08/01/10 02:00:16
【研究競争は「元気のもとだ!」 iPS細胞の山中京大教授】
さまざまな組織に成長できる万能細胞「iPS細胞」を作製した山中伸弥京都大教授が9日、
東京の日本外国特派員協会で講演し、激化する研究競争について
「ストレスだが、元気のもとでもある」と歓迎する姿勢を見せた。
傷んだ組織を修復する再生医療に、いつごろ使えるようになるかについては
「何とも言えないが、病気によっては10年以内に使えるようにしたい」と答えた。
山中教授は、詰め掛けた国内外のメディア関係者約100人を前に、研究の内容や意義を英語で説明。
iPS細胞が、拍動する心筋細胞にも分化できることを確認した際の気持ちを
「わたしの心臓もどきどきだった」と表現、会場の笑いを誘った。
iPS細胞をめぐっては、昨年11月に山中教授が大人の皮膚から世界で初めて作製して以降、
海外の研究者らも新たな成果を次々と発表。ライバルは世界中にいる。
山中教授は「彼らは友達でもある。競争はスポーツのようなもので、健全な状況だ」と話した。
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