07/05/30 19:32:08
おお、マコトシヤカな珍説だぜい。w
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[6180] 麻疹とは 投稿者:ヤマビコ 投稿日:2007/05/30(Wed) 14:16
笹山さん、松岡大臣の自殺で吹っ飛びましたが麻疹は静かに広く流行しているようです。
いつか投稿したように、麻疹は免疫細胞や神経細胞、腺細胞などに感染するようで、免疫細胞に感染した場合には免疫不全症的な症状、例えば腸内細菌のバランスが崩れたり、抗体産生能や細胞性の免疫反応が低下(例:ツベルクリン反応が陰性となる)などの症状が出る訳です。
発疹が感染後10日後前後に出ると言うことは、発疹は感染細胞が免疫機構から攻撃されることと思われ、インフルエンザなどで起こるチアノーゼ症状とは異なる理由により起こると考えられます。
麻疹感染によって時に起こされるSSPEは免疫機構が関与しているのではないかとされていた記憶がありますが、現在の研究の状況は私には分かりません。
ときさんが抗体産生すれば発症する麻疹にかかることはないとし、この単純なことが分かってもらえないとの投稿がありましたが、そんなに単純ではない部分が麻疹感染にはあります。
どうも今流行しているウイルス株(H1型)は、これまで流行していた株(D5型)と若干血清型が異なっていると思います。言い換えるとワクチンが効き難い。抗体レベルが相当高くないとワクチン効果は無効と見るべきと思います。
しかし、発症後に脳炎症状が出ているとの話がありませんので、神経への感染能力は弱いものと思います。今回流行している麻疹へのワクチン接種は、H1型株を用いたワクチンである必要があります。
しかし、そんなに早く開発は出来ませんので、市販されているワクチンの中で比較的現在の流行株に近い製品を使用することが求められていると思います。多分、すべてのワクチンが平等に有効性を発揮しているとは限りません。
(つづく)