の
情報に眼を通すくらいのことはして欲しいものだ。
「インフルエンザ・ワクチンは打たないで! 」 母里 啓子 (著)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
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信頼するなみたいなことを言っておいて、河岡学説は鵜呑みしてんだね。
どっちみちワクチン利権屋の皆さんにとってはとてもウザったい本のようです。(笑)