02/08/20 19:25
地震予知連絡会(会長・大竹政和東北大教授)は十九日、都内で開いた定
例会で、浜名湖周辺で観測されている微少な地殻変動が「加速していない
が、いまだに続いている」(国土地理院)ことを確認した。
プレート境界がずるずると滑る「スロースリップ」(サイレント地震)と呼ばれる
現象で、大竹会長は「(過去に)マグニチュード7クラスの地震が連発したエリ
アであり、注意していく必要がある」と述べた。
また、海洋科学技術センター(横浜市)内にある世界最高速のスーパーコン
ピューター「地球シミュレーター」を活用し、大規模地震の地殻変動をモデル化
する技術の開発にめどが立ったと報告された。大地震発生の確率を天気予
報のように数値化して示すことが期待できるという。