05/11/26 09:15:35 mQ3lCJng
いまや、運用チームとはやぶさの奮闘ぶりは海外でも大きな注目を
浴びている。信じられない低予算で、研究者の不眠不休のがんばり
は、われわれ2チャンネラーにも夢をあたえている。
日本の宇宙開発初の大ホームラン「はやぶさ」ミッションについて
大いに語りませう。
はやぶさ(MUSES-C)は2003年5月9日M-Vロケット5号機で打ち上げられた、日本の工学実験探査機です。
これは小惑星イトカワへと飛行し、2005年9月に到着。約3ヶ月間観測や採取を行った後、小惑星を離れ、
2007年夏に地球に帰還します。この探査機は世界初の小惑星サンプルリターン、イオンエンジン、小惑星
への軟着陸、地表の撮影等、野心的な試みに満ちています。
本日現在、イトカワの観測を行い、1回目の軟着陸を試みたものの成否は不明なです。順調に行けば25日に
2回目の軟着陸を試す予定になっています。
なお、MUSES-Cはあくまでも工学実験探査機です。宇宙探査機の開発を行う場合、
1、構想・開発・設計
2、構想・開発・設計が正しいか確認するための工学実験探査機(試験機)
3、2に基づき改良された理学探査機(本番)
という順序をたどり、今回の「はやぶさ」はあくまでも試験機です。
サンプル採取の成功・失敗ははやぶさにとり重要ではありますが、はやぶさは惑星探査のための様々な技術を
検証することが目的です。 はやぶさ自体の成功・失敗には直結しません。具体的にはここらを参照してください。
URLリンク(www.isas.ac.jp)
「はやぶさ」をここまで運用してきたノウハウは、今後の理学探査機に生かされることでしょう。
では、世界が誇る小惑星探査機はやぶさを大いに語ろうではないか。