08/06/28 04:31:54
これを見ていて思ったのが、
現在でもメキシコ湾などでは、ハリケーンの季節の後は、
アメリカの農家が使った肥料がミシシッピ川に流れ出し、
富栄養化が進んで、緑色の海となり、30mより深くなると生物のいない海となっている。
東シナ海でも中国の農業の肥料が流れ出し、
大量のエチゼンクラゲを生む結果となっている。
生物を育てている肥料のもととなっている窒素は、通常細菌などの微生物によってなされるが、
畑作地につかう窒素固定肥料は人口的な工業プロセスで作られたもので、
現在では地球の生態系において最大の窒素固定源となっている。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
つまり無理やりたくさんの植物が育つように人間がしているのであるが、
それでも大気中のCO2固定はおいつかず、発生量のほうが上回っており温暖化が進んでいるのである。
そこで思ったのだけど、外洋に植物プランクトンが大量に発生させるような地域を作ったらどうだろうか?
陸地から遠い外洋は、リンや窒素などの養分が少なく、海の砂漠とよばれるような生物の空白地帯である。
ここに人工的に作ったリンや硝酸や窒素肥料を海面から30m以内のあたりに配置できれば、
大量の植物プランクトンを発生させられ、
CO2固定源としてだけでなく、海産物を育てるゆりかごともなり、一石二鳥ではないかと思ったのである。