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コイヘルペス 魚など保護作業始まる 鶴岡公園で
鶴岡市馬場町の鶴岡公園内濠で死んだコイからコイヘルペスウイルス(KHV)が検出
された問題で、同市は15日から、内濠にすむ魚などを捕獲・保護する作業を始めた。
同公園の内濠では、9月下旬からコイの死骸(しがい)が相次いで見つかり、市が外部
の検査機関へ依頼した検査の結果、10月1日にKHVの感染が確認された。
市都市計画課は、「KHVはコイ以外の生物に感染する恐れはない」と市民らに平静を
呼びかけ、内濠に住むハクチョウやナマズ、フナなどを捕獲して同公園内に設置する
水槽などで保護する一方、残ったコイについては二次感染を防ぐため、捕獲して焼却
処分する方針。16日は、8人の市職員らが胴長を着込むなどして内濠に入り、網で濠の
中の魚を追いかけていた。
市は、すでにポンプなどで濠の水の約9割をそばの下水管へ流した。捕獲作業は
17日までに完了し、18日から塩素で内濠を消毒する作業を行う。その後、中和剤を
散布するなどして、2008年3月末までに元の水位に戻す予定。同課は「魚がたくさん
すむ元の内濠に戻るよう、努力したい。周囲の住民などに影響が出ないよう作業を
進めたい」と話している。
(2007年10月17日 読売新聞)
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