09/11/03 17:00:39
私の仕事は警備員でした。
明らかな職業差別と偏見の中で、自分自身警備員という立場の弱い者が結集して
ひとつの力として実を結ぶ日を夢見て粉骨砕身十数年耐え忍んできましたが、私は残念にも仲間に裏切られました。
私には警備員が職業かどうかも疑問に感じていました。
悲しいかな警備員はお得意先の責任者が白いものでも黒といったら黒と答えるしかないのです。
警備員に物の真理とか事実なんか関係ないのです。
権力や金のある者のおこぼれをお情けで頂戴しているしがない稼業です。
警備員の社会的位置づけとして、丁度徳川時代の非人のようなものかもしれません。
いじめられるために存在する身分。早い話が社会の不満の捌け口と言ったところでしょう。
仕事はすべて力の強い者に従属した理不尽なものばかりです。雀の涙ほどのおこぼれを頂戴している召使や奴隷のようなものでしょう。