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日産自動車、SULEVレベルのクリーンな排出ガスを実現するディーゼル技術を発表
(07年8月6日)
日産自動車は、高性能触媒技術を採用し、米国カリフォルニア州の排出ガス規制
SULEVレベルを可能とするクリーンディーゼル技術を発表した。
同社のクリーンディーゼルを実現する技術は、
・燃焼技術 低温予混合(Modulated-Kinetic)燃焼 NOx-PMなどの発生を抑える燃焼
・高性能触媒技術(HC・NOxトラップ触媒)
・高度エンジン制御技術
の3つである。
今回発表した日産の、HC・NOxトラップ触媒技術の特長は、NOxをトラップして浄化
する層にHCの吸着層を追加し、吸着したHCと微量のO2を利用して、NOx還元効率の高い
H2やCOを生成して、高効率なNOx浄化を実現することである。
日産は既に、北米排出ガス規制のTier2Bin5をクリアする、クリーンディーゼル技術を
公開しているが、このHC・NOxトラップ触媒技術によって、更に厳しいカリフォルニア
州の、排出ガス規制SULEVレベル(Tier2Bin5に対し、HC-約90%減、NOx-約70%減)の
排出ガス性能を可能とした。
日産は、ニッサン・グリーンプログラム 2010において、将来の排出ガス規制をクリア
する、クリーンディーゼル車を2010年度より拡大投入する計画を、発表しているが、
今回公開した、クリーンディーゼル技術は、さらにその先の「大気並みのエミッション」
を目指す、という究極のゴールに向けた重要な技術であり、今後さらに実用化に向けた
研究開発を強力に推進していく。
URLリンク(www.nissan-global.com)