04/09/25 00:15:05
既出だったらスマソ。
正の数 a,b,c に対して、次の不等式を示せ。
1/{a(1+b)} + 1/{b(1+c)} + 1/{c(1+a)} ≧ 3/(1+abc)
408:132人目の素数さん
04/09/25 17:28:13
∑[k=1→n]1/2^k<(n/(2^n))∑[k=0→n](nCk)/(2k+1)を証明せよ
ムズ
409:132人目の素数さん
04/09/26 02:15:02
>400
降参です。
模範解答を教えて下さい。
410:132人目の素数さん
04/09/26 08:35:46
>>400
相加相乗つかうだけじゃないの?
以下1以上の整数nと整数1≦r≦nを固定する。
D={(di)∈Z^n | diは非負実数}、d∈Dと不定元X1・・・Xnに対し
X^d=Π[i=1,n]Xi^diと書く。Πr={(πi) | π1≧π2≧・・・は非負整数列で∑πi=r}、
π∈Πに対しd(π)=(π1,π2,・・・πn)とする。
n次対称群G=SnをDに自然に作用させてG(d)={σ|σ(d)=d}とさだめる。以下をしめせばよい。
----
またπ∈ΠにたいしてS(π)=∑[σ∈G]X^(σ(d(π)))とする。このとき任意の正の実数の
組(x1,・・・xn)にたいしてS(π)(x1,・・・,xn)≧(n!/C[n,r])Sr(x1,・・・,xn)、等号成立はπ1=π2=・・・πr=1のとき
またはx1=x2=・・・=xnのとき。
(証明)d0=(1,1,・・・,1,0,・・・0,)(最初のr個が1である多重次数)とおく。
このとき相加相乗平均の関係式より
(1/r)∑[σ∈<(1,2,3,・・・,r)>]x^{σ(d(π))}≧(Π[σ∈<(1,2,3,・・・,r)>]x^{σ(d(π))})^(1/r)=x^d0
∴∑[σ∈<(1,2,3,・・・,r)>]x^{σ(d(π))}≧rx^d0
∴∑[τ∈G,σ∈<(1,2,3,・・・,r)>]x^{τσ(d(π))}≧r∑[τ∈G]x^τ(d(0))
等号成立は主張の等号成立条件が成立するとき。左辺はrS(π)
であり右辺は(n!/C[n,r])Sr(x1,・・・,xn)。
411:132人目の素数さん
04/09/27 08:33:20
>408
右辺 = {n/(2^n)}Σ[k=0,n] C[n,k]/(2k+1)
= ∫_[x=0,1] {n/(2^n)}Σ[k=0→n] C[n,k] x^(2k) dx
= ∫_[x=0,1] n{(1+x^2)/2}^n dx
> ∫_[x=0,1] n{(1+x^2)/2}^(n-1) xdx
= ∫_[u=1/2,1] n{u^(n-1)} du
= [u^n](u:1/2→1)
= 1-(1/2)^n
= Σ[k=1→n] 1/(2^k)
= 左辺.
ここに u=(1+x^2)/2 ≧x, du=xdx.
ぬるぽ
412:132人目の素数さん
04/09/27 22:15:18
>>411
すばらしいね。
うまく最後まで持っていくところは感銘を覚える。
ぬるぽ
413:132人目の素数さん
04/09/28 20:31:01
分かスレ187にありますた。
459 :132人目の素数さん :04/09/28 18:22:22
(前略)
0<b+c,0<c+a,0<c<a+bならば,1/(a+b) < 1/(b+c) + 1/(c+a)
の証明を教えてください.
スレリンク(math板:459番),460
414:132人目の素数さん
04/09/29 15:34:11
460 :132人目の素数さん :04/09/28 18:40:18
>>459
(a+b)(a+b+2c)-(b+c)(c+a)
= (a+b)^2 +2(a+b)c -(c^2) -(a+b)c-ab
= (a+b)^2 +(a+b)c -(c^2) -ab
= (a^2)+ab+(b^2) +c(a+b-c) > 0
(b+c)(c+a) < (a+b)(a+b+2c)
1/(a+b) < (a+b+2c)/{(b+c)(c+a)} = {1/(b+c)}+{1/(c+a)}
415:132人目の素数さん
04/09/29 15:42:57
不等式のコレクションがイパーイ!
(;´Д`)ハァハァ /lァ/lァ //ア//ア!!
a,b,c,d は実数。a^2+b^2≦1 のとき次を示せ。
(a^2+b^2-1)(c^2+d^2-1) ≦ (ab+cd-1)^2
416:132人目の素数さん
04/09/29 15:46:14
正の数 a_1,…,a_n が、
1/(a_1+1998) + … 1/(a_n+1998) = 1/1998
をみたすとき、次を示せ
{(a_1…a_n)^(1/n)}/(n-1) ≧ 1998
417:132人目の素数さん
04/09/29 15:49:33
正の数 a,b,c,d が abcd=1 をみたすとき、次を示せ。
(a^3+b^3+c^3+d^3) ≧ max{a+b+c+d, (1/a)+(1/b)+(1/c)+(1/d)}
418:132人目の素数さん
04/09/29 16:26:25
>415-417をたのもー
| _,.. -‐"/ ̄/ /|  ̄ l ヽ \~`"'ー、ノ たのも~♪
ケフ" / / ,.-'‐ ̄/ .i .i  ̄\- \ \ヾ
/ /.l l l .// / ./ l / ヾ iヽ i.\ たのも~♪
ノ | l l l Y /"¨''ヽ .i / ァ''"¨ヾ i イ゙i. リ
`ヽ r、 丶l i` レ | イ/"
\ ヽ ヽ """ iー'ーv' """ / '
ヽ ヾ- ゝ ._/ ./
/''"" \Y.': ∧∧ ∧∧ソ `"ヽ、
419:132人目の素数さん
04/09/29 22:45:45
>417
相加相乗の関係(Rべき)より、0≦r≦1 に対して
(1-r)・a^n + (r/3)(b^n +c^n +d^n) ≧ a^{n(1-r)}・(bcd)^(nr/3) = (abcd)^(nr/3)・a^s.
ここに、s=n(1-4r/3) とおいた。
文字変数を巡回的に入れ替えて加えると、
a^n +b^n +c^n +d^n ≧ (abcd)^(nr/3)・(a^s +b^s +c^s +d^s)
r=(3/4)(n-1)/n のとき s=1, r=(3/4)(n+1)/n のとき s=-1.
ぬるぽ
420:132人目の素数さん
04/09/29 23:19:08
>415
c^2+d^2≧1 のときは 左辺≦0≦右辺 より明らか。
c^2+d^2≦1 のときは、0 ≦ 1-a^2 -b^2 ≦ 1-2ab, 0 ≦ 1-c^2-d^2 ≦ 1-2cd より、
左辺 ≦ (1-2ab)(1-2cd) ≦ (1/4){(1-2ab)+(1-2cd)}^2 = (1-ab-cd)^2 = 右辺.
ぬるぽ
421:132人目の素数さん
04/09/29 23:37:05
神キタ━(゚∀゚)━!!!! いつもありがとうございます。
グッジョブ! __ ∩ ∩ _
-´─- 、\H- 、_,,,,......イヘへ、_/7'´_~二ニ
r==⊂エニ/__::_:::\:://ハ::::::::V´二二二
l /::/:::::::::::>::::::::::/::ゞ;l;::::::八コ⊃ /
l //::/:::/:::/::::::::::::/:i::l:::l::l:::::::::::!ヽ\
|/::/:::/:::/::/::/|:|:::::/|::|:::|::|!:l:::::::::::|::::l \
/|:/|::/:|:::|:::||::|_,!|/::::::!:||::j::|!::l::::::::::|::::::l_ノ
//.|! .!::|::|::|ゞ|V_i:|;、:::::::/jノjムノ|/!:::l:::::l:::::::l
// .|::|::|;;|/〇:゙li ゞノ fl〇::lト |::::j::::l_::::::|l
__ `ー-、 |::|::f^ヘ.ゞ:ノj {|ゞ::ノj !:::/:::j リ::∧! /
/ l \!:|:八! `¨´ rー-v、``¨´ l:::/::/ノ K´
,.- !、_. { //|:ト;:::::ゝ、. ! ノ _ノ:/!::/:|| |l
. j __ ) ゙i_// ゞf⌒ゞ=>_`_ニ - ェヱ:/〆し|| |l
. !  ̄).八::: ̄T''亠-く_冫 /:l ト//::::// _〕 |l
. l `¨ ) !:::::::::l、__ノ::::::〕, ,':::ゞ|/:::rー!/ <|| |l
\ ''´ノノ-l:::::::::::::::::::::::(_/└ー亠─┘ 丶、 ノ~\ |l
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422:132人目の素数さん
04/09/30 05:46:35
>415の類題
a,b,c,d は実数。a^2+b^2≦1 のとき次を示せ。
(a^2+b^2-1)(c^2+d^2-1) ≦ (ac+bd-1)^2
423:132人目の素数さん
04/09/30 11:59:31
>422
c^2 +d^2 ≧1 のときは 左辺≦0≦右辺 で明らか。
c^2 +d^2 ≦1 のときは、(a,b)=r↑, (c,d)=R↑, r↑・R↑= s とおくと
1-a^2-b^2=1-r^2, 1-c^2-d^2=1-R^2, 1-ac-bd =1-s, s≦min(rR,2-rR) で、
右辺-左辺 = (1-s)^2 - (1-r^2)(1-R^2) = (r-R)^2 + (rR-s)(2-rR-s) ≧0.
