09/07/17 01:01:59 h5PQuzeW
逃げ面はRの方が刃先強度の点からはいい。1Φ以下の微細ドリルの2流品(ホムセンで売ってるような)だと
逃げ面は平坦になっているのもある。安直に研いであるのだが逆に言えば再研磨もその方式なら簡単ということ。
ドリルは孔が明くことが目的なので面粗度は問題にされない。しかし逃げ面がキレイに研がれているなら切れ刃稜線も同時に
鋭くなっていることになり、面粗度も若干上がり、トルクは少し下がる。
これをバイトに置き換えると分りやすい。逃げ面を丁寧に仕上げると面粗度が上がる。
ドリルの逃げ面を鏡面に仕上げたことがあった。やはり切れ味も上がった。ただし使うのがもったいなくなる。
美しい鏡面を擦るワケなので一度使ったら面が荒れる。メリットは使用した痕跡が残ること。
というのは富山の置き薬方式で使ったら有料、使わなければ無料という「ドリルの薬屋版」を考えたことがあった。
どこで使ったかを判定するのか悩んだが、逃げ面を鏡面にしておけば使ったらすぐ分るということに気づいた。
市販品ではコストが上がるだけで意味のない鏡面仕上げは存在しないが、見た目は「芸術品」になる。
(軸付きラバー砥石にダイヤモンドペーストを付けて仕上げる)