07/01/12 21:36:39
気象庁などは12日、硫黄島(東京都小笠原村)が昨年11月中旬から約6週間に、最高で二十数センチ隆起したと発表した。
火山活動に伴うもので、同庁は「小規模な水蒸気爆発が発生する可能性がある」としている。
国土地理院や防災科学技術研究所などは昨年11月11日と同12月27日の2回、陸域観測技術衛星「だいち」の合成開口
レーダーを使って、硫黄島を観測した。その結果、2回の観測の間に、硫黄島南東部で二十数センチ、中央部の元山一帯は20
センチ程度隆起していることが分かった。硫黄島は過去数百年の間、平均で年間約25センチのスピードで隆起しているが、今
回はわずか約6週間で年間隆起量に匹敵する急激な地殻変動を起こしたことになる。