ぬるぽ
424:132人目の素数さん
04/09/30 22:16:33
>419
>相加相乗の関係(Rべき)
なんですか、それは?
425:132人目の素数さん
04/10/01 11:37:32
>416
a_k/1998 = x_k とおくと、Σ[k=1,n] 1/(1+x_k) - 1 = 0.
(1+x_1)(1+x_2)・・・・・(1+x_n) を掛けて通分すると
Σ[k=0,n] (n-k)S_k -Σ[k=0,n] S_k =0.
ここに、S_k は {x_1,x_2,・・・・,x_n} のk次の基本対称式,
相乗平均 (x_1・x_2・・・・・x_n)^(1/n) = (Sn)^(1/n) =u.
0 = Σ[k=0,n] (n-k-1)S_k
≧ Σ[k=0,n] (n-k-1)C[n,k]u^k (相加相乗平均)
= Σ[k=0,n] (n-k)C[n,k]u^k -Σ[k=0,n] C[n,k]u^k
= nΣ[k=0,n-1] C[n-1,k]u^k -Σ[k=0,n] C[n,k]u^k
= n{(1+u)^(n-1)} -(1+u)^n
= (n-1-u){(1+u)^(n-1)}.
∴ u/(n-1) ≧ 1.
ぬるぽ
426:419
04/10/01 16:56:12
>424
相加相乗の関係について
a,b,c,・・・・≧0, r,s,t,・・・・≧0, r + s + t + ・・・・・・ = 1 のとき
a・r + b・s + c・t + ・・・・・ ≧ (a^r)(b^s)(c^t)・・・・.
べき r,s,t,・・・・∈Q(有理数)の場合、通分すれば相加相乗平均に帰する。
べき r,s,t,・・・・∈R(実数)の場合は、連続性による。(やや面倒)
427:132人目の素数さん
04/10/01 21:30:22
>426
(;´Д`)ハァハァ /lァ/lァ //ア//ア!!
文献の紹介をキボンヌ。
428:426
04/10/02 01:36:26
>427
↓岩波数学辞典の付録の公式の不等式のところ。
a_1,a_2, ・・・・・ ,a_n≧0 のとき ・・・・・ また重みつき平均値について,
∑[ν=1,n] λ_ν・a_ν ≧ Π[ν=1,n] a_ν^λ_ν (∑[ν=1,n] λ_ν =1, λ_ν>0).
(略証)y=Ln(x) が上に凸であることからJensenの定理を使って導く。
ぬるぽ
429:426
04/10/02 02:02:12
y=exp(x) が下に凸であることから導いてもよい。
430:425
04/10/02 14:27:30
>416
a_k/1998 = x_k とおく。
【補題】(Klamkin,1974)
x_k>1 ⇒ ∑[k=1,n] 1/(1+x_k) ≧ n/(1+u), ただし u = (x_1・x_2・・・・・・x_n)^(1/n):相乗平均。
(略証)nに関する帰納法による。
x_kがすべて等しいときは明らかに成立するので、 u は x_n と x_{n-1} の間にあるとしてよい。
いま y_n =u, y_{n-1} =x_n・x_{n-1}/u とおくと 積は不変で、和は
x_{n-1} + x_n - y_{n-1} - y_n = (u-x_{n-1})(x_n-u)/u ≧0 だけ減少する。
∴ 1/(1+y_{n-1}) + 1/(1+y_n) ≦ 1/(1+x_{n-1}) + 1/(1+x_n).
{x_1 ・・・・ x_{n-2}, y_{n-1}}の n-1 個で考えると、相乗平均はu.
∴帰納法の仮定(n-1)により、
∑[k=1,n] 1/(1+x_k) ≧ {∑[k=1,n-2] 1/(1+x_k) + 1/(1+y_{n-1})} +1/(1+u)
≧ (n-1)/(1+u) + 1/(1+u)
= n/(1+u).
ぬるぽ
431:132人目の素数さん
04/10/02 20:07:46
(;´Д`) ハァハァ /lァ/lァ /lア/lア!!
参考文献をキボンヌ!
432:132人目の素数さん
04/10/02 20:29:35
(Klamkin's Inequality)
-1 < x,y,z < 1 のとき、
1/{(1-x)(1-y)(1-z)} + 1/{(1+x)(1+y)(1+z)} ≧ 2
433:132人目の素数さん
04/10/03 00:53:28
>432
相加相乗ハァハァと・・・
左辺 ≧ 2/√{(1-x^2)(1-y^2)(1-z^2)} ≧ 2.
ぬるぽ
434:132人目の素数さん
04/10/03 02:55:14
【問題】 正の数 a,b,cに対して、次式を証明せよ。
(1) \sqrt{(a^2b+b^2c+c^2a)(ab^2+bc^2+ca^2)}
≧ abc + \sqrt[3]{(a^3+abc)(b^3+abc)(c^3+abc)}
(2) \sqrt(a^4+b^4+c^4) + \sqrt(a^2b^2+b^2c^2+c^2a^2)
≧ \sqrt(a^3b+b^3c+c^3a) + \sqrt{(ab^3+bc^3+ca^3)
∧_∧
( ;´∀`) < 勃起しますた。 ハァハァ…
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
435:430
04/10/03 15:11:14
>416
(430の続き)
【補題】の条件を、 ∀(i≠j); x_i・x_j -1 >0 に緩めても成立する。
(略証) 1/(1+x_{n-1}) + 1/(1+x_n) = 1 - [x_{n-1}・x_n -1]/[1-(x_{n-1}+x_n)+x_{n-1}・x_n] は (x_{n-1}+x_n) について単調増加。
∴ 1/(1+y_{n-1}) + 1/(1+y_n) ≦ 1/(1+x_{n-1}) + 1/(1+x_n).
[416]では 1 > 1/(1+x_i) + 1/(1+x_j) = 1 - [x_i・x_j -1]/[(1+x_i)(1+x_j)] により x_i・x_j -1 >0.
>434
(2) 相加相乗とコーシーでハァハァと・・・・・
{√(a^4 +b^4 +c^4) + √[(ab)^2 +(bc)^2 +(ca)^2]}/2 ≧ {(a^4 +b^4 +c^4)[(ab)^2 +(bc)^2 +(ca)^2]}^(1/4) ≧ √(a^3・b +b^3・c +c^3・a)
{√(b^4 +c^4 +a^4) + √[(ab)^2 +(bc)^2 +(ca)^2]}/2 ≧ {(b^4 +c^4 +a^4)[(ab)^2 +(bc)^2 +(ca)^2]}^(1/4) ≧ √(a・b^3 +b・c^3 +c・a^3)
辺々たす。
ぬるぽ
436:387
04/10/03 16:08:07
>390
f(0)=0, 0≦g(x)≦1 ですが、f(x)≦1 は不要。
たとえば f(x)=arcsin(x) も可。
大関信雄・大関清太 共著:「不等式への招待」,近代科学社 (1987) p.62の定理
437:435
04/10/03 20:23:45
>434 (1) ハァハァ
右辺 = abc・{1+[(a^2 +bc)(b^2 +ca)(c^2 +ab)/(abc)^2]^(1/3)} ≡ abc(1+u).
左辺 = √{(abc)^2 +(a^2 +bc)(b^2 +ca)(c^2 +ab)} = abc・√{1+(u^3)}.
u^3 = 8 +{bc/(a^2)+(a^2)/bc -2} +{ca/(b^2)+(b^2)/ca -2} +{ab/(c^2)+(c^2)/ab -2} ≧ 8.
∴ u ≧ 2.
(左辺)^2 -(右辺)^2 = (abc)^2・{(1+u^3)-(1+u)^2} = (abc)^2・u(u+1)(u-2) ≧0.
∴ 左辺 ≧ 右辺.
ぬるぽ
438:132人目の素数さん
04/10/05 17:05:22
>430
>いま y_n =u, y_{n-1} =x_n・x_{n-1}/u とおくと 積は不変で、
(y_kの積)
= (x_kの積)^2/{x_1*x_2*u^(n-2)}
= (x_kの積)u^2/(x_1*x_2)
≠(x_kの積)
だと思うのですが…
439:430
04/10/05 18:21:05
>438
分かりにくくてすまそ。全部書けば、
y_k = x_k (1≦k≦n-2), y_{n-1} = x_{n-1}・x_n/u, y_n = u.
したがって
y_{n-1}・y_n = x_{n-1}・x_n, (y_kの積) = (x_kの積) ≡ u^n.
ってことでつ。
ぬるぽ
440:132人目の素数さん
04/10/05 21:33:59
嗚呼、成程。
441:132人目の素数さん
04/10/06 01:38:03
この機会に、根号のついた不等式でハァハァしちゃうぞ!
