06/10/21 08:56:21 E49zXJbU
「はやぶさ2にもミネルバを載せますか?」との質問に
「2台載せます」との返事。RWは4つにするとか。
うまく行かなかったプロジェクトの責任者の方は長生き出来ない事が多い…
國中先生の話
太陽から離れて、太陽電池からの電力低下に伴ってイオンエンジンの運用を変化
させた。3台運用で徐々に出力を下げ、次に2台運用に切り替えた。
地球にデータを送信する時はイオンエンジンを停止していた?※電力の関係?
ここ記憶が不鮮明です。すいません※
運用はシフト勤務で行った。当直の班が次の班ではやぶさに送るシーケンスコマ
ンドを組んで引き渡していた。
イオンエンジンの運用時間が伸びるにつれ、節目節目でシールを作って管制室
背後の窓ガラスに貼っていった。シールの絵柄は宇宙戦艦ヤ○トの後姿にそっくり
だが國中先生は断じてヤ○トでは無いと主張。メインエンジンはイオンエンジン
で補助エンジンは中和器との事。
ケミカルスラスタ用燃料タンクの爆発後の話。スピンの回転数は減ってきたがゼロ
になって在らぬ方向を向かれても困る、との事で川口先生に無理矢理呼び出されて
「イオンエンジンでなんとかしろ」との命令を受ける。急遽スタッフを呼び集めて
色々検討した結果、中和器から生キセノンガスを噴射すれば、はやぶさの重心に対
するモーメントアームを長くとれるので姿勢制御に使えそうだと言う事で解決した。
来年2月頃から帰還オペレーションが始まる※ここ記憶不鮮明です
キセノンはまだかなり残ってるので問題ない。客席からの「積み過ぎたんじゃないで
すか?」との声には、我々はスペースがあったら極力燃料タンク用に確保する様にし
ている、との事。
國中先生は、衛星・探査機はオール電化(RW+イオンエンジン)で運用可能と主張され
ていたそうで、今回の帰還オペレーションは図らずもそれを試す機会になってしまっ
た。大変だが楽しみにしているとの事。