コイヘルペスウイルス(KHV)病情報at LIFE
コイヘルペスウイルス(KHV)病情報 - 暇つぶし2ch261:名無しゲノムのクローンさん
07/12/01 15:45:46
【佐賀】モクズガ二 旬の味求め87歳の技 2007年11月30日 朝日新聞

 筑後川に注ぐ、みやき町の「干拓川」。川底に仕掛けた筒状の網を引き揚げると、「モクズ
(藻くず)ガニ」がガサゴソと動いた。漁歴は「子どものころから」という県筑後川漁協の西村
猛夫組合長(87)の表情がなごむ瞬間だ。寒風の中、「旬」の味を求めて今も昔ながらの
漁を続けている。

 モクズガニは、中華料理の高級食材「上海ガニ」の仲間だ。産卵のため、10月から12月
にかけて川を下ってくるカニを、直径50センチ、長さ4メートルの網で捕らえる。エサはいら
ない。網は、ひとたびカニが入れば抜け出せない仕組みだ。

 塩ゆでにして食べると美味だが、漁が少ないため大半は「自家消費」したり、知人におす
そ分けしたり。1回の漁で50匹ほど取れる日は、川向こうの福岡県久留米市の魚市場に
卸す。卵を抱いた雌は、1キロ当たり1500円ぐらいで店頭に並ぶ。

 20年ほど前、組合員は180人いた。今はその半分にも満たない。平均年齢は70歳近い。
うち、カニ漁を続けているのは10人ほどだ。食生活の変化で、昔のようにたんぱく源として
川魚などを食べる人たちが少なくなり、若い組合員が漁をしなくなった。

 川を下り、有明海で孵化(ふか)したカニは来春までに1~3センチに成長し、今度は川を
上る。上流域で5~7センチほどに成長し、来年秋、親と同じように川を下ってくるという。
自然の営みが、人工の水路「干拓川」で繰り広げられる。

 だが、高度経済成長時代に盛んだった川砂の採取やダム、堰(せき)の工事で川の環境
が悪くなり、今では稚ガニを放流しなければ、その環境が保てない状況という。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch