03/02/05 22:36
2003年02月05日(水)
地震発生確率発表、信頼度ランクも 地震調査委員会
今後３０年以内の大地震発生確率などを地域別に順次発表している
政府の地震調査委員会は、発生確率の信頼度をランク付けして発表
する方針を決めた。５日、４段階に分ける案が報告された。
発生確率評価は基になるデータの質や量にばらつきがあり、信頼度
に差が生じる。自治体の防災担当者らから、どれくらい信じていいのか
目安が欲しい、との声が出ていた。
案をもとに試算したところ、今後３０年以内にマグニチュード（Ｍ）７．２
程度の地震が発生する確率が０～３％とされた富山県の砺波平野断層
帯の信頼度は４ランクの最上位、Ｍ７．５程度の発生確率が０．５％以下
とされた鈴鹿東縁断層帯は最下位になった。南海地震や東南海地震は
いずれも最上位だ。
津村建四朗委員長は「信頼性や確率が低いから防災対策をしなくて
いいということではない。どのように情報を出すべきか委員会でさらに
検討する」という。