06/09/26 21:43:59
■ 2年ぶりにコイヘルペス病 馬頭高水産科の実習池で
県農務部は二十五日、馬頭高水産科の実習池で飼育中に死亡したコイ一匹、ニシキゴイ二匹の計三匹がコイヘルペスウイルス(KHV)病と確定された、と発表した。
県内でのコイヘルペスの発病は、二〇〇四年九月二十四日に佐野市の渡良瀬川で確認されて以来二年ぶり、二十カ所目。
アユやナマズ、コイなどの養殖技術などを教える水産科は、那珂川町久那瀬に実習池を三十六面保有するが、感染・発病が確認されたのは一面(七十六平方メートル)だけ。この池にはニシキゴイを中心に百四十一匹の淡水魚が飼育されていた。
十七日に同科職員が死んだ魚を見つけ、二十三日までにコイ一匹、ニシキゴイ二十六匹が死亡したため、県水産試験場にコイとニシキゴイの検査を依頼。三匹から一次診断、確定診断でKHVのDNAが検出された。
実習池の水は那珂川の支流・武茂川から引いているが、感染経路は分かっていない。
馬頭高は二十四日、発病が確認された池に残っていた百十四匹すべてを処分した。KHVには感染しない金魚、草魚、チョウザメも処分し、池は塩素殺菌した。
(下野新聞 2006年9月26日)
URLリンク(www.shimotsuke.co.jp)