06/10/01 18:48:34 381AohKc
答えは距離にあります。恒星までの距離は、近くても数光年です。遠ければうーん、数千光年かな?
肉眼で見える星に限ります。これくらい遠いと、光は届いていても、光源は点でしかありません。
この「点」が大気の流れのせいで、ゆらげば、点光源自体が、あちこち飛ぶわけです。
上行ったり、右行ったり、下いったり、左行ったり。この無秩序な見かけの瞬間移動が、
チカチカに感ぜられるのです。
惑星は太陽系内にあって、恒星と比べれば、問題にならないくらい近いです。
そして、肉眼でも、幅をもった球体として見えています。点ではないわけです。
この球体の揺らぎは、望遠鏡で見れば分かりますが、全体がゆうらゆうらと揺らぐくらいです。
つまり、点があちこちぶっ飛ぶのに比べたら、比率的に小さな動きです。
これでは、チカチカにはならないし、望遠鏡で見えるゆらぎ自体、肉眼では見えません。
大気によって恒星が移動して見える様子が、NASAの7月25日付けの
「Astronomy picture of the day(今日の映像)」で紹介されています。
URLリンク(antwrp.gsfc.nasa.gov)
2000 July 25 「Why stars twinkle ?(星はなぜ瞬くの?)」というタイトルです。