アナログ高周波回路、設計担当課 第2部署at DENKI
アナログ高周波回路、設計担当課 第2部署 - 暇つぶし2ch117:113
06/10/12 17:53:15 8plmXpIY
>>114
レス>>112を見てませんでした。申し訳ない。
送信側の直列抵抗の役割は>>112の、受信端の反射が再度反射して行くのを防ぐ、です。
ノイズは関係ありません。因果関係をまとめると

定在波が立つ程長距離を伝送する(周波数が高くなれば電気長が長くなる)
 →インピーダンスマッチングをして定在波が立たないようにする必要がある
  →送電端はOPアンプ出力に直列に抵抗入れてマッチング取ればOK、受電端は対GNDで抵抗入れて
    おけば良いのだ! (OPアンプが高入力インピーダンス/低出力インピーダンスだから)

で、OPアンプのマッチング回路としては、直列に75Ωとか47Ωを入れるのが一番簡単なのです。
トランス等を使う手もありますが、スイング電圧が充分取れるのであれば、コストパフォーマンスは
抵抗を入れるのが抜群によいのでみんなそうしてる、ってことです。

帰還量をうまくコントロールしたICだと、出力インピーダンスが直列抵抗無しで50Ωになっている
ものもありますが、これらは回路方式がOPアンプとは抜本的に違っています。多くの場合利得も
低いですし、温度変化も大きいし、f特もフラットネスで見ると良くないし…でもOPアンプよりずっと
高い周波数まで使えるので棲み分けしています。



>>115
OPアンプは出力段がSEPP、対してRFアンプICは出力段がエミッタ接地と回路からしてかなり違います。
そもそもOPアンプは負帰還をかけて利得をある程度自由に設定できますが、RF ICでは利得固定の方が
多いですし。さらにOPアンプを使うケースでは数kHz以下から数十MHzをフラットに増幅することが求め
られるのに比べたら、M57xxなんかは非常に狭い帯域しか増幅できませんね。

狭帯域ならLCで(=マイクロストリップラインで)ロスレスでマッチングが取れるのですが、広帯域となると
ディストリビュートアンプになってしまい、消費電力の割に利得が低いので問題になるかな、と。小信号なら
帰還量をコントロールするとマッチングが取れますね。

昔の本を見てみると、ビデオアンプとしてディスクリートTrを使った直結アンプやら差動増幅入力アンプを
組んでいた時代があったらしいのですが(その頃はまだ学生だったような気が)、今はOPアンプで割と
手軽に出来るのですから…と偉そうに言いつつビデオアンプは作ったこと無いなぁ

|.。oO(44あたりでは迂闊なことを言って自爆したけど今回は大丈夫だろう…)


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