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【急性骨髄性白血病 再発を解明】 10月22日 6時1分 NHKニュース 社会
血液のがんである急性骨髄性白血病は、いったん治ったように見えても再発する
場合のあることが問題になっていますが、再発を引き起こすのは「白血病幹細胞」と
いうがん細胞であることを横浜にある理化学研究所のグループが突き止め、治療薬
の開発につながる研究成果として期待されています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
研究を行ったのは、理化学研究所免疫・アレルギーセンターのグループです。研究
グループは、急性骨髄性白血病の患者から取り出した3種類のがん細胞をそれぞれ
マウスに注射したところ、「白血病幹細胞」という細胞を注射したマウスだけが白血病
になったということです。また、白血病になったマウスに抗がん剤を投与したところ、
ほとんどのがん細胞が死滅しましたが、白血病幹細胞は70%から80%が生き延び
たということです。このため、研究グループは、生き延びた白血病幹細胞が増殖して
白血病の細胞を増やすことが再発の原因になっているとしています。理化学研究所
免疫・アレルギーセンターの石川文彦さんは「患者の多くは再発の不安に悩まされて
いる。原因である白血病幹細胞を攻撃する新しいタイプの治療薬を開発すれば再発
を抑えることができるのではないか」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)