06/09/29 21:00:10 zA2+BnAq
第二次大戦当時の、『 魚雷 』では、圧搾(圧縮)空気のみをエネルギー源として動く、
【 冷走魚雷 】と、灯油などの燃料で圧搾空気を加熱して動かす、【 熱走魚雷 】とが、
有ったそうな。
その熱走魚雷の中には、単に空気を熱するだけの【 乾式 】と、内部に水を吹き込み、
蒸気を作り出す方式があり、これは【 湿式 】と呼ばれていたらしい。
加熱する方式では、例え空気の膨張により「シリンダー内部が低温」になったとしても、
結果的に加熱してしまうわけだから、なんらの問題も起こらないと思える。
しかし加熱しない方は、次第に温度が下がるので、「魚雷の場合はどうしたのか?」を、
少し調べて見たところ、この方式の射程(航続)距離は、次に示すウエブページの記事
からも判るように、わずか【 1000m弱 】と、大変短いものであることが、今回判明した。
まあこの程度の距離ならば、凍り付く前に船舶に激突し終え、その兵器としての役目も、
十分に達成されるので、当時としては、このような機関でも十分実用的だったのだろう。