04/10/11 19:11:40 75ThA+oL
今般、関東甲信地方において、
夕方予報で予報が適中してないことについては、素直に謝るしかないです。
現状ですが、、、官僚的な言葉になってしまい申し訳ありません……
地域性の強い細かなスケールとして、
気象庁は約１０ｋｍメッシュの非静力メソモデルの運用が始まりましたが、
側面境界値は、ＲＳＭ（やや粗いアジア域モデル）をもらい、
さらにＲＳＭはＧＳＭ（全球モデル）の側面境界値をもらいます。
また、初期値を形成する４次元変分法については、
まだ、静力近似を使わざるを得ない状況です。
今後は、セミラグランジュ法を用いた高速化手法を用い、
全球モデルをＲＳＭレベルの解像度にすること、そして４次元変分法の採用、
並びに海と大気の熱収支をきちんと計算すること、
及びメソモデルの非静力での４次元データ同化の実用化・高解像度化が、
数値予報では（中期的な）課題となります。
当然のことながら、天気予報は国民の皆様の血税で運用しております。
上記に挙げた課題は、困難なところもありますが、
実現に向けて努力します。
また日々の天気予報についても、現ガイダンスのアルゴリズムの調整などで、
改善の余地があります。これも今までの事例を踏まえ、改善に努力します。
（予検できちんとやるべきかと個人的に思う）