⊿ ○ ∇ 、___,、´`゙;~、 ';冫 ☆
┏ ━ゝヽ''/ ≧ \━〆A!゚━┓。
╋┓"〓┃ < ゝ\',冫。' |:::: \ ./ |゛△│´'´,.ゝ'┃. ●┃ ┃┃
┃┃_.━┛ヤ━━━|::::: (● (● |━━━━━ ━┛ ・ ・
∇ ┠─Σ- ヽ::::... .ワ.....ノ 冫 そ',´; ┨'゚,。
.。冫▽ < ⊂ ./⊃ 乙 ≧ ▽
。 ┃ Σ (⌒ゞ ,l, 、'' │ て く
┠─ム┼ ゝ,,ノ ノゝ. 、,, .┼ ァ Ζ┨ ミo''`
。、゚`。、 i/ レ' o。了 、'' × 个o
○ ┃ `、,~´+√ ▽ ',!ヽ.◇ o┃
┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛;
ヾ ⊿ '、´ ∇
442:132人目の素数さん
04/10/06 01:41:17
(1) [Carson's Inequality] a,b,c>0に対し
\sqrt[3]{(a+b)(b+c)(c+a)/8} ≧ \sqrt{(ab+bc+ca)/3}
(2) a,b,c,d>0に対し
\sqrt{(a^2+b^2+c^2+d^2)/4} ≧ \sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}
(3) a,b,c>0に対し
(|a-b|+|b-c|+|c-a|)/3 + \sqrt[3]{abc} ≧ (a+b+c)/3
(4) [1998,Hong Kong] a,b,c>1に対し
\sqrt{a-1} + \sqrt{b-1} + \sqrt{c-1} ≦ \sqrt{a(bc+1)}
(5) [1998 APMO] a,b,c>0に対し
(1+ a/b)(1+ b/c)(1+ c/a) ≧ 2(1+ (a+b+c)/\sqrt[3]{abc})
(6) [1997 Latvia] a,b>0、nは自然数のとき、
1/(a+b) + 1/(a+2b) + … + 1/(a+nb) < n/\sqrt{a(a+nb)}
(7) [1997 Hong Kong] a,b,c>0に対し
abc(a+b+c+\sqrt{a^2+b^2+c^2})/{(a^2+b^2+c^2)(ab+bc+ca)} ≦ (3+\sqrt{3})/9
(8) [1999 Austria-Poland] a,b≧0に対し
{(\sqrt[3]{a^2b}+\sqrt[3]{ab^2})/2}^(3/2)
≧ (a+\sqrt{ab}+b)/3
≧ (a+\sqrt[3]{a^2b}+\sqrt[3]{ab^2}+b)/4
≧ {(\sqrt{a}+\sqrt{b})/2}^2
443:LettersOfLiberty ◆rCz1Zr6hLw
04/10/06 11:03:05
さて、
xを0より大きい実数とするとき、
Γ(x+1)≥(x/3)^x
となることを証明せよ。
444:数学科布施 ◆FUSEz5Eqyo
04/10/06 13:27:14
このスレまじ勃起する
445:132人目の素数さん
04/10/06 13:32:46
>443の馬鹿がまた荒らしとる!
446:132人目の素数さん
04/10/06 13:49:19
俺は不等式ヲタの神々とひっそりとハァハァしたいのに、
糞kingは、糞レスしかできないくせにage荒らししやがる!
>>194-204
447:132人目の素数さん
04/10/06 15:37:26
| | | | |┃| :|
| | | | |┃|i | />>408 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ガタガタ |┃| < nCrと聞いちゃ、黙っていられ・・・・
| | | |______|ミ | .i.| | あれ?開かない・・・?
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |┃|:. ,| \______________
| | | | |┃| i|
| | | | |┃| :|
| | | | |┃|i |
| | | | |┃|, :.|
|_|====―●==|_|______|┃| i|_______
448:132人目の素数さん
04/10/06 15:43:13
>>408
示すべき不等式を変形すると (2^n-1)/n < Σ[k=0,n]C[n,k]/(2k+1)
>>411のその証明を真似ると、
Σ[k=0,n]C[n,k]/(2k+1) < Σ[k=0,n]C[n,k]/(k+1) = … (以下同様)
結局
(2^n-1)/n < Σ[k=0,n]C[n,k]/(2k+1) < (2^{n+1}-1)/(n+1)
___
|┃三 ./ nCr \ ________
|┃ |:::: \ ./ | / もっといい
|┃ ≡|::::: (● (●| < 評価式はできないかなぁ…
____.|ミ\_ヽ::::... .∀....ノ \ ハァハァ /lァ/lァ
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
449:132人目の素数さん
04/10/06 16:48:04
自然数nに対して
Σ[k=0,n]C[n,k]/(2k+1)
≦ Σ[k=0,n]C[n,k]/(k+2)
= ∫[0,1]Σ[k=0,n]C[n,k]x^{k+1}dx
= ∫[0,1]x(1+x)^kdx
= (部分積分して)
= (n*2^{n+1}+1)/(n+1)(n+2)
___
./ nCr \ まだ いけるかなぁ
|:::: \ ./ | ハァハァ
|::::: (● (● |
ヽ::::... .∀....ノ / チン ☆
_( ⊃ ⊃ チン ☆
|\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\| 愛媛みかん |
450:132人目の素数さん
04/10/06 20:22:56
>442
(8)の初めの不等号は a or b→0 の場合は成り立たな伊予柑....
451:132人目の素数さん
04/10/07 04:31:33
| | | | |┃| :|
| | | | |┃|i | />>442,450 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ガタガタ |┃| < 確かにAB=0のとき成り立たないね、(8)番
| | | |______|ミ | .i.| | あれ?開かない・・・?
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |┃|:. ,| \_ (8)は1993年の問題で、…
| | | | |┃| i|
| | | | |┃| :|
| | | | |┃|i |
| | | | |┃|, :.|
|_|====―●==|_|______|┃| i|_______
452:442(8)の訂正
04/10/07 04:38:51
>450 グッジョブ
(8)は引用元の問題が 既に誤植でした。
別のところから探してきて確認したら、正しい形は以下の通りです。
(8) [1993 Austria-Poland] a,b≧0に対し
{(\sqrt[3]{a^2}+\sqrt[3]{b^2})/2}^(3/2)
≧ (a+\sqrt{ab}+b)/3
≧ (a+\sqrt[3]{a^2b}+\sqrt[3]{ab^2}+b)/4
≧ {(\sqrt{a}+\sqrt{b})/2}^2
∧_∧ それでは、不等式solverの皆様方、
(´Д` ) よろしくお願いします。
/ y/ ヽ
Σ(m)二フ ⊂[_ノ とりあえず、死んでお詫びを…
(ノノノ | | | l )
453:132人目の素数さん
04/10/07 04:58:07
>444
不等式に勃起する君も、今日から不等式ヲタだ!
∧_∧
( ;´∀`) < 勃起しますた。 ハァハァ…
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
454:132人目の素数さん
04/10/08 01:43:02
>443
Γ(x+1) = xΓ(x) = x∫_[t=0,∞) t^(x-1) e^(-t) dt
≧ x∫_[t=0,x] t^(x-1) e^(-t) dt
≧ e^(-x)∫_[t=0,x] x・t^(x-1) dt
= e^(-x) [t^x](t=0,x)
= e^(-x) (x^x)
= (x/e)^x.
ぬるぽ
455:442(2)に追加
04/10/08 05:46:03
>>442(2)
a,b,c,d>0に対し
\sqrt{(abc+bcd+cda+dab)/4} ≧ \sqrt[3]{(ab+ac+ad+bc+bd+cd)/6}
456:132人目の素数さん
04/10/08 05:52:30
>>455
f(x)=(x-a)(x-b)(x-c)(x-d)=0 は重解を含めて4個の正の解をもつ。
y=f'(x)のグラフを考えれば、f'(x)=0も重解を含めて3個の正の解 α,β,γ をもつ。
解と係数の関係を用いて、示すべき不等式を α,β,γ で表すと
(αβ+βγ+γα)/3 ≧ \sqrt[3]{(αβγ)^2}
となる。これは相加相乗平均の関係だから不等式は示された。
等号成立条件は α=β=γ で、このとき y=f(x) のグラフを考えて a=b=c=d.
(*゚∀゚)=3
457:442に追加
04/10/08 06:00:38
もひとつルートの不等式追加。
(9) 実数 a,b が ab>0 をみたすとき、
\sqrt[3]{a^2b^2(a+b)^2/4} ≧ (a^2+10ab+b^2)/12
458:132人目の素数さん
04/10/08 08:37:31
ちょっと話し変わるけど、
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
この不等式の証明で、CS不等式を使った後
√{Σ(b_i)^2} ≦ 1
をどうやって示すのですか? リンク先の最後の行
(b_1)^2 ≦ (x_1)^2/{1+(x_1)^2} = 1 - 1/{1+(x_1)^2}
の意味は分かりますが、b_2,… について同様にしても得られないのですが。
459:132人目の素数さん
04/10/08 10:00:59
| _,.. -‐"/ ̄/ /|  ̄ l ヽ \~`"'ー、ノ >458をたのも~♪
ケフ" / / ,.-'‐ ̄/ .i .i  ̄\- \ \ヾ
/ /.l l l .// / ./ l / ヾ iヽ i.\ たのも~♪
ノ | l l l Y /"¨''ヽ .i / ァ''"¨ヾ i イ゙i. リ
`ヽ r、 丶l i` レ | イ/"
\ ヽ ヽ """ iー'ーv' """ / '
ヽ ヾ- ゝ ._/ ./
460:高1連立不等式
04/10/08 11:21:12
16x+260-13x+20≦300
を整理すると・・
3x≦20
整理途中の計算を教えて下さい
マジレス宜しく御願いしますm(__)m
461:132人目の素数さん
04/10/08 11:22:41
そういう質問は質問スレに書け!
