09/09/25 01:52:02 TniCdCAG
↑初心者なようなので簡単に。(ググれとか乱暴なことは言わない)
チゼルとは鑿(のみ)のことで、ドリルでは中心部分をいう。普通に研いだままでは中心部に切れ刃がないのでスラスト(軸方向推力)が大きくなり
切れ味も落ちる。そこで中心部にも切れ刃があるように研削することをシンニングという。
逃げ角とは刃先以外の部分を少し削って材料こ擦らないようにするときの角度。例えばホットプレートに薄くコゲがこびり付いていて
アクリル板で擦って剥がそうとするのをイメージしてほしい。アクリル板をプレート面と平行に動かすより、少し角度を付けると剥がしやすい。
これは先端のエッジ面だけに圧力が集中するためだ。それが逃げ角(正確には送り要素が入り込むので少し違う)
富士山型とはドリルを真横から見たときの稜線のこと。普通のドリルはへの字の直線。これに対しイエスツール社、神戸製鋼では
稜線の途中を2段に(折れ線グラフのように)して救芯性を上げている。さらにその段を無段階にしたのが私の富士山型。
加工メリットは多いが研削しにくく、NC機のように定量送りにはあまり意味がない。ボール盤には向く。