08/02/08 19:31:05
>>906
そこに突っ込むにはさ、例えば太平洋の真中とか、
北極点とかおおよそ人為的影響からかけ離れた定点観測値って公表されてるのかな?
あればリンク見たいな。
あればザマーミロ!といえるのにな。
907:中山車体
08/02/08 20:07:39
>>904 1945ー1975は寒冷でしたが?
908:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/08 20:20:49
なんかいろいろ書きたいことはあるが、まずは水蒸気から。
>>893, >>896
>それから水蒸気の効果は短時間で終わるというけど、どうして?
過剰な水蒸気はすぐに凝結しちゃうからだな。
たとえばカメを飼う場合のような水面と陸地のある水槽にフタをして
ほっとくと、そのうち水槽の中の水蒸気その温度における飽和水蒸気圧で
平衡する。何らかの手段で蒸発量を増やしても、飽和を超えた分は
ガラスやフタに結露するだけだよな。
もちろん実際の地球では、たとえば大陸の真ん中では湿度が低いように
水蒸気は偏在している。でも大気中の総量は対流圏の平均温度に
よって決まるから、人為的に水蒸気が増えた状態を作りだすことは
できないと。
それでもって後段の地球放射の遮蔽については、もちろん効果はある。
だけど、晴れた夜の放射冷却はせいぜい数十W/m^2なのに対して、
日射の方は1kW/m^2にも達するから、たとえ地球放射がすべて雲に
さえぎられたとしても、雲がない状態よりも暖かくなることはない。
ちなみに、地表と雲との放射収支は、地表温度(たとえば290K)と、
雲底(たとえば260K)との間の単純な収支だから、難しく再放射の
ようなことは考えなくてもいいよ。
で、宇宙背景輻射は3Kだから、もちろん雲があれば暖かい。
だけど、その暖かさよりも晴れた昼間の日なたぼっこの方が暖かいのだ。
909:原田 ◆HARADcukL2
08/02/08 20:28:53
デヴの発熱は異常
910:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/08 20:46:54
次はヒートアイランド(というかその中の人工廃熱)の話。
>>891,>>895
地球全体の熱収支に対する大きさの問題だよね。
東京が発する熱量は2.5×10^10W(=25GW)。たしかにでかいけど、
地球が太陽から受けている熱量は1.74×10^14Wだからまったく違う。
東京並みの巨大都市が100個あつまっても、太陽定数の変動量(0.1%)
よりも一桁小さい。
URLリンク(www.asahi-net.or.jp) には、積算量での
比較が載っている。
2000年に全世界が1年間に消費したエネルギーは1.57×10^19Jで、
これは地球が1分40秒間に受け取る太陽エネルギーと同じらしいw
となると、「人間活動がそんなに微々たるものなら、そもそも温暖化など
起こせるはずがない」とか思っちゃうよな。
そこでちょいと例を挙げると、むかし、イネの冷害が多発していたころに
「蒸発抑制剤」という画期的な発明があった。シリコンオイルのような
ただの油なんだが、これをちょこっと水田に入れると水面に薄い膜状に
広がって、水面蒸発をさせないようにする。すると気化熱が奪われないので
水温は数℃高く保たれる、という仕組み。もし同じ量の油を燃やした熱で
水を温めようとしても全然無理だろう。
つまり人工廃熱そのもので地球を暖めることはむりだけど、うまいこと
(というか、まずいこと)自然の仕組みにハマってしまえば、大きな
変化が引き起こされるのだ。
911:同定不能さん
08/02/08 23:39:12
>>901
アラブの国では海水から飲み水作ってますよね
お金が余ってるからできるんですが
>>904
火山が大噴火したら、二酸化炭素排出が減ってるわけでもないのに(火山からも出るのに)
大気の二酸化炭素濃度が横ばいだったりするのは謎です
912:同定不能さん
08/02/08 23:54:06
>>912
単純比較はできないよ
どんなメカニズムかまだわからないし
本当に再現性のある現象かもわからない
913:同定不能さん
08/02/09 00:07:46
>>910
水蒸気がすぐ凝結するって、おかしくないか??
