05/07/08 21:15:37
この前の学会でも話題になっとったな。
URLリンク(www.biken.osaka-u.ac.jp)
例外的に、樹状細胞はエンドサイトーシスやファゴサイトーシスで取り込んだ
タンパクを細胞質内に移し、この経路を使って提示することが出来る。
これをcross-presentationと呼ぶ。
URLリンク(www.medic.kumamoto-u.ac.jp)
エンドソーム内で分解して出来たペプチドをMHCクラスII分子のみならず、
クラスI分子にも結合して細胞表面に発現します。
後者の現象は、交差提示(Cross presentation)と呼ばれます。
URLリンク(www.yuketsu.gr.jp)
樹状細胞によって腫瘍関連抗原をT 細胞に提
示させるには様々な方法が考えられる.まず,樹
状細胞にアポトーシスもしくはネクローシス腫瘍
細胞またはcell lysate を取り込ませ,腫瘍関連抗
原をプロセスさせ,樹状細胞表面のHLA 抗原に
ペプチド断片として表出させるものである.一般
にこの外来性抗原提示経路はHLA クラスII 抗原
に提示されてCD4 陽性ヘルパーT 細胞を活性化
させるが,その他にもHLA クラスI 抗原に提示
されてCD8 陽性T 細胞を活性化させる経路が存
在することも知られており,この現象を樹状細胞
のcross-presentation あるいはcross-priming と
呼んでいる.この方法では確実性はないものの,
理論的には特定のHLA 拘束性の束縛を受けずに
最も抗原提示されやすいエピトープがドナーの
HLA と共に表出されうることが利点である.