462:132人目の素数さん
04/10/08 11:26:09
ワロタ
463:LettersOfLiberty ◆rCz1Zr6hLw
04/10/08 11:36:44
Re:>460
不等式の基本事項:
a≤bかつc≤dならば、a+c≤b+d.
任意のcに対して、a≤bとa+c≤b+cは同値。(*)
0<aかつ0<bならば、0<ab.
任意のc>0に対して、a≤bとca≤cbは同値。
(*)により、
16x+260-13x+20≤300
⇔16x+260-13x+20-280≤300-280.
464:高1連立不等式
04/10/08 11:51:20
>>463ご丁寧に説明いただき有り難う御座いました
やっと、解く事が出来ました。
465:132人目の素数さん
04/10/08 12:19:22
>458
(b_i)^2 = (x_i)^2/[1+(x_1)^2 +(x_2)^2 +...+(x_i)^2]^2
≦ (x_i)^2/[1+(x_1)^2 +(x_2)^2 +...+(x_{i-1})^2][1+(x_1)^2 +(x_2)^2 +...+(x_i)^2]
= 1/[1+(x_1)^2 +(x_2)^2 +...+(x_{i-1})^2] - 1/[1+(x_1)^2 +(x_2)^2 +...+(x_i)^2].
∴ Σ[i=1,n] (b_i)^2 < 1.
と読むんだろうな。
ぬるぽ
466:132人目の素数さん
04/10/08 15:53:04
ぬるぽ神キタ━(゚∀゚)━!!!
そうか、その手があったか!! ありがとうございますです!!!
┏┓ ┏━┓ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .┏━┓┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃ / ≧ \ ┃ ┃┃ ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━/ ヽ.━━┓┃ ┃┃ ┃
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467:132人目の素数さん
04/10/08 23:48:58
>457
(9)の不等号は逆向きの悪寒....
468:457の訂正
04/10/09 00:01:13
>467 仰せのとおりにございます。
(9) 実数 a,b が ab>0 をみたすとき、
\sqrt[3]{a^2b^2(a+b)^2/4} ≦ (a^2+10ab+b^2)/12
,、|,、
(f⌒i
U j.|
UJ
:
‐=‐
469:132人目の素数さん
04/10/09 22:49:28
>442 (1~5)
(1) (a+b+c)^2 - 3(ab+bc+ca) = {(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2}/2 ≧0.
(abc)^(2/3) ≦ (ab+bc+ca)/3 ・・・・ 相加相乗平均
∴ (左辺)^3 = {(a+b+c)(ab+bc+ca)-abc}/8 = (1/8)[(√3)-1/(3√3)](ab+bc+ca)^(3/2) ={(ab+bc+ca)/3}^(3/2) = (右辺)^3.
(2) 左側: (a^2 +b^2 +・・・・)/n - {(a+b+・・・・)/n}^2 = {1/(n-1)n}{[a^2+b^2] + ・・・ -(1/n)[a^2+b^2+2(n-1)ab] -・・・・}
= (1/n)^2 {[a^2 +b^2 -2ab] + ・・・・}
= (1/n)^2 {(a-b)^2 +・・・・} ≧0.
右側: {(a+b+・・・・)/n}^3 - (abc + ・・・・)/C[n,3]
= (1/n)^3 {a^3 +b^3 +・・・・ +3(a^2b+b^2c+c^2a) +3(ab^2 +bc^2 +ca^2) + ・・・・ +6(abc+・・・・)} - (abc+・・・・)/C[n,3]
= {1/n^2C[n,3]}{(1/3)[a^3 +b^3 +c^3]・・・・+ ((n-1)/2)[a^2b+b^2c+c^2a] +((n-1)/2)[ab^2 +bc^2 +ca^2] + ・・・・+((n-1)(n-2)-n^2)(3n-2)(abc+・・・)}
= {1/n^2C[n,3]}{(1/3)[a^3 +b^3 +c^3 -3abc]・・・・+ ((n-1)/2)[a^2b+b^2c+c^2a-3abc] +((n-1)/2)[ab^2 +bc^2 +ca^2 -3abc]+・・・・・} ≧0.
(3) u≧min(a,b,c) のとき、左辺 = 2(MAX-min) +3u ≧ 2MAX +min ≧ a+b+c =右辺.
(4) b,c≧1のとき、{√(b-1) +√(c-1)}^2 = bc - {√(b-1)√(c-1) -1}^2 ≦ bc.
∴ √(b-1) +√(c-1) ≦√(bc), 等号成立は 1/b +1/c =1.
同様に、a≧1, bc≧0 のとき {√(a-1) +√(bc)} ≦√{a(bc+1)}, 等号成立は 1/b + 1/c = a-1.
(5) 相加平均 ≧ 相乗平均 ≧ 調和平均 より
(1/3)(a+b+c)(1/a +1/b +1/c) -1 = (1/3){(a/b +b/a)+(b/c +c/b)+(c/a +a/c)} ≧ 2.
(2/3)(a+b+c)(1/a +1/b +1/c) ≧ 2(a+b+c)/[(abc)^(1/3)].
辺々たす。
ぬるぽ
470:132人目の素数さん
04/10/09 22:57:09
>442 (6~7)
(6) nに関する帰納法による。
n=1のときは明らかに成立
(n+1)/√[a(a+(n+1)b)] - n/√[a(a+nb)] = [(n+1)/f -n]/√[a(a+nb)] = cd/[a+(n+1)b]
f = √{[a+(n+1)b]/(a+nb)} > 1,
c = (2n+1)/[(n+1)/f +n] > 1,
d = {a+(n/2)[1+1/(2n+1)]b}/√[a(a+nb)] > 1.
∴ 1/[a+(n+1)b] < (n+1)/√[a(a+(n+1)b)] - n/√[a(a+nb)].
(7) a^2 +b^2 +c^2 = (1/3){(a+b+c)^2 +(a-b)^2 +(b-c)^2 +(c-a)^2} ≧ (1/3)(a+b+c)^2.
(a+b+c)(ab+bc+ca) = 9abc + a(b-c)^2 + b(c-a)^2 +c(a-b)^2 ≧ 9abc.
∴ abc{(a+b+c)/{(a^2 +b^2 +c^2)(ab+bc+ca)} ≦ abc{(a+b+c)/{(1/3)(a+b+c)^2 (ab+bc+ca)}
= 3abc/{(a+b+c)(ab+bc+ca)} ≦ 3/9.
abc{√(a^2 +b^2 +c^2)/{(a^2 +b^2 +c^2)(ab+bc+ca)} ≦ abc/{(1/√3)(a+b+c)(ab+bc+ca)}
= (√3)abc/{(a+b+c)(ab+bc+ca)} ≦ (√3)/9.
辺々たす。
ぬるぽ
471:132人目の素数さん
04/10/09 22:58:39
>442 (8~9)
(8) a^(1/6) =A, b^(1/6)=B とおく。
上: {[a^(2/3) + b^(2/3)]/2}^3 - {[a+√(ab)+b]/3}^2
= (1/8){A^4 +B^4}^3 - (1/9){A^6+(AB)^3+B^6}^2
= (1/8){A^12 +3(A^2B)^4 +3(AB^2)^4 +B^12} - (1/9){A^12 +2(A^3B)^3 +3(AB)^6 +2(AB^3)^3 +B^12}
= (1/72){A^12 -16A^9B^3 +27A^8B^4 -24A^6B^6 + 27A^4B^8 -16A^3B^9 +B^12)
= (1/72)(A-B)^4{(A^4 -B^4)^2 +AB(4A^2 +10AB +4B^2)(A^4 +B^4)} ≧0.
中: [a+√(ab)+b]/3 - [a^(1/3) +b^(1/3)][a^(2/3) +b^(2/3)]/4
= [A^6 +(AB)^3 +B^6] - [A^2 +B^2][A^4 +B^4]/4
= [A^6 -3A^4B^2 +4(AB)^3 -3A^2B^4 +B^6]/12
=(A-B)^2 {A^4 +2A^3B +2AB^3 +B^4}/12 ≧0.
下: [a^(1/3) +b^(1/3)][a^(2/3) +b^(2/3)]/4 - [(√a +√b)/2]^2
= (1/4)[a^(1/3) +b^(1/3) -2(ab)^(1/6)](ab)^(1/3)
= (1/4)[A^2 + B^2 -2AB](AB)^2
= (1/4)(A-B)^2 (AB)^2 ≧ 0.
なお、{(a^r +b^r)/2}^(1/r) はrについて単調増加
(略証) r<R とすると、y=x^(R/r) は下に凸だから、
{(a^r +b^r)/2}^(R/r) ≦ (a^R +b^R)/2, {(a^r +b^r)/2}^(1/r) ≦ {(a^R +b^R)/2}^(1/R).
