08/02/14 19:33:52
連投すんまそん。>>26補足。
似た実験として、海洋プランクトンを用いたものもある。有名な実験だから、聞いたことがある人多いかも。
普通、植物プランクトンは、海水中の窒素やリンを消費しつくすまで増え続ける。
でも、南極海・東太平洋・アラスカ湾では窒素やリンは余っている。なぜか?
調べてみると、これら3海域では、鉄イオン濃度が他の海域より低い傾向にあった。
そこで、船から硫酸鉄を数百kg散布して観察すると、
プランクトンは20倍に増加し、海水のCO2分圧は20%低下し、
海水から大気へのCO2移動量は60%減少した、のだそうだ。
海洋と陸の違いがあるとはいえ、栄養塩が成長の制限因子になるという、よい例じゃないかな。