07/09/19 23:42:31
獣医学界に限らず免疫研究などの分野でも、
細菌・真菌・寄生虫が原因で起こっている病気の病理病態疫学現象と、
ウイルスが原因で起こってるそれと、きちんと峻別して認識できていないのではないか?
>>635
>ヒトと動物の共通感染症‐動物に潜む病原体
吉川泰弘(東京大学大学院農学生命科学研究科)
>自然界、家禽、家畜とヒトにおけるインフルエンザウイルスの生態
喜田宏(北海道大学大学院獣医学研究科)
ウイルスの宿主特異性に関しても非常に曖昧な認識なのではないか。
だから変異によっていとも簡単に宿主を変えるようなイメージを抱くのではないか。
「共通感染(症)」というのは、細菌・真菌・寄生虫には言えても、ウイルスには、ほぼあてはまらないのだが。
ウイルスは、まずは、それぞれの種に内在した存在であると考えておくことが肝要だ。
ウイルスどうしの関係よりも、宿主との関係の方が密接なのだし。
尚、プリオンはもうホットトピックにならなくなったのだろうか。
まさに微生物学のテキストにも載っている新興の人獣共通感染症そのものなのだが・・・。