(9) (ab+ab+c^2)/3 ≧ (abc)^(2/3) ・・・・ 相加相乗平均
c=(a+b)/2 とおく。
ぬるぽ
472:132人目の素数さん
04/10/09 23:13:08
神キタ━(゚∀゚)━!!! いつもながら流石でございます。
ありがとうございます。 今夜はタップリ抜けそうです。
∧_∧
( ;´∀`)とにかく一発!
人 Y /
( ヽωつ ο°o。
(_)_)
473:469
04/10/09 23:26:51
(2)は次式の略証でつ・・・
a,b,c,・・・・・>0 に対し
√{(a^2 +b^2 +c^2 +・・・・・)/n} ≧ (a+b+c+・・・・・)/n ≧ {(abc+・・・・・)/C[n,3]}^(1/3).
[455]は
\sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4} ≦ \sqrt{(ab+ac+ad+bc+bd+cd)/6} ?
474:132人目の素数さん
04/10/09 23:40:28
>473
嗚呼、またもや書き間違い。
[455]ですが 仰せのとおりにございます。
r~~~~~
__ _ノ うっうっうっ・・・
/__ `ヽ_ ⌒ヽ~~~~~
|〈___ノf レ1(
,L| しL.し'゙"
"` "′
475:cubism
04/10/10 00:30:03
↓分かスレ188から借用
404 :132人目の素数さん :04/10/09 15:59:40
,/|ミ=、
/ .|ミミミ|
.| |ミミミ|
,/|ミ| |ミミミ|
,/ |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
_,-'"|. |ミ| |ミミミ|
_,. -'' " ̄~゙三=-_、_ _,.-'" |. |ミ| !ミミミ|
,,.-''" r _、 三三タ_,.-''" | |ミ| ,.彡ヾミ|
/ i {ぃ}} _ニ/ -=三| 」ミヒ彡彡イミヾ
/,.、 `--" ニl -=ニ三=-''レ彡ミミr'" |ミミミ|
l {ゞ} i .ニl==三三ニ=''" ,>'"|ミ| |ミミミ|
.l `" i_,,...-''| ニ`=-=i'" | |ミl,..-=彡ヾミ|
_,.-! ! i -ニ三三/ L.. -ニヾ|ヾ彡'='''"
l´,.- l \/ -ニ三三/ ヾ-‐''"
_. ! ri l\ __--三三三='"
j'‘´l `´ | ! ` ミ三三三三三=''"
i',.. '´} | |
l,.. r´ '´
476:132人目の素数さん
04/10/10 01:01:50
世俗と離れた山奥で、ひっそりとやっている感じが たまらなく (゚∀゚) イイッ!
477:132人目の素数さん
04/10/10 07:10:14
不等式の証明問題って、両辺の文字の次数が一致するものばかりだと思っていた。
一致しなくても、積一定などの与えられた条件を使って書き換えたら一致するのとか。
そうじゃないのもあるって今ごろ知った。
【問題】 正の数 a,b,c に対して、次の不等式を示せ。
1/{a(1+b)} + 1/{b(1+c)} + 1/{c(1+a)} ≧ 3/(1+abc)
478:132人目の素数さん
04/10/10 08:55:57
>>430の補題の仮定 x_k>1 は、x_k≧1 でもOKですよね?
479:430
04/10/10 15:52:54
>478
桶
>>118-129 も嫁
480:473
04/10/10 16:11:36
>455 (474)
(k次の基本対称式)/C[n,k] = P_k とおくと、問題は (P_3)^(1/3) ≦ (P_2)^(1/2).
【定理】
相加平均 = P_1 ≧ (P_2)^(1/2) ≧ (P_3)^(1/3) ≧ ・・・・・ ≧ (P_n)^(1/n) = 相乗平均 ・・・・(1).
(略証) 補題の(2)をk乗して掛けあわせ、共通項を約せばよい。
【補題】
P_{k-1}・P_{k+1} ≦ (P_k)^2 ・・・・・・・・・・・・・・ (2).
(略証) f(x) ≡ (x-a)(x-b)・・・・ = ∑[L=0,n] ((-1)^L)・C[n,L]・P_L・x^(n-L)
g_k(x) ≡ {x^(k+1)}・(d/dx)^(n-k-1) f(x) = {n!/(k+1)!}・∑[L=0,k+1] ((-1)^L)・C[k+1,L]・P_L・x^L
h_k(x) ≡ (d/dx)^(k-1) g(x) = ((-1)^(k+1))・(n!/2)[P_{k-1} -2P_k・x +P_{k+1}・x^2].
f(x)=0 の根はすべて正の実数だから、ロルの定理により、g_k(x), h_k(x) についても同様である。
h_k(x)=0 は実根をもつから、判別式Q_k = (P_k)^2 - P_{k-1}・P_{k+1} ≧0. (終)
【参考書】
「数学の問題=第(1)集」, 第21問 日本評論社 (1977)
E.F.Beckenbach and R.Bellman: "Inequalities", p.11, Ergebnisse叢書, Springer Verlag (1961)
↑ >>84-86 の本
【別法】nに関する帰納法
>>263-271
ぬるぽ
481:132人目の素数さん
04/10/10 16:39:31
【参考書】
ビブンのことはビブンでする向きには
G.H.Hardy, J.E.Littlewood, G.Polya共著, : 「不等式」, シュプリンガー・フェアラーク東京
細川尋史 訳, A5, 450p. \4800, ISBN 4-431-71056-6
D.S.Mitrinovic': "Analytical Inequalities", Springer-Verlag (1970)
482:132人目の素数さん
04/10/11 19:57:11
>>442(7) は、最小値の方は出ないでしょうか?
483:132人目の素数さん
04/10/11 21:19:56
>482
a,b,cのうち1つだけ→0 のとき →0 と思われ...
ぬるぽ
484:132人目の素数さん
04/10/13 04:14:43
Mを正定数, a,b,cを実定数とする。
f(x)=ax^2+bx+c において |f(-1)|, |f(0)|, |f(1)|≦M ならば、
|x|≦1において |f(x)|≦5M/4 を示せ。
こやつめをたのもー。
a=0 のときは f(x) は一次式以下だから、区間の端点で最大最小値をとるので
|f(x)| ≦ max{|f(-1)|, |f(1)|} = M
a>0のときを考える。(a<0のときも同様にできる)
このとき f(x) は下に凸だから、グラフを考えると
|f(x)| ≦ max{|f(-1)|, |f(-b/{2a})|, |f(1)|} = \max{M, |f(-b/{2a})|}
ということで、|f(-b/{2a})|≦5/4 を示せれば一件落着だと思うのだけど、
そのあとが分からんちん。
485:132人目の素数さん
04/10/13 06:14:32
訂正
>ということで、|f(-b/{2a})|≦5M/4 を示せれば…
軸の位置によって、|-b/(2a)|>1のときは
|f(x)| ≦ max{|f(-1)|, |f(1)|} ≦ M
|-b/(2a)|≦1のときは、D=b^2-4ac≧0のときには、
|f(-b/{2a})| の最大値を考えないといけないんだけど
|f(-b/{2a})| = |-b^2/(4a)+c| ≦ (|b|/2)*|b/2a|+|c| ≦ (M/2)*1+M = 3M/2
ここで、|2b|=|f(1)-f(-1)|≦2M、|c|=|f(0)|≦M を用いた。
5M/4にならんのですが…。
486: ◆BhMath2chk
04/10/13 08:00:00
|f(x)|
=|f(-1)x(x-1)/2+f(0)(1-x^2)+f(1)x(x+1)/2|
≦M(|x(x-1)/2|+|1-x^2|+|x(x+1)/2|)。
-1≦x≦0のとき
|x(x-1)/2|+|1-x^2|+|x(x+1)/2|
=1-x-x^2
≦5/4。
0≦x≦1のとき
|x(x-1)/2|+|1-x^2|+|x(x+1)/2|
=1+x-x^2
≦5/4。
487:132人目の素数さん
04/10/13 10:05:09
>486
なるほど、その手がありましたか! 激しくありがとうございます。
係数 a,b,c を f(-1), f(0), f(1) で表すんですね。
この条件の下で、同様に考えると |x|≦1において |f'(x)|≦4M
また、g(x)=cx^2+bx+a を考えると、|x|≦1において |g(x)|≦9M/4, |g'(x)|≦3M
となりますね。たぶん。
488:132人目の素数さん
04/10/13 10:09:58
[1992 MeXico]
正の数 a,b,c が a+b+c=3 をみたすとき、次の不等式を示せ。
6 < \sqrt{2x+3}+\sqrt{2y+3}+\sqrt{2z+3} ≦ 3\sqrt{5}
右側は Cauchy-Schwarz でも Jensen の不等式でも得られますが、
左側は一体どうやるのでせうか? たのも~。
489:132人目の素数さん
04/10/13 11:30:30
>487の訂正。
ぬーん、|g(x)|≦2M なのか…。
類題発見。京大1995後期理系3番
URLリンク(hw001.gate01.com)
はっきり言って、a≧0, b≧0 の条件は要らない。
絶対値がついているから a の符号はどっちでもいいし、
x=t,-tの場合を考えれば、bの符号もどうとでもなるし。
|f(x)|≦M の条件は強すぎると思う。
3箇所、例えば |f(-1)|, |f(0)|, |f(1)| ≦ M で十分じゃないの?
