06/01/18 23:55:50 zsiB7JRU
私が反射望遠鏡の光軸調整に関して理解いていること(Cloudy Nights Forum による)。
1.反射望遠鏡の光軸調整とは、主鏡の光軸とアイピースの光軸を一致させること。
アイピースを使ったままでは光軸調整ができないのでフォーカサーの光軸で代用する。
2.レーザー光は、フォーカサーの光軸を表すのに非常に便利。よって斜鏡のチルトを調整してフォーカサーの光軸を主鏡の中心点に合わせるのに便利(レーザー光を
見ながら調整できる)。
3.主鏡の光軸をフォーカサーの光軸に合わせるのにレーザー光の主鏡での反射
を利用しているが、レーザー光が主鏡の中心を完璧に照射すれば(誤差ゼロ)可能だが実際には困難。たとえばフォーカサーをガタガタ揺すると主鏡で反射した
レーザー光がコリメータのところでふらふら揺れるけれど主鏡の中心は静止した
ままなのだからレーザー光は主鏡の光軸を表してはいない。
4.主鏡の光軸をフォーカサーの光軸に合わせるのには、Chesire アイピースを
使うか、Barlowed laser 法がよい。(バローを使った場合にフォーカサーを揺すってもレーザー(反射)光は揺れるけれど主鏡の中心マークのシルエットは揺れない。
この場合主鏡の中心マークのシルエットが主鏡の光軸を表してる)。
5.レーザーを使って主鏡を調整しても星像テストで光軸が合っていないのは、
たいていの場合上記の3.の理由による。(レーザーの反射光(ドット)が
コリメータの中心にくるように主鏡を調整すればミスコリメートになる)。
完全に光軸調整できているのに星像テストで光軸が合っていない場合は、
中心マークが主鏡の中心にない可能性がある。
「レーザーコリメータは、斜鏡のチルト(フォーカサー)の調整に(のみ)使用すると
よい」というのが Cloudy Nights Forum の反射スレでの常識のようです。
以上、長文失礼。