06/04/23 22:09:36 BSKmIix+
はやぶさ(MUSES-C)は2003年5月9日M-Vロケット5号機で打ち上げられた、日本の工学実験探査機です。
はやぶさはイオンエンジンを用いて小惑星イトカワへと飛行し、2005年9月に到着しました。約3ヶ月間表面の観測や岩石採取を行った後、小惑星を離れ2010年に地球に帰還します。
この探査機は世界初の小惑星サンプルリターン、イオンエンジン、小惑星への軟着陸、地表の撮影等、野心的な試みに満ちています。
なお、MUSES-Cはあくまでも工学実験探査機です。宇宙探査機の開発を行う場合、
1、構想・開発・設計
2、構想・開発・設計が正しいか確認するための工学実験探査機(試験機)
3、2に基づき改良された理学探査機(本番)
という順序をたどり、今回の「はやぶさ」はあくまでも試験機です。
サンプル採取の成功・失敗ははやぶさにとり重要ではありますが、はやぶさは惑星探査のための様々な技術を検証することが目的です。 はやぶさ自体の成功・失敗には直結しません。
具体的にはここらを参照してください。
URLリンク(www.isas.ac.jp)
「はやぶさ」をここまで運用してきたノウハウは、今後の理学探査機に生かされることでしょう。
では、世界に誇る小惑星探査機はやぶさを大いに語ろうではないか。