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【石原都知事会見詳報】(3完)「日本は楽観的」鳥インフルに危機感 (2/3ページ)
2008.5.30 22:40
「それよりもさ、ちょっとこれはカメラを通して皆さんに聞いてもらいたいんだけれど、
鳥インフルエンザについて、どういうふうに感じられていますか。
僕ねえ、このあいだ国立感染症研究所の第3部門の部長さんかな、この人から話を聞いたんだけど。
同じ研究員の中にも異論があるようだけれど、皆さんジャーナリストだから知っていると思うけど、
アメリカはこの3月に大統領の命令で全国民に行き渡るようにワクチンを作りましたね。
スイスはとっくに、全国民といってもたかが知れているけれど、
観光客全部に渡るようなワクチンの備蓄を確保している。
そのゆえんはですね、これは非常に恐ろしい病気で、死亡率が非常に高いと。
まあどういう根拠か知りませんが、科学者の推計ではそれらの国では(死亡率が)20%以上だと」
「ところが日本ではいま2000万人分、来年は警察官(などへの事前接種)のために1000万人分作る。
なんでそれで済んでいるかというと、日本の死亡率の推計は2%弱。これは論拠がよく分からない。
日本はアメリカなどと違ってワクチンの製造インフラなんかはきちっとしてましてね、
作ろうと思えば非常に早くたくさんできるんですよ。ところが、その必要がないということらしい。
これはちょっと怖い話でね、地球温暖化も関係があるんだけれど、昔のスペイン風邪で人がたくさん死んだ。
それで死体の処理ができずに、ある国では氷河に捨てた。
最近の温暖化で氷が解けて、スペイン風邪で死んだ人の死体が露呈してきた。
それを取り出して調べてみたら、
スペイン風邪は水鳥が運んだウイルスによるものだったと分かった」