08/01/14 10:42:05 5pxUFTMi
>>18
> (内燃機関の台頭も有ったし)
「蒸気機関」の廃れた理由は、恐らくそのことが、ほとんどの原因なのでしょうね。
結果論ですが、もう少し蒸気機関の時代が長ければ、その後にも研究が始まっていた、
膨張比を変えるなどの工夫を持つ、「ユニフロー蒸気機関」なども、もっと活躍できたのではと思います。
> 復水を使わないと出力が激減しますよね。
そうなのでしょうね。蒸気機関車のように、水平の長いボイラーを原因とする、煙の排気を助けるために、
「残りの蒸気力を使ったエジェクター」で、吸い出す必要さえなければ、排気側の蒸気を冷却することで、
1気圧以下の真空が作り出せますから、どの程度かよく知りませんが、確実に効率は向上するのでしょう。
ここで私の結論になりますが、
「復水器で排気蒸気を冷やす」、「空気を吸い込みシリンダーを冷す」、「インタークーラーで吸気を冷やす」、
などなどの行いは、そこにだけ注意を向ければ、確かに熱の破棄であり、無駄な印象を持ち勝ちですが、
それが【 他の面で熱効率向上をもたらす効果が有る 】のなら、採用すべき方式だと判断されるのでしょう。