08/05/27 19:53:56 3nyDUkad
警察の緊急援助隊の現場出動で注目されたのは、2年前の福知山線の脱線事故だが、実はあの時、警察の救助隊員がとんでもない事故を起こしていた。救出活動をしている時、機材の扱いで信じられないミスをして隊員の一人が4指を落としていたのだ。
あまりに初歩的なミスに、警察も事実の公表をためらったのだろう。当時の新聞を見てもその情報は見当たらない。
その事故がきっかけで尼崎警察は、消防に指導を仰ぐようになった。だが、首都圏の警察は、消防に頼るのは沽券に関わるという縄張り意識から独自の訓練に留まっている。それは、自衛隊も同様で、独自のやり方だ。
救助が分かっている者であれば、まずは消防のレスキューが最前線に立ち、それを警察や自衛隊が支えるのが妥当、と考えるのが普通である。しかし、警察や自衛隊の救助隊には、残念ながらそういった謙虚な面は見られなかった。消防の一人が言っていた言葉が印象的だ。
「優太ちゃん救出を意識していますよね」
確かに、3年前の母子3人ががけ崩れの下敷きになった現場で救出に当たったレスキュー隊員たちの勇気ある行動は我々の心を打った。しかし、あのような見事な救出活動の裏には、日夜のたゆまぬ努力と多くの出動実績が隠されているのだ。一朝一夕でできるものではない。
それを分からずして「心を打つ活動」ができるはずはないのだ。
私が見た埼玉県警の“救助現場”では、最初はだらだらと雑談をしながら活動をしていたが、野次馬が増え、TVカメラが一台また一台と増える内に真剣さを増していった。そんなわざとらしが鼻に付き、私は瓦礫の下を確認することなくその現場を離れた。
警察は何をやっているんだ?
優太ちゃんを救出した消防のハイパーレスキューを意識して警察版ハイパーレスキューまで創設しやがって