06/03/11 08:56:47 a7J6QqWU
>>> なぜ2サイクルは車に向かないのか
バイクなどの2サイクルエンジンは、容易に熱たれ(熱ダレ)し易いことが問題なのですね。
その理由はいろいろと有りますが、ここでまだ議論されていない問題のひとつとして、
【 ピストンの冷却が充分には行えない 】と言う、本質的な問題が存在します。
4サイクルエンジンのピストン冷却では、クランクケースに存在するオイル(当然液体)を、
ピストン裏面にに跳ね掛けたり、オイルをピストンに噴射することで容易に冷やせます。
しかし、一般的な2サイクルエンジンの場合、ピストンの裏側で吸気圧縮をする関係上、
ピストンの冷却は、その吸気(当然気体)で、冷やすことにならざるを得ません。
ここで、古い話である「本田宗一郎の水冷空冷問題」を持ち出し、説明するまでもなく、
液体のオイルより、気体の吸気の方が、冷却効果の劣ることは容易にわかりますよね。
これらの問題が、特に顕著に現れる例としては、小j排気量の2サイクルバイクなどで、
長い坂(1km以上)を、チェンジを「セコンド」などに入れ、エンジンを高回転のまま、
上り続けたような場合、パワー(この場合トルク)が極端に落ちてくることで良く判ります。