07/11/06 23:32:44
飲むワクチンの開発へ新発見
病気に対する体の抵抗力を高める「ワクチン」は腸から吸収されにくいため現在は
ほとんど注射で投与されていますが、ワクチンを腸から吸収させる働きのあるたんぱく質を
東京大学医科学研究所などのグループが見つけ、口から飲むワクチンの開発につながる
研究成果として注目されています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
このたんぱく質を見つけたのは東京大学医科学研究所と科学技術振興機構のグループ
です。研究グループはマウスの腸などの粘膜からワクチンが吸収されやすくする働きのある
たんぱく質を新たに見つけ、「NKM16-2-4」と名付けました。そして、毒性がきわめて
強いボツリヌス菌のワクチンをこのたんぱく質に結合させてマウスの口から投与したあと、
ボツリヌス菌の毒素を注射しました。その結果、ワクチンを投与したマウスは1週間後も
すべて生きていたのに対して、与えなかったマウスは数時間ですべて死んだということです。
研究を行った東京大学医科学研究所の清野宏教授は「インフルエンザやコレラなど現在は
注射しかないワクチンをこのたんぱく質に結合させれば手軽に口から飲むことのできる
ワクチンを開発することができるのではないか」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
NHKニュース 社会 11月6日 4時35分