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コイヘルペス:40センチ以上、9割「抗体陽性」--県水産試験場調査 /滋賀
◇04年琵琶湖で流行 感染死、県内で10万4000匹
◇06年度は25匹、大量死の可能性は減少
04年に琵琶湖で大流行し、県内のコイ10万4000匹が死んだコイヘルペスウイルス(KHV)問題で、死がいの大半を占めた体長
40センチ以上のコイを06年に琵琶湖で調べると、9割が「抗体陽性」を示し、今後は感染しない可能性が高いことが県水産試験場の
調査で分かった。04年以降に感染後も生き残った個体で、免疫ができたと考えられる。40センチ未満にも抗体陽性が増え、同試験
場は琵琶湖でコイの大量死の可能性は低くなったとみている。【服部正法】
KHVは03年11月に霞ケ浦(茨城県)の養殖ゴイから検出されて以降、国内各地で問題化し、琵琶湖では04年4月に感染が拡大。
県水産課によると、県内でKHV陽性だったコイの死がいは▽04年度約10万4000匹▽05年度87匹▽06年度25匹▽今年度4匹
--などと減っている。
KHV問題を継続して調査していた同試験場の吉岡剛主査が06年1~12月、琵琶湖のコイ298匹から血清を採取し、抗体を測定
すると、体長40センチ以上のコイの87%が陽性を示した。その一方、小型のコイは1~3月に陽性は6~10%程度だったが、5月に
26%に急上昇し、12月には37%が陽性となった。
この年の6月に小型のコイが死んで小規模なKHV感染が表面化したが、これまでの調査結果を考慮すると、04年に未感染の小さ
めの魚に06年に感染が広がって死ぬ個体が出る一方、生き延びた大きいコイは06年の感染でも死ななかった可能性がある。
吉岡主査は「KHV陰性のコイはいるが、抗体を持ったコイの割合が増えているので、死ぬ数は減少していくだろう」と分析している。
毎日新聞 2008年3月12日
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国はいつまで、きちがいじみた根絶対策をとり続けるつもりなのだろう?