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東北大大学院女性助教、論文16本でデータ改ざんの疑い
日本細菌学会(理事長=笹川千尋東大医科学研究所教授)が、東北大大学院歯学研究科の30歳代の女性助教が書いた多数の論文にデータ改ざんの疑いがあると、文部科学省と東北大に報告していたことがわかった。
東北大は調査委員会を設置し、調査を始めている。
問題となったのは、歯周病の予防や治療法開発に関係する成果を扱った論文で、助教は細菌学会が若手研究者をたたえる「黒屋奨学賞」を今年3月に受賞した。
受賞後、会員から「論文作成経過について調査の必要がある」との指摘が寄せられ、学会内部の調査委員会が調べたところ、この論文を含む計16本の論文に、
データの改ざんなどが疑われる部分があった。
論文の共著者らにも影響が及ぶ可能性もあるため、文科省と東北大に詳しい調査を委ねたという。
女性助教の所属する研究室の担当教授は「データ改ざんなど思い当たる節はない。具体的な疑惑の内容について連絡を受けていないため、コメントしようがな
い」と言う。大学の調査の結果、論文の共著者らに影響が及ぶ可能性もある。
(2008年7月17日21時59分 読売新聞)
華麗軒のお隣さんだね