06/10/15 01:15:07 2B+04qZX
シミュレーションも行ったので,今回は自信を持って言うことが出来ます.
伝送路の特性インピーダンスと同じ値の純抵抗で受信端を終端した場合,
予想通り,受信端での反射が起きず,何らの後進波も生じませんでした.
この場合,予想通り,信号源出力と送信端間の直列抵抗を入れなくとも
結果は良好で,後進波は全く生じませんでした.この場合,これもまた
予想通り,信号源の電圧をそのまま受信端へ伝えられました.
信号源出力と送信端間に直列抵抗を入れた場合,受信端に伝達された電圧
振幅は予想通り半分になってしまいました.
そして,受信端の終端抵抗の値を特性インピーダンス以外にした場合にどう
なるかを調べても完全に予想通りで,受信端では必ず反射が起きます.
受信端で反射が起きても,送信端に直列抵抗がある場合は,送信端での二次的
な反射がおきませんでした.その結果,反射の往復は起きませんでした.これ
は,受信端で生じた反射波が送信端に届いたとき,信号源が上手く反射波を吸
い取るような効果があるためです.これが送信端の直列抵抗役割だと予想して
いましたが,その通りの結果となったと言うことです.
受信端の終端抵抗を整合させず,送信端にも直列抵抗がない場合は,予想通り,
反射波が送信端と受信端の間を何度も往復しました.受信端での電圧波形は,
伝送路を往復する時間が経過すると,正確に上乗せされていくような波形に
なりました.