490:132人目の素数さん
04/10/13 13:33:42
>488
√ は上に凸ゆえ 0<x<3 ⇒ (3+x)/2 < √(2x+3)
辺々たす。
(3+2√3 も可能)
ぬるぽ
491:132人目の素数さん
04/10/13 16:38:13
>490
ありがとうございまする。
0<x<3 において、y=(3+x)/2 と y=√(2x+3) のグラフを考えるんですね?
y=(3+√3)x/3 +√3 と y=√(2x+3) のグラフから、3+2√3 を出したんですね
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/___\
./ ≧ \
|:::: \ ./ | そうか!
|::::: (● (● |
ヽ::::... .ワ.....ノ
492:132人目の素数さん
04/10/15 06:43:55
(1) 正の数 a,b,c が abc=1 をみたすとき、
(1+a)(1+b)(1+c) ≧ 2(1+\sqrt[3]{b/a}+\sqrt[3]{c/b}+\sqrt[3]{a/c})
(2) x>0 に対し、
[(x+ 1/x)^6-(x^6+ 1/{x^6})-2]/[(x+ 1/x)^3+(x^3+ 1/{x^3})] ≧ 6
(3) 1≦a≦b≦c≦4のとき、
(a-1)^2 + (b/a -1)^2 + (c/b -1)^2 + (4/c -1)^2 ≧ 12-8√2
___
|┃三 ./ nCr \ ________
|┃ |:::: \ ./ | /
|┃ ≡|::::: (● (●| < ハァハァ /lァ/lァ
____.|ミ\_ヽ::::... .∀....ノ \
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
493:132人目の素数さん
04/10/15 12:17:01
>492
(1) 相加相乗平均より (b/a)^r +(c/b)^r +(a/c)^r ≧3.
左辺 = -1+(b+1 +1/a)+(c+1 +1/b)+(a +1/c) ≧ -1 +3{(b/a)^(1/3) +(c/b)^(1/3) +(a/c)^(1/3)}
≧ 2 + 2{(b/a)^(1/3) +(c/b)^(1/3) +(a/c)^(1/3)} = 右辺.
(2) x^6 +1/(x^6) +2 = {x^3 +1/(x^3)}^2 より,
左辺 = (x+ 1/x)^3 - {x^3+ 1/(x^3)} = t^3 -(t^2 -3)t = 3t ??
(3) Σ[k=1,n](x_k)^2 - (1/n){Σ[k=1,n] x_k}^2 = (1/n)Σ[i≠j] (x_i-x_j)^2 ≧0 より
左辺 ≧ 4{(a/1 +b/a +c/b +4/c)/4 -1}^2 ≧ 4([4^(1/4)] -1}^2 = 4(√2 -1)^2 = 4(3-2√2) = 右辺.
ぬるぽ
494:493
04/10/15 12:19:58
訂正
(2) 左辺 = (x+ 1/x)^3 - {x^3+ 1/(x^3)} = 3(x +1/x) ≧ 6.
495:132人目の素数さん
04/10/15 19:47:10
>492
(1) [442]の(5)と同じ...
(3) r>1 のとき y=x^r は下に凸ゆえ、 {Σ[k=1,n](x_k)^r}/n ≧ {(Σ[k=1,n] x_k)/n}^r.
∴ Π[k=1,n] a_k =P ⇒ Σ[k=1,n] (a_k -1)^r ≧ n{(1/n)(Σ[k=1,n] a_k) -1}^r ≧ n{P^(1/n) -1}^r
496:132人目の素数さん
04/10/15 20:20:16
>493-495
(゚∀゚) うひょっ! ありがとうございます。
(1)が442(5)と同じことに気づかなかったです…。
497:132人目の素数さん
04/10/17 10:32:00
(1) 0≦a,b,c,d≦1 と 0≦x≦1 に対して
1/|x-a| + 1/|x-b| + 1/|x-c| + 1/|x-d| < 40
(2) [ASU 1969.14] 正の数 a_k に対して
a_1/(a_2+a_3) + a_2/(a_3+a_4) + … + a_n/(a_1+a_2) ≧ n/4
___
./ ≧ \ (2)を見ると Shapiro の巡回不等式を思い出すけど…。
|:::: \ ./ | ハァハァ
|::::: (● (● |
ヽ::::... .∀....ノ / チン ☆
_( ⊃ ⊃ チン ☆
|\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\| 愛媛みかん |
498:132人目の素数さん
04/10/17 10:46:50
(3) [Ukrine 1992]
a≧b≧c>0 のとき
(a^2-b^2)/c + (b^2+c^2)/a + (c^2-a^2)/b ≧ 3a-4b+c
(4) a≧b≧c≧d>0, a+b+c+d≧1 のとき
7a^2+5b^2+3c^2+d≧1
(5) [Vietnam 1980]
正の数 a_k が a_1+ … +a_n=s をみたすとき
{a_1+ 1/(a_1)}^2 + … +{a_n+ 1/(a_n)}^2 ≧ n{n/s + s/n}^2
499:132人目の素数さん
04/10/17 23:51:40
>498
(3) 因数定理より (a^2 -b^2)/c + (b^2 -c^2)/a +(c^2 -a^2)/b = (a-b)(b-c)(a-c)(a+b+c)/abc.
(2/3)a = b = c のとき 左辺 = 2(c^2)/a = (8/9)a < a = 右辺. むずい??
(4) a≧d≧0, b≧c≧0 より、左辺 ≧ 4(a^2 +b^2 +c^2 +d^2) ≧ (a+b+c+d)^2 ≧ 1.
(5) r≧1 ⇔ (x_1)^r +(x_2)^r +・・・・・+(x_n)^r ≧ n{(x_1 +x_2 +・・・・・+ x_n)/n}^r
調和≦相加 より (1/n){1/(a_1) + 1/(a_2) +・・・・+ 1/(a_n)} ≧ n/s.
ぬるぽ
500:132人目の素数さん
04/10/18 14:32:30
>499(4) その手があったか、さすが! /lァ/lァ
501:132人目の素数さん
04/10/19 21:40:20
>497
(2) 左辺をSとおく。
a/(b+c) +2b/(c+d) - {(a+b)/(b+c) + (b+c)/(c+d) -1} = (b^2 +cd)/[(b+c)(c+d)] >0.
∴ a/(b+c) +2b/(c+d) > (a+b)/(b+c) + (b+c)/(c+d) -1.
循環的に加えて相加・相乗平均を使えば
3S > 2Σ[k=1,n] (a_k +a_{k+1})/(a_{k+1} +a_{k+2}) -n > 2n-n = n.
ただし a_{n+1}=a_1, a_{n+2}=a_2 とした。
∴ S≧ n/3.
ぬるぽ
502:132人目の素数さん
04/10/20 07:13:38
>501 a/(b+c) +2b/(c+d) > (a+b)/(b+c) + (b+c)/(c+d) -1
不等式神キタ━(゚∀゚)━!!!
こんな不等式、自力では逆立ちしても思いつきませんです。 (;´Д`) ハァハァ
ゝ_i/ / // / | l / ! | l i 〉' ⌒⌒_/
「ミ| / /ィ'「´! ! l l 」___| l |l _,くミ 、_/ ̄´
〈 j | ハ{ ,l-ニ!、 | l | ,|=、|ヽ|l/! 'ヽ,-ァ
ヽ } j' {i'r':j! ,.=、ヾ!/ r'
| i' ,, ゞ=' i!-':i! i!' /
┃ ┏━┃ { ト、 r‐‐- 、_゙''=' / / /. ┃┃┃
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┛ ┃ l/ /_____ゝ<´ l | ∧ ' i/ ┛┛┛
∧--‐‐‐''"ヽヽ_! | 〉 /
/ト、 @/ ヽ_/ /`-/
/ ! ヽ { r.‐‐‐┐ / /
j @ l !(゚∀゚)l / /
503:132人目の素数さん
04/10/20 12:38:57
[477] 正の数 a,b,c に対して、次の不等式を示せ。
1/{a(1+b)} + 1/{b(1+c)} + 1/{c(1+a)} ≧ 3/(1+abc)
(解1) 次式を整理すれば得られる。 こんなもの思いつかんわい!
ab(1+b)(1-ca)^2+bc(1+c)(1-ab)^2+ca(1+c)(1-ab)^2 ≧ 0
(解2) 相加相乗平均の関係を用いる。 簡単だが気づかんわい!
(1+abc)(左辺)+3
= {(1+abc)/(a+ab)+1} + {(1+abc)/(b+bc)+1} + {(1+abc)/(c+ca)+1}
= {(1+a)/(a+ab) + (b+bc)/(1+b)} + {(1+b)/(b+bc) + (c+ca)/(1+c)} + {(1+c)/(c+ca) + (c+ca)/(1+a)}
= {(1+a)/(a+ab) + (a+ab)/(1+a)} + {(1+b)/(b+bc) + (b+bc)/(1+b)} + {(1+c)/(c+ca) + (c+ca)/(1+c)}
≧ 6
(解3) 並べ替え不等式 (同順序積)≧(逆順序積) を用いる。かっこよすぎ!
