08/11/06 03:12:14 YI0p/N3c
>>300
スーパーグレードヒッキー様の携帯電話が故障なさったので、私が代理でお答えいたします。
それは違います。
たとえば、月収99999999円の私が10000円支給されても、月収の0.001%しか増えず、もともと使い切れないくらいお金があるので消費に回す額への影響がありません。銀行の残高がわずかに増える程度のものです。
つまり経済効果はほとんどありません。
しかしながら、ここに月収20万のサラリーマンがいたとします。
その中から家賃、国民年金、健康保険、住民税、源泉税、光熱費、食費を払って可処分所得は10万円くらいでしょうか。
この人に10000円支給されると、可処分所得が1割増えますので遊興費としてぱ~っと使ったり、飲み代に回したり、何らかの消費活動に回す可能性が高いです。
しかし、一部の人は貯蓄に回してしまうかもしれません。
というわけで、10000円丸ごとではありませんが、それに近い経済効果があります。
ところが経済効果はこれだけではなく、10000円はどぶに捨てるのではなく、どこかで使うわけですから、どこかで10000円の売上が発生します。
もちろん10000円の売上を達成するためには、仕入れや人件費、設備の減価償却費等の経費が必要ですが、店主なり事業主にとって、経費を除いた分の収入が増えます。
この経費もどぶに捨てるわけではなく、同様にどこかの収入になります。
このようにして収入の増えた人は一部を貯蓄に回すかもしれませんが、貯蓄に回さなかった分は何らかの消費活動を行い、その消費によって潤ったひとも何らかの消費活動を行います。
これを経済学の用語では乗数効果と申します。
つまり、1万円増えても宵越しの金は持たないような層に支給したほうが大きな経済効果が見込めるわけです。
もっとも、私の収入とて、スーパーグレードヒッキー様の99999分の1にすぎません。
上には上がいるということです。