07/07/17 08:51:32 4mHzDJEa
>>442
> ミラーサイクルエンジンが広義のアトキンソンサイクルの内に含まれ
「ミラーサイクル」を、「広義のアトキンソンサイクル」と考えるのは、間違いとは言えないでしょう。
それでは、一般エンジンとは違い、「アトキンソンサイクルと呼ぶ理由」は、どの部分に有るのかを、
一度考えて見ましょう。
「アトキンソンサイクルと呼ぶ理由」
(その1案) 一般のエンジンに対し、【 スロットル・バルブを使わない 】ところに、その特徴が有る。
(その2案) 一般のエンジンに対し、【 吸気の吸い込み量を減らした 】ところに、その特徴が有る。
(その3案) 一般のエンジンに対し、【 吸気のストローク長を短くした 】ところに、その特徴が有る。
もし、「アトキンソンサイクルの意味」が、
( 1 )とすれば、ディーゼルエンジンや、燃料直噴エンジンも、スロットル弁が無いので、矛盾します。
( 2 )とすれば、スロットル弁でも、バルブの閉じ時期を変えても、吸気は絞れますので、矛盾します。
( 3 )とすれば、バルブの閉じ時期を変える、ミラーサイクルは除外されますが、矛盾は生じません。
アトキンソンサイクルとミラーサイクルは、【 ( 3 )の理由により別々に考えるべきもの 】、と言うのが、
以前からの、私の持論です。
その他の理由として、吸気ストローク長の違い、吸気圧が異なることなどから、双方の「P-V線図」を、
一度書いてみれば、直ぐに【 大きく異る図形になるのが判るはず 】なので、この「両者のサイクル」を、
同じ名称で呼んでしまうことは、混乱を助長する以外の、何ものでもないように思われます。
個人的には、トヨタが、「実質のミラーサイクル」であるエンジンを、「アトキンソンサイクル」としたのは、
一体どのような理由だったのかを、一度聞いて見たいものだと思いましたです。