07/07/11 10:36:11 5+z8WiFg
>>438 > 超ロングストロークにする事とかですか?
直接的には、ストロークの長さなどとの関係はなくて、「燃焼室の容積」と、
「ピストンの工程容積」(排気量)との、比率が大きいほど、高い膨張比の、
エンジンとなります。
一般的なエンジンは、「圧縮比」と「膨張比」は、同じに作られていますが、
吸気時のピストンストロークを短くしたり、バルブを早く閉めたりすることで、
高膨張比のエンジンを、作ることが出来ます。
具体的には、吸気を排気量より少なく吸い込み、尚且つ燃焼室の容積は、
小さ目に設定することで、「圧縮比は一般のエンジンと同様」のままで、
【 膨張の比率のみを大きくする 】ことが、可能となります。
【 高膨張比エンジン 】の種類としては、下のようなエンジンが考えられます。
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1. ミラーサイクル・エンジン
すでに、自動車用エンジンとしても、実用化していますね。
2. 可変(燃焼室容積)圧縮比・エンジン
日本では見ませんが、自動車用としても、外国では実用化しているようです。
3. アトキンソンサイクル・エンジン
自動車用としては知りませんが、産業用エンジンとして、昔に存在したような。
4. 多段膨張(フルエキスパンジョン)・エンジン
数年前に、どなたかが紹介されていた記憶がありますが、現在は不明です。
5. 可変ストローク・エンジン
模型で試作的には作られているようですが、これからの未来エンジンですね。
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