09/03/15 11:14:17
>>557
ああどうも。Lernaeodiscus porcellanaeで検索すると結構ヒットします。
けどwebで読めるのは通り一遍のレビューばっかりで。
cellsって複数型で書いてある所が多いのが気になるんすが???
>>561
internaとexternaを持つ寄生形態だったら既に成体が見つかってておかしくないし、
成体が見つかってれば幼体も知られてそうなんだけどねえ。
おまけにY幼生は沖縄の一海域だけでも40種類(「種」とは断定されてないけど)以上が見つかってる。
世界各地、日本各地にも分布して、決して珍しくない生物群の筈なんだけど。
よっぽど意外な所に意外な形でいるに違いない。「え!?これだったの!?」みたいな。
下手すりゃ寄生生物とすら認識されてないんじゃなかろうか?
ある種のアンコウの寄生雄が昔は寄生虫と認識されてたのと逆パターンで。
敢えて極端な例えで言えば(勿論それはないだろうが)「これ、クダクラゲの個虫じゃなかったの!?」みたいな。
563:561
09/03/15 16:57:31
> 562
> よっぽど意外な所に意外な形でいるに違いない。「え!?これだったの!?」みたいな。
> 下手すりゃ寄生生物とすら認識されてないんじゃなかろうか?
確かに
海綿やサンゴみたいなモノに寄生していて宿主の行動が変わらないとか
実はそこに生息している宿主全てに寄生するので個体群の行動に変化がないとか
宿主の生殖器をまねてexternaを出しているので気づかないとか
おそらく寄生したものを既に目にしているんだと思うんだけどな
余りにもありふれていて気づかないだけで
564:名無しゲノムのクローンさん
09/03/15 22:07:32
根頭類の寄生相手には十脚類(エビ、カニ、ヤドカリ)の他に
シャコや等脚類、フジツボも居るそうです
フジツボは個体数も多く、寄生が外からは見えないので実体が把握しにくく
けっこう落とし穴かもしれません
565:名無しゲノムのクローンさん
09/04/18 09:01:10
忘れた頃に>>553の続きです
寄生虫といっても多くは元の形を残していたり、基本体制を感じさせるもんだけど
甲殻類(特に顎脚綱に多い)の寄生虫の可塑性は群を抜いて自由で、成虫だけ見たら動物門の判定すら困難です
フクロムシやシタムシの他にも色々原型不明なのがいます(グロ注意)
金魚につくイカリムシ URLリンク(www.koimall.com)
ヘモバフェス URLリンク(park.ecc.u-tokyo.ac.jp)
ヒジキムシ URLリンク(park.ecc.u-tokyo.ac.jp)
ホタテエラカザリ URLリンク(research.kahaku.go.jp)
どれももはや節足動物とは思えない姿です
一方で鋏角類はせいぜいダニかウミグモ(寄生退化型と仮定して)程度だし
多足類にいたっては寄生自体を知りません
昆虫も原始的な甲殻類から出たとすれば、もともとノープリウスで生まれていたと思われるのですが
上陸して直接発生になった時に現在の様な系統不明な発生様式に様変わりしたと考えられます
完全変態類の蛹化も合わせて甲殻系のこの体作りの自由さはいったい何処から来るのでしょうね
566:名無しゲノムのクローンさん
09/04/26 18:09:36
昆虫には卵ノープリウス期さえないからね
まあ、だから今まで系統が分からなかったんだが
567:名無しゲノムのクローンさん
09/05/02 23:20:38
>565
>どれももはや節足動物とは思えない姿です
どれも立派に、節足動物の形をしてますけど。
>一方で鋏角類はせいぜいダニかウミグモ(寄生退化型と仮定して)程度だし
寄生性のダニもウミグモも、そんなに変形してませんよ。
>多足類にいたっては寄生自体を知りません
多足類で寄生する動物は報告されてませんね。
何が言いたいのですか?
568:名無しゲノムのクローンさん
09/05/06 05:02:42
>>567
>どれも立派に、節足動物の形をしてますけど。
そう思うのはきちんと分類された色々な節足動物の形を学んでいるからでしょう
それを分類した先人はきっと悩んだのではないでしょうかね
フジツボみたいに幼生が分かって初めてああそうかみたいな
シタムシもつい最近まで別門でした
>寄生性のダニもウミグモも、そんなに変形してませんよ。
そう書きました
>何が言いたいのですか?
