07/07/19 22:02:24 k93QU1+K
>>494
とりあえず3.0R Spec.B 2005年04月14日 ミラーサイクルエンジンとは
URLリンク(minkara.carview.co.jp)
そもそもミラーサイクルとは何か?と言う話ですが、
一言で言えば「圧縮比よりも膨張比を大きくしたエンジン」です。
ミラーサイクルエンジンの原型は、英国ジェームズ・アトキンソン
(James Atokinson)が提唱した熱サイクルで、圧縮行程よりも膨張行程を長くしたものです。
これを実現するエンジンは、圧縮と膨張のストロークを変化させるために、
複雑な機構を持ち、高速回転化による高出力が難しかったので、次第に忘れ去られました。
この後、北米ノルドバーグで天然ガス技術者をしていた、ミラー(R.H.Miller)が、
発電負荷の急変に対応する出力調整機構として、吸気バルブ閉じ時期可変式を思いつきました。
この、吸気バルブの開閉時期を調整することが、熱効率向上に効果的なアトキンソンサイクルを、
簡便な構造で実現する方法だったのです。
この吸気バルブの開閉タイミングを調整するシステム(ミラーサイクル)として、
ミラーエンジンとして知られるようになりました。
正確には、アトキンソンサイクルミラーシステムエンジンと言いますが、
長ったらしいので略してミラーサイクルと呼ばれています。
このページで、 『 BMWのバルブトロニックも遅閉じミラーサイクル 』と言う記述も有るように、
必ずしも正確でない部分も有りますが、【 過給を加えるのがミラーサイクルである 】などの、
見解も無く、ミラーサイクルの解説としては、このような理解のものが一般的に多いようですね。
あまり知られていない、「裏話的な内容」も書かれていたので、私は大変興味深く読めました。
ブログの作者の方には、感謝いたします。