07/11/27 10:12:57 gUlWOdif
ガソリンオクタン価引き上げ要請でエンジンのダウンサイジング進展の可能性
自動車業界がレギュラーガソリンのオクタン価引き上げを石油業界に対して要請し、日本で
ガソリンエンジンの高効率化がさらに進む期待が高まってきた。オクタン価の引き上げはガ
ソリンエンジンの低燃費化につながる圧縮比の向上に不可欠な要素だが、日本のレギュラ
ーガソリンは欧州に比べててオクタン価が低く、日本メーカーは高圧縮比技術で欧州メーカ
ーに後れをとっている。実現されれば、欧州メーカーが先べんをつけたエンジンのダウンサ
イジングの動きが日本にも波及する可能性がある。
今後の石油政策について議論している経済産業省の検討会で、自動車業界が現状90のレ
ギュラーガソリンのオクタン価を欧州並みの95に引き上げるよう石油業界に申し入れた。こ
れまで両業界の間でたびたび議論されたオクタン価引き上げだが、自動車業界が正式な形
で要請したのは初めてで、実現に向けて大きく前進したことになる。
オクタン価を上げるとエンジンの圧縮比を高めることができ、エンジンの燃料効率が向上する。
レギュラーガソリンのオクタン価が90の日本と95~98の欧州でガソリンエンジンの圧縮比を
比較すると、欧州の方が圧縮比が5~10%高い。そのため、欧州では高圧縮比の小排気量
の実用化が進み、燃費の向上と二酸化炭素(CO2)削減が進んでいる。
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