07/05/02 09:12:49 HIToGPOG
>>241
> NSR500に試験的にキャブではなく燃料噴射装置付のマシーンを投入してた時があって、
それは知りませんでしたね。
> この燃料噴射装置をうまく使えば排ガスをクリーンにできる可能性があるような気がする
そう思います。
> アイドリング時や加速や低回転を多用する時に生ガスや不完全燃焼のガスが発生して
専門的な知識がないので、その件については、良く判りませんですね。
> 噴射装置をたとえば圧のかからない掃気ポートに設置してリアルタイムで噴出量を調整
一般的に言っての話なのですが、燃料を霧状に噴射した後に、それが十分気化するまでには、
多少の時間が掛かるそうなので、そういう意味では出来る限り、【 吸気通路の手前 】で、
燃料を噴射することにした方が、燃焼に至るまでの時間が稼げ、気化し易くて良いらしいのです。
しかし、2サイクルエンジンに燃料噴射を使う場合、圧縮工程に入った後に燃料噴射する方が、
【 一部混合気が排気ポートから漏れる 】と言う、「反転掃気方式(シニューレ式)2サイクル」の、
最大の欠点が、この方式により完全に防げますから、その効果を最優先に考えるのでしょうね。
> 今はI.Cも発達してるのでエンジン特性や排気系の特色から適正噴出量が割り出せると思う
確かにそれは言えますが、上記の「排気に混合気が漏れると言う2サイクルの本質的な問題」や、
シリンダー内に直噴する方式でも、「気化に時間が掛かり」、特に高回転型バイクエンジンでは、
まだまだ研究の余地が有る、と言うことなのでしょう。
そう言う困難な問題が、2サイクルには内在しているため、現在のバイクメーカー各社は、
既に2サイクルは諦め、【 4サイクルでしかも燃料噴射する方式 】に、進んでいるように見えます。