大気の湿度が常に0%なんてありえんだろ。だいたい60%くらいは平均してある。
二酸化炭素の1000倍位だぞ。
914:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/09 00:19:51
>>915
「過剰な水蒸気は」、「飽和を超えた分は」と書いとるやん。
大気中の水蒸気量を増やすためには、大気の温度を
上げるしかない。しかし人工廃熱には直接大気を暖めるほどの
量はない、というのが>>912の趣旨。
ついでに言うと、60%とかいうのは相対湿度だぞ。
飽和水蒸気圧に対する比。
915:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/09 00:45:32
>>913の後半
これは日傘効果で気温が下がって、海面温度が下がって
大気とのCO2フラックスバランスが吸収側にシフトしたことや、
地温低下で土壌呼吸量が減ったことなんかが原因かと。
割合的にどっちがどうか知らんけど。
916:同定不能さん
08/02/09 01:24:02
>>917
吸収はもちろん海にでありますよね?
光合成はむしろ下がる気がしますから…
917:中山車体
08/02/09 07:09:01
断言しておくが、
1、温暖化は、本来地球平均気温マイナス18度を
実際温度プラス15度にしておる。大気ガスによるところである。
そのガスだが、co2ー400PPM以下・メタン増えずその他ガスで1度ほどしか気温アップしていない。
残りの三十二度アップ分は、水蒸気2%が占めている。
水蒸気が変化する雲量によって温暖時期〈1920ー1945と現在〉するか、寒冷時期〈1945ー1975〉だったかどうかになるが、
雲の量は、太陽黒点増大→電磁波増大→宇宙線吹き飛ぶ→雲が出来にくい→温暖化というのが
歴史的にリンクする核心で本質で主体的な温暖化の要因である。
おそらく黒点が少なくなれば1945ー1975時代の寒冷期になるであろう。
co2神話は、日本から金を吸い出す為の神話でしかない。オゾンホール ダイオキシン 捕鯨反対 べとちゃん これらはウソばかりである。
918:同定不能さん
08/02/09 08:03:32
>>910
水槽に例える場合、ある程度断熱された水槽だと考えないといけませんね。
水蒸気を増やすという事は潜熱を増やしたという事。
水の気化熱は580kcal/kgもあります。
5倍以上の水を0℃から100℃に持ち上げられるくらいあるわけです。
ですから周囲を再度暖める事になります。
放射冷却は昼も夜も関係なく地表温により決まります。 気温15℃なら390W/㎡です
数十W/㎡というのは何かの間違いでしょう。
雲のアルベドが70%なら 273W/㎡が反射されてきます。
雲は小さな水滴ですから吸収+放射ではなく、直接反射します。
919:同定不能さん
08/02/09 08:07:54
>>912
地球全体で比較するとそうなりますが、
東京で使ったエネルギーはまず東京を温めます。
日本の上で使ったエネルギーはまず日本を暖めます。
冬場に道路や屋根の雪かきをすれば、アルベドが極端に違いますから
これもその地域を暖めます。
また雪かきをして汚れた雪は新雪よりアルベドが低いですね。
温度計のある場所は人が住んでいますから、
その周囲で当然エネルギーが使われますし、雪かきもされます。
その効果は計測されてる筈ですよね?
920:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/09 09:04:57
>>920の前段
もちろん水槽の中の水面で蒸発を増やそうそとしたら、
何かしらの熱源がいるよね。この熱源に熱をもらって蒸発した
水蒸気が凝結するときに同量の潜熱を放出する。その一部は
大気を暖めるのにも使われるけど、大半は雲頂から宇宙に放射されていると。
で、もし仮に全量が大気加熱に使われるとしてもその効果は
太陽放射に比べたら桁違いに小さい、というのが>>912
>>920の後段
これは申し訳ないっす。上向き長波放射と下向き長波放射との
放射収支(正味放射)のつもりで書いておりました。地上から出る
上向き放射についてはおっしゃる通り。
この部分については
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
の「2.3 雲があるときは冷却が小さいのはなぜか?」がわかりやすいかと。
なお、水は長波放射をほとんど反射しないよ。その他の物質も
短波放射のアルベドみたいにじゃんじゃん反射はしない。
だから遠赤外線でイモを焼くと中までホクホクなのだ。
921:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/09 09:24:11
>>921
そういうヒートアイランド現象が存在することを否定している人は
いないんじゃないかな。だけど、その効果は局所的なものだから、
全球の変動とは分けて考えなくちゃいけないと。
ついでに言うと、温暖化のような長期トレンドを検出するためには、
ヒートアイランドの影響が少ないと思われる地点を選んで
使っている。日本の場合は17地点。
URLリンク(www.data.kishou.go.jp)
ちなみに>>922で引用した近藤先生は、その17地点についても
都市化の影響を除去できていないんじゃないかとおっしゃってるな。
街の近くにある測候所よりも、農業試験場のようなところの長期データの
方が信用できそうらしい。
922:同定不能さん
08/02/09 09:42:53
>>922
上空に行くほど、気温が下がるから相対湿度が大きくなり雲が出来る。
水滴が出来た時の 熱は 2256.7 J/g
その水滴の位置エネルギーは 100メートルで 1J/g
3千メートルの高さなら 30J/g
残りの半分が宇宙に逃げるという考えだよね?
