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【茨城】コイ養殖、早期再開へ 霞ケ浦などKHV感染 県議会で知事表明
2009年3月4日 東京新聞
霞ケ浦と北浦で二〇〇三年秋、コイヘルペスウイルス(KHV)感染でコイが大量死し、その後養殖の
自粛が続いている問題で、橋本昌知事は三日の県議会代表質問で、できるだけ早い時期のコイ養殖
再開を検討していることを明らかにした。
足立寛作議員(公明)の質問に答えた。
霞ケ浦と北浦では〇三年十月、KHVに感染したコイが見つかった。県は養殖業者に対しすべての
養殖ゴイの処分を命じ、養殖の自粛要請を出していた。
県漁政課によると、県は養殖再開に向け、行方市の内水面水産試験場でウイルス耐性に強いコイの
研究をしてきた。その結果、稚魚を三二度の水温で一定時間「昇温処理」することで生存率が九割を超え、
KHVに強い耐性を持つコイの生産技術を開発。また、「えら」部分を取り除けば鮮魚を安全に出荷できる
ことも確認した。
水質浄化に配慮し、地元の養殖業者もコイを飼育する「網いけす」の数を半減することを決めた。
コイの養殖は親コイから採卵し、稚魚を育てることから始める。この作業は四-五月に行われることから、
県は今春にも自粛要請を解除する方針。 (沢田佳孝)
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