06/03/18 09:09:00 AdxaQwdq
>>126 > 【 ピストンの冷却が充分には行えない 】と言う、本質的な問題
【 ピストン冷却の重要性に付いて 】 その1。
URLリンク(www.tomei-p.co.jp)
△ クーリングチャンネル(オイル循環器)
レーシングエンジンは勿論、
近年の高性能量産エンジンも、100%採用する中空オイル循環路 = クーリングチャンネル。
その圧倒的な冷却キャパシティーは、裏面冷却方式に対してトルク、過給圧、最高回転数、負荷、耐久時間、
すべての項目において比べることが無意味であるほどのアドバンテージを持っています。
2500゜Cの燃焼ガスは、境界層の下のピストン冠部では最高でも 300゜Cの程度に抑えなければなりません。
この温度を超えると急激に強度が下がり、強大な爆発力を受け止めることができないからです。
発生する熱エネルギーは大きいほど良いのですが、超えてはならない一定の温度があります。
こうした微妙なライン上での兼ね合いが重要になるのです。
クーリングチャンネルによってピストンヘッドの温度は 50~60゜C低下させることができます。
この冷却能力のキャパシティーが、過給圧、最高回転数、負荷、耐久時間など、
より大きな燃焼エネルギーを加えるためのアドバンテージとなるのです。