書いてある通り
>甲殻系のこの体作りの自由さはいったい何処から来るのでしょうね
という疑問に尽きます
569:名無しゲノムのクローンさん
09/05/06 12:15:41
あと、忘れちゃいけないのはシタムシだね。
ただ、節足動物にこだわらなければもっと変形した例はあるにはある。
最高はミクソゾア。中生動物連中も変。
570:名無しゲノムのクローンさん
09/05/07 01:25:51
ミクソゾアの例は驚きますね、クラゲの仲間らしいですね
これも生殖細胞以外のほとんどを捨てていて、寄生生物の究極の形に近いでしょう
寄生では多かれ少なかれこんな方向に淘汰圧がかかってくるのだと想像します
変形の例はもちろん沢山ありますが
やはり汎甲殻類が質、量、奇天烈さから言ってもトップのような気がします
ニハイチュウを含むと思われる扁形動物も寄生が多いですが、もともと蠕虫型で
汎甲殻類ほど元の形とのギャップがない分インパクトは弱いでしょうか
たいへん主観的な話ですが
571:名無しゲノムのクローンさん
09/06/26 12:11:39
拙速動物?
572:名無しゲノムのクローンさん
09/07/11 11:09:27
そう考えると昆虫の時代なんだな 現在は
573:名無しゲノムのクローンさん
09/07/11 13:54:06
このスレで節足動物と聞いて昆虫を言う愚
574:名無しゲノムのクローンさん
09/07/11 13:57:55
とりあえず、岡田ゴキブリ涼子を晒しておくか
575:名無しゲノムのクローンさん
09/09/11 23:37:51
まあ、来月から節足動物の講義をする、
おじさんが、あげとくよw
576:名無しゲノムのクローンさん
09/09/12 13:59:14
先生、多足類の起源を教えてください
いつごろからいるのですか?
577:名無しゲノムのクローンさん
09/09/12 21:11:36
>576
> 先生、多足類の起源を教えてください
> いつごろからいるのですか?
化石記録なら、
ムカデ類 古生代デボン紀
ヤスデ類 古生代シルル紀
コムカデ類 新生代第三紀(琥珀)
エダヒゲムシ類 新生代第三紀(琥珀)
コムカデとエダヒゲムシが新しいのは、化石になりにくかったからだろうね。
578:名無しゲノムのクローンさん
09/09/13 20:04:47
>>577
回答ありがとうございます
よく分かりました
579:名無しゲノムのクローンさん
09/10/13 02:10:06
月に一度の保守w
580:名無しゲノムのクローンさん
09/12/16 23:50:55
三中信宏の本は面白いよ。
581:名無しゲノムのクローンさん
09/12/26 14:50:29
甲殻類がまだ一生ノープリウスだった太古の海に想いを馳せる
582:名無しゲノムのクローンさん
10/01/22 09:13:32
一部昆虫の完全変態・・・・・
生物として驚異的なメカニズムだと感じます。
583:名無しゲノムのクローンさん
10/02/17 22:48:37
NHKで、フジツボをやってるぞ。
584:名無しゲノムのクローンさん
10/02/21 23:32:20
これはぐろい
URLリンク(frontalot.com)
585:名無しゲノムのクローンさん
10/02/22 12:02:55
縁起物だよ、それ
586:名無しゲノムのクローンさん
10/02/27 20:19:16
>>556,562
注入するのが細胞一個だけって説(Hoeg 1984)はバーミゴン期を報告する論文で本人が否定してる(Glenner and Hoeg 1995)。
さらにこのとき「バーミゴンは宿主体内で破裂して十数個の細胞になり、おのおのが成長してエクステルナになる」としてるけど(Glenner and Hoeg 1995)、
これも後に本人がバーミゴンがそのまま成長することを確かめて、「バーミゴン破裂して細胞バラマキ説」を否定している(Hoeg 2000だったかな?).
このような複雑な経緯があるから、細胞が注入されるとか、"Cells"になってたりするんだと思われ。
フクロムシもすげーが、このHoegって研究者がすげーよ。だいたいフクロムシ関連はこの人がやってる。
(ちなみにバーミゴンを報告した1995年の論文は、NatureかScienceだ)
587:名無しゲノムのクローンさん
10/03/24 18:24:29
これのことですか?
URLリンク(www.medianetjapan.com)
588:名無しゲノムのクローンさん
10/03/26 22:19:38
>>586
おお、一年前の疑問に答えてくれてありがとう。
研究者が少ない上に成長過程の観察が難しそうだから無理もないね。
どんなに突拍子もない様に思えても見た物を見たままに受け止める勇気と、
そしてそれを決して信じない勇気と、それを覆す勇気。
生物学は英雄の冒険譚の様にスリリングだ。
589:586
10/05/26 14:52:08
>>588
いえいえ。
そんな勇気を持った研究者になりたいもんだね。
にしてもこんな良スレが伸びないのは惜しい。
590:名無しゲノムのクローンさん
10/05/27 03:12:04
ということは、今のところバーミゴン幼生の詳細については保留しておいて
Hoeg氏の結論待ちと言う事で良いんだろか
何にしてもバーミゴン幼生からインテルナへの成長は植物のカルス培養を思わせる異様な光景だ
宿主から単離したフクロムシは全く動物の体をなしていない
生殖器がなければカイメン以下の構造だろう
この一様に見えるインテルナも、詳しく調べればもっと色々あるのだろうか