でも、熱が宇宙に逃げるには放射冷却で逃げる事になる。
これは温度だけで決まる。
この温度は太陽からの入射と釣り合う温度 -19℃らしい。
(273-19)^4*5.67E-8 = 236W/㎡
地表を15℃ 100メートルで約0.6度下がるから、3千メートルに雲が出来れば-3℃
(273-3)^4*5.67E-8 =301W/㎡ で放射するから 65W分余分に冷えるというわけだよね?
でも、3千メートルくらいだと、まだ温暖化ガスがある。65W分まるごと余分に冷える訳じゃない。
それに、雲の中で凝結した熱は、雲の中で蓄えられる。
923:同定不能さん
08/02/09 09:50:12
>>922
水が長波放射を反射するかどうかというのは意味が判らない。
雲はミー散乱する。 だから波長より水滴が大きいかどうかの問題。
雲の水滴の直径は、25ミクロン程度だから、25ミクロン以上の 遠赤外線をミー散乱させ
それより長い波長に対してはレイリー散乱させる。
だから、水蒸気よりズーっと広い波長を散乱出来るよ
924:婆 ◆HKZsYRUkck
08/02/09 10:20:33
>>924
たしかに、凝結潜熱のすべてが宇宙に放射されているわけじゃないよね。
どうもこの話は>>856あたりの「人為起源の水蒸気で気候が変わるか?」から
始まってるもんで、俺の話も力点の置き方が変になっとるな。
>>925
ううむ、俺の理解では長波はほとんど散乱されないはずなんだが…。
それに、仮に無視できないほど散乱するにしても、ミー散乱は
前方散乱が卓越するから、反射にはならんよね。
925:同定不能さん
08/02/09 10:24:12
結局、地球は宇宙から見れば-19℃ およそ240W/㎡を平均に放射してるのだから
これより高い温度を宇宙に見せなければ冷却した事にならない。
だから、5千メートルより低い所で出来た雲の頂上だけが冷却に参加出来る。
しかし、低い位置からだと大気の温暖化ガスの効果が働くので、そのままの温度が宇宙から見えるわけではない
だから、すぐに潜熱が捨てられるというのは正しいと思えない。
地上に雨として降ると、アルベドを下げ太陽光を吸収するが気化熱を奪うために地表温度は上がらない。
夕立が降るだけで-3℃も気温を下げる効果がある。
これは放射冷却にすれば15ワット分下げた事に相当する。
気温が下がっても、潜熱はたくわえられているので、この熱は地表を再度暖める事になる。
この連鎖は地上に雨として降る限りは何回も繰り返される。
CO2の場合は確かに長寿命だが、植物の光合成速度は1000ppm程度までは比例する。
排出速度が一定ならフィードバックが働く。さらにホントに気温が上がっているのなら
気温にも植物の成長速度は比例するのでCO2固定速度は上がっている筈だ。
過去にも火山の爆発など、短期間に大規模にCO2が供給された筈だがデータにそれが残ってないと
いう事は十分に植物のフィードバック機構が働いているのだろう。
もし、火山等でCO2が供給されていないなら、泥炭が作られ続けているのだからCO2濃度は
ズーっと低くなっている筈だ。
926:同定不能さん
08/02/09 10:31:00
>>926
反射にならないといっても
実際に宇宙から見ても雲は白く映ってるでしょ?
これは結果として太陽光を反射してるわけでしょ?
ミー散乱なら、粒子径が波長より大きいかどうかだけの問題だから
その粒子径より赤外線の波長が長いかどうかだけの問題。
波長が30ミクロンより短いもの全部と
1ミクロンから30ミクロンの波長のエネルギーを比べたら、後者が30倍もあるわけで
波長が極端に長い所は無視してもいいでしょ?