(1+abc)(左辺)
= (1/a)*{1/(1+b)}+b*{1/(1+ 1/a)} + (1/b)*{1/(1+c)}+c*{1/(1+ 1/b)} + (1/c)*{1/(1+a)}+a*{1/(1+ 1/c)}
≧ (1/a)*{1/(1+ 1/a)}+b*{1/(1+b)} + (1/b)*{1/(1+ 1/b)}+c*{1/(1+c)} + (1/c)*{1/(1+ 1/c)}+a*{1/(1+a)}
= 1/(1+a) + a/(1+a) + 1/(1+b) + b/(1+b) + 1/(1+c) + c/(1+c)
= 3
(元ネタ) URLリンク(www.komal.hu)
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|┃三 ./ nCr \ ________
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|┃ ≡|::::: (● (●| < ハァハァ /lァ/lァ
____.|ミ\_ヽ::::... .∀....ノ \
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
504:501
04/10/20 21:41:05
>503
【補題】a,b,c>0 のとき、u=(abc)^(1/3)とおくと
1/{a(1+b)} + 1/{b(1+c)} + 1/{c(1+a)} ≧ 3/{u(1+u)}.
(略証)(解2)と同様に 1+abc = (1+a) -a(1+b) +ab(1+c).
∴ (1+abc)/{a(1+b)} = (1+a)/{a(1+b)} -1 +b(1+c)/(1+b).
循環的に加えて相加・相乗平均を使えば
(1+abc)(左辺) ≧ 3(1/u -1 +u) = 3(1+u^3)/{u(1+u)}
∴ 左辺 ≧ 3/{u(1+u)} (終).
なお、3/{u(1+u)} ≧ 3/(1+u^3) = 3/(1+abc) は (1+u^3)-u(1+u) = (1-u)(1-u^2) ≧0 から明らか。
505:132人目の素数さん
04/10/20 22:00:01
. + . * / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ■ ■
■ ■■■ . / _ノ ≧ ,_ノ\ .+ ☆ . ■ ■
■■■■ ■ ■ / / iニ)ヽ, /rj:ヽヽ ヽ ■ ■
■ ■ ■ ■■■■■■■l::::::::: ;〈 !:::::::c! ' {.::::::;、! 〉 .|■■■■■■■■ ■ ■
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■ ■ +. ☆ 。. . |::::::::::::::::: \___/ | ☆ . * +.
■ ■ ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ . . . +☆ .● ●
506:132人目の素数さん
04/10/21 13:41:11
[442](2) a,b,c,d>0に対し
\sqrt{(a^2+b^2+c^2+d^2)/4} ≧ \sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}
ここで、次式が成り立つ。
(a+b+c+d)/4 ≧ \sqrt{(ab+bc+cd+da)/4}
ということで、次の2つの大小関係は定まりますか?
\sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}, \sqrt{(ab+bc+cd+da)/4}
507:132人目の素数さん
04/10/21 13:48:36
あぁ書き忘れた。もう一回書き直すと
[473](2)と[506]の真ん中より、a,b,c,d>0 に対し
\sqrt{(a^2 +b^2 +c^2 +d^2)/4} ≧ (a+b+c+d)/4 ≧ \sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}
(a+b+c+d)/4 ≧ \sqrt{(ab+bc+cd+da)/4}
右側の2つは比較できないかなと言うことでした。
508:132人目の素数さん
04/10/21 14:24:32
>506-507
>>455 (474), >>480 の辺りにないか?
ぬるぽ
509:508
04/10/21 18:01:28
>506
Q. 次の2つの大小関係は定まりますか?
{(abc+bcd+cda+dab)/4}^(1/3), sqrt{(ab+bc+cd+da)/4}
A. 定まらないと思われ...
a=b≠c=d のとき, 左辺 = {ac(a+c)/2}^(1/3) < (a+c)/2 = 右辺.
a=c≠b=d のとき, 左辺 = {ab(a+b)/2}^(1/3) > sqrt(ab) = 右辺.
a=b=c≠d のとき, 左辺 = {a^2・(a+3d)/4}^(1/3) < sqrt{a(a+d)/2} = 右辺.
∵ {a・[(a+3d)/4]^2}^(1/3) < (a+d)/2. より {a^(1/2)・(a+3d)/4}^(1/3) < sqrt{(a+d)/2}.
ぬるぽ
510:132人目の素数さん
04/10/21 21:59:25
なるほど、ありがとうございまする。
511:132人目の素数さん
04/10/22 08:27:32
[>>455] の不等号の根号の中身は逆ですね。正しくは
\sqrt{(ab+ac+ad+bc+bd+cd)/6} ≧ \sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}
死んでお詫びを…(AA略) まとめると、こんな感じですか。
A = \sqrt{(a^2 +b^2 +c^2 +d^2)/4}
B = (a+b+c+d)/4
C = \sqrt{(ab+ac+ad+bc+bd+cd)/6}
D = \sqrt[3]{(abc+bcd+cda+dab)/4}
E = \sqrt{(ab+bc+cd+da)/4}
F = \sqrt[4]{abcd}
A ≧ B ≧ C ≧ D ≧ F
B ≧ E ≧ F
CとE、DとEの大小は定まらない。
512:132人目の素数さん
04/10/22 16:16:30
あげ
513:480
04/10/22 20:30:31
>511 ついでに
C ≧ {(C^4)/B}^(1/3) ≧ D ≧ {C(F^2)}^(1/3) ≧ F.
>492,503
なぜかnCrヲタがやって来る...
ぬるぽ
514:132人目の素数さん
04/10/23 02:15:00
a,b,c,d,p,q,r,s>0 かつ a + b + c + d = 1 かつ p + q + r + s = 1 のとき,
a log(a/p) + b log(b/q) + c log(c/r) + d log(d/s) ≧ 0 を示せ.
515:514
04/10/23 02:16:05
log は自然対数.
516:132人目の素数さん
04/10/23 05:40:00
>515
下に凸なf(x)=log(1/x)に対して、Jensenの不等式を用いると
af(a/p)+bf(b/q)+cf(c/r)+df(d/s)
≧ f(a*(p/a)+b*(q/b)+c*(r/c)+d*(s/d))
= f(p+q+r+s)
= 0 ___
|┃三 ./ ≧ \ ________
|┃ |:::: \ ./ | / 不等式と聞いちゃぁ
|┃ ≡|::::: (● (●| < 黙っちゃゐられねゑ…
____.|ミ\_ヽ::::... .∀....ノ \ ハァハァ /lァ/lァ
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
517:132人目の素数さん
04/10/23 05:53:20
>513
さすが不等式神ッ! 常に一歩先を行くぅ~。そこに痺れる憧れるぅ~。
3変数でやると、A ≧ B ≧ C ≧ D が成立。ただし
A = (a+b+c)/3
B = \sqrt[3]{(a+b)(b+c)(c+a)/8}
C = \sqrt{(ab+bc+ca)/3}
D = \sqrt[3]{abc}
(AAの額が nCr だったのは、言われるまで気づかなかったミス。
不等式ヲタ = nCrヲタ = 三角関数ヲタ = 関数方程式ヲタ なのは公然の秘密)
518:132人目の素数さん
04/10/23 07:16:09
>>516
お見事!
519:132人目の素数さん
04/10/23 07:28:47
【問題A】 正の数 a,b,c が ab+bc+ca=1 をみたすとき
(1) [1994 Hong Kong]
a(1-b^2)(1-c^2)+b(1-c^2)(1-a^2)+c(1-a^2)(1-b^2) ≦ (4√3)/9
(2)
a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2)
≧ 2a(1-a^2)/{(1+a^2)^2} + 2b(1-b^2)/{(1+b^2)^2} + 2c(1-c^2)/{(1+c^2)^2}
【問題B】 正の数 a,b,c が abc=1 をみたすとき
(3) [1997 Romania]
(a^3+b^3)/(a^2+ab+b^2) + (b^3+c^3)/(b^2+bc+c^2) + (c^3+a^3)/(c^2+ca+a^2) ≧ 2
(4) [2000 Hong Kong] さらに a≧b≧c のとき
(1+ab^2)/(c^3) + (1+bc^2)/(a^3) + (1+ca^2)/(b^3) ≧ 18/(a^3+b^3+c^3)
【問題C】 正の数 a,b,c が a^2+b^2+c^2=s をみたすとき
(5) [1991 Poland] s=2のとき、a+b+c ≦ 2+abc
(6) [1999 Belarus] s=3のとき、1/(1+ab) + 1/(1+bc) + 1/(1+ca) ≧ 3/2
| | | | |┃| :|
| | | | |┃|i | / 条件不等式と聞いちゃあ
| | | | ガタガタ |┃| < 黙っちゃゐられねゑ…
| | | |______|ミ | .i.| | ? 開かない・・・?
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |┃|:. ,| \
| | | | |┃| i|
520:513
04/10/23 16:08:27
>517
そこまで言われるとつい....でに
A ≧ B ≧ (AC^2)^(1/3) ≧ C ≧ {(C^4)/A}^(1/3) ≧ D.
(略証)相加・相乗平均を使う。
A = (1/2){(a+b)+(b+c)+(c+a)}/3} ≧ B
A ≧ D, C ≧D より
B^3 = (a+b)(b+c)(c+a)/8 = [(a+b+c)(ab+bc+ca) -abc]/8 = (9AC^2 -D^3)/8 ≧ AC^2,
∴ B ≧ (AC^2)^(1/3).
