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≡≡ 面白いエンジンの話-2 ≡≡ - 暇つぶし2ch589:KY の 落書き
07/11/11 09:12:30 rnB4Skd2
「日本の航空エンジン『誉』は失敗作だった」

当時、日本は最高性能の星型エンジンを作ろうとした。ところが余りに狙いすぎたため
①高オクタンのガソリンに設定
②製造技術も高水準を要求
③試験も腫れ物を触るかのように丁寧に行った
という事態に。その結果
①低オクタン燃料しか残ってないのでノッキング対策に点火時期を遅らせた。
そうしたら馬力は出ないしオーバーヒートするようになってしまった。
(ちなみに水・エタノール噴射はこれ対策)
②小型化しようとしたため構造は精密。熟練工しか組み立てられない仕様だった。
軍需工場での工員では量産できなかった。実際、試作エンジンでは良好なのに
先行量産品ではトラブルばかり。試しに量産品の部品で試作品を組んだ熟練工が
組んでみたら良好だったとか。(クリアランス調整がシビアだったのか?)
③実際の現場は過酷な戦場。そして整備の現場はほとんど素人。
最高高度で気圧の低い中での全開連続稼動や、オイルが劣化した状態などを
経験させなかったから軸受けメタルの劣化具合などのデータが取ってなかった。
そして量産が始まり現場でトラブルが出始めても対応が遅れ、設計変更して対策
しようにも追いつかなかった。例えば吸気管の不具合が原因で、各気筒への
分配不良が発生。過酷な使用をすると数気筒がオーバーヒートを起こした。
(その気筒に合わせて調整すると性能低下) 潤滑が悪くなるとメタルが耐えれず
剥がれたり。(アメリカではメタルの裏に銀メッキをして対応。ドイツなどでは
(特に始動時での)潤滑不良対策にボールベアリングを使うのもあった)


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