06/08/20 20:40:22 DzDAvtQ/
>>227
飛行機雲のうち、すぐに消えてしまうものと、すぐには消えてしまわないものがありますが、
それは上空の大気の湿度によるものです。湿度が高ければすぐには消えませんが、
湿度が低い場合はすぐに消えてしまいます。
飛行機が通る航路は限定されている(自由にどこを飛べるというわけではなく、電波標識
のある場所を多くの飛行機がいろいろな方向に飛ぶケースがある)ので、上空の湿度が
高くて、飛行機雲が消えにくい状況であれば、複数の飛行機雲が色々な方向に描かれて
見えることはありえます。
また、飛行機雲に良く似た自然にできる巻雲(飛行機雲も観測では巻き雲に分類される)
自体も、高度によって交差することがあるので、この状態でさらに飛行機雲ができれば、
ケムトレイルとオカルト信奉者が呼ぶような状況は簡単にできてしまいます。
また、ケムトレイルは消えにくいということを書いてある場合がありますが、これは
飛行機雲と天然の巻雲を見て、すぐに消える飛行機雲とすぐに消えない巻雲を
勝手に混同しているものと思われます。
世界中で気象観測がされていますが、ケムトレイルという現象が問題になったことは
聞いたことがありません。プロが常に正しいとは申しませんが、ケムトレイルと呼称
される事柄について、上記のように存在の根拠が乏しいことをご理解していただければ
幸いですが、何事も『ない』ということを証明するのは難しいので、オカルト主義者に
なりたければ、ケムトレイルという存在を信じられるのは自由です。