07/09/04 17:06:58 J0Nss43f
黒人の聖母マリア
ご存知の通り、ブラジルは元ポルトガルの植民地で、それ以外のラテンアメリカは全て元スペインの植民地
であって、ポルトガルの植民地とスペインの植民地の教会は当時のローマ法王が引いたものだとか。
ブラジルでは純粋な白人は私のいた1980年当時で20%前後、あとは黒人か黒人との混血。
黒人の混血の相手はポルトガル人が圧倒的で少数のインディオとの混血がいる。
わが同胞の日系人はたった1%で、ブラジルのいいかげんな統計上では誤差の範囲に入る。
サンパウロの町の中心はセントロと呼ばれていて、その中心に子供を抱いた黒人の聖母マリア像がある。
ポルトガル人のやった世界史に残る大発明に奴隷の養殖がある。始めはアフリカ(アンゴラとかカメルーン)
から屈強な若い男の奴隷を連れてきたが、魚の資源と同じで乱獲が祟って、もう奴隷に使えそうな奴隷が
いなくなってしまった。
そこで考え出されたのが奴隷の養殖で、若い女性を連れてきて種付けして養殖すると言うことを始めた。
始めはポルトガルで実験して本番は最大の奴隷の輸入国だったブラジルで行われた。
種付けをやるのは荘園の主の仕事で、喜んでやったのか仕事としてしぶしぶやったのかは知らない。
この結果やたらに混血が増えたと言われている。
1984~5年のブラジルが大変な不況の時に、ブラジルの悲劇はポルトガル人によって発見されたときから
始まったと言った人がいた。