A^2 = (1/9)(a+b+c)^2 ≧ (ab+bc+ca)/3 = C^2.
∴ (AC^2)^(1/3) ≧ C ≧ {(C^4)/A}^(1/3).
C^4 = {(ab+bc+ca)/3}^2 = {(x+y+z)/3}^2 ≧ (xy+yz+zx)/3 = [(a+b+c)/3]abc = A(D^3),
∴ {(C^4)/A}^(1/3) ≧ D.
ぬるぽ
521:問題追加
04/10/23 21:50:40
【問題D】正の数 a,b,c に対して
(7) [1997 Ireland] a+b+c≧abc のとき、a^2+b^2+c^2 ≧ abc
>520 キタ━(゚∀゚)━!!!
522:追加と疑問?
04/10/24 06:17:45
【問題B】 に追加。 正の数 a,b,c が abc=1 をみたすとき
(8) [1997 TOT]
1 ≧ 1/(1+a+b) + 1/(1+b+c) + 1/(1+c+a)
(9) [1997 Bulgaria]
1/(2+a) + 1/(2+b) + 1/(2+c) ≧ 1/(1+a+b) + 1/(1+b+c) + 1/(1+c+a)
この2つの不等式は、一つにまとめられそうな予感。でも、どうなるんでしょう?
___
./ ≧ \ 神降臨待ち
|:::: \ ./ | ハァハァ
|::::: (● (● |
ヽ::::... .∀....ノ / チン ☆
_( ⊃ ⊃ チン ☆
|\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\| 愛媛みかん |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
523:132人目の素数さん
04/10/24 08:22:43
Youngの不等式の多変数バージョンってあったっけ?
524:132人目の素数さん
04/10/24 09:09:12
>523 見たことないです。
>522 (8)(9) できた。
正の数 a,b,c が abc=1 をみたすとき、次式が成立。
1 ≧ 1/(2+a) + 1/(2+b) + 1/(2+c) ≧ 1/(1+a+b) + 1/(1+b+c) + 1/(1+c+a)
〔証明〕
a+b+c=x, ab+bc+ca=y, abc=1 を用いると、示すべき不等式は
1 ≧ (4x+y+12)/(4x+2y+9) ≧ (x^2+4x+y+3)/(x^2+xy+2x+y)
ただし、相加平均・相乗平均の関係から x, y≧3 に注意する。
(左側) 示すべき不等式は y≧3 だから成立。
(右側) x-3=s, y-3=t とおくと s, t≧0。分母を払って差をとると
(4x+y+12)(x^2+xy+2x+y)-(4x+2y+9)(x^2+4x+y+3)
= 3x^2y+xy^2+6xy-5x^2-y^2-24x-3y-27
= 3s^2t+st^2+30st+4s^2+2t^2+27s+54t
≧ 0
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/___\ 等号成立条件は、いずれも a=b=c=1 のとき。
./ ≧ \
|:::: \ ./ | 簡単でした。
|::::: (● (● |
ヽ::::... .ワ.....ノ
525:501
04/10/24 10:42:43
>497 (1)
0≦a≦b≦c≦d≦1 は所与とする。
(1+a)-d, d-c, c-b, b-a の和が1だから
Max{(1+a)-d, d-c, c-b, b-a} = w ≧1/4.
そこで xとして 幅wの区間の中点をとると、
Min{|x-a|,|x-b|,|x-c|,|x-d|} = w/2 ≧ 1/8.
左辺 < 8+8+8+8 = 32.
ぬるぽ
526:132人目の素数さん
04/10/24 19:49:31
___ >525 グッジョブ!
./ ≧ \ いつもながら素晴らしい!結局こうですね。
|:::: \ ./ |
|::::: (● (● | 4 ≦ 1/|x-a| + 1/|x-b| + 1/|x-c| + 1/|x-d| ≦ 32
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
527:132人目の素数さん
04/10/25 10:32:44
>>525
いや、やっぱり分かりません。
たとえば a = b = c = d = 0 のとき、
(左辺) < 4/|x| → ∞ (x→0)
だから、いくらでも大きくなるような気がします。
528:132人目の素数さん
04/10/25 12:42:54
>525 2-3行目は
1-d, d-c, c-b, b-a, a-0 の和が1だから
Max{1-d, d-c, c-b, b-a, a} = w ≧1/5
とすべきでは?
まだ問題の意味が分かってないけれど…
529:132人目の素数さん
04/10/25 13:44:48
いや、525でよかった。すみません。
530:132人目の素数さん
04/10/26 08:02:16
>519 (3~7)
【問題B】 abc=u≧1 のとき
(3) 3(a^2 -ab+b^2) - (a^2 +ab+b^2) = (a-b)^2 +(b-c)^2 +(c-a)^2 ≧0.
∴ (a^3 +b^3)/(a^2 +ab+b^2) ≧ (a+b)/3.
∴ 左辺 ≧ 2(a+b+c)/3 ≧2u^(1/3).
(4) 左辺 ={1/(a^3)+1/(b^3)+1/(c^3)} + {a(b^2)/(c^3) +b(c^2)/(a^3) +c(a^2)/(b^3)}
≧ 3/u +1 ≧ 6/u ≧ 右辺.
【問題C】a^2 +b^2 +c^2 =s のとき
(5)
(i) a,b,c≦1 のとき、
左辺 = 3-(1-a)-(1-b)-(1-c) ≦ 3-(1-a)-a(1-b)-ab(1-c) = 3 -(1-abc) =右辺.
(ii) a,b≦1<c,s≦2 のとき、x = {1+x^2 - (1-x)^2}/2 より
左辺 = {3+s-(1-a)^2 -(1-b)^2 -(c-1)^2}/2 = 1 +s/2 +ab -{(a+b-1)^2 +(c-1)^2}/2
= 1 +s/2 +abc -{(a+b-1)^2 +(c-1)^2 +ab(c-1)}/2 ≦ 1 +s/2 +abc ≦ 右辺.
(6) 左辺 ≧ 9/(3+ab+bc+ca) ≧ 9/(3+s) = 右辺.
【問題D】(a+b+c)/(abc)=k のとき
(7) 左辺 ≧ 3{(a+b+c)/3}^2 ≧ √{3(a+b+c)(abc)}=√(3k)・abc
ぬるぽ
531:501=525
04/10/26 09:19:52
>526
まだまだ改良できると思われ...
1/4≦w≦1/2 のとき: 幅wの区間の反対側の区間幅≦w, 残り2つの幅の合計x+y≧1-2w.
左辺 = 2/(w/2) +1/{(w/2)+x} +1/{(w/2)+y}
(i) 1/4≦w≦1/3 のとき x,y≧1-3w
左辺 ≦ 2/(w/2) +1/{(w/2)+w} +1/{(w/2)+(1-3w)} = (4 +2/3)/w +2/(2-5w) ≦ 64/3.
(ii) 1/3≦w≦1/2 のとき x,y≧0
左辺 ≦ 3/(w/2) +1/{(w/2)+(1-2w)} = 6/w +2/(2-3w) ≦ 18+2 = 20.
(iii) 1/2<w のとき
左辺 ≦ 4/(w/2) =8/w ≦ 16.
ぬるぽ
532:132人目の素数さん
04/10/26 14:50:31
>530
神キタ━(゚∀゚)━!!!
(3) 書き間違いですね。 3(a^2 -ab+b^2) - (a^2 +ab+b^2) = 2(a-b)^2
(5) ですが、元の問題みたら、a,b,c の条件は実数でした。 死んでお詫びを…。
(7) そんな手があるとは…。
むずぽ
533:530
04/10/26 21:54:44
>532
(3)は仰せのとおり。 死んでお詫びを...(AA略)
(5)の修正でつ
(i) -1≦a,b,c≦1 のときは変更なし...
(ii) -1≦a,b≦1<c のとき、d≡ a+b-1 = ab-(1-a)(1-b)≦ab より
右辺 - 左辺 = {(a+b-1)^2 +(c-1)^2 +ab(c-1)}/2 ≧ {d^2 +(c-1)^2 +(c-1)d}/2 ≧0.
(iii) c<-1≦a,b≦1 のとき、 左辺 = (a+b+|c|) +2c ≦ 2 +(ab-2)|c| ≦ 2-ab|c| = 右辺.
(7)は 相加・相乗平均 {(a+b+c)/3}^(3/2) ≧ √{abc} を使いますた。 ハァハァ
ぬるぽ
534:533
04/10/27 08:04:30
(5) またまた修正
(ii) 右辺 - 左辺 = (1 +s/2 +abc) - (a+b+c) = (1/2)(a+b+c-2)^2 + (1-a)(1-b)(c-1) ≧ 0.
すまそ
535:132人目の素数さん
04/10/27 12:24:51
>534
>右辺 - 左辺 = (1/2)(a+b+c-2)^2 + (1-a)(1-b)(c-1)
すげー! こんな変形 気づきません。(;´д`)ハァハァ
536:132人目の素数さん
04/10/28 14:21:43
正の数 a, b, c が a^2+b^2+c^2=1 をみたすとき、次式の最小値をキボンヌ。
(a^5)/(b+c) + (b^5)/(c+a) + (c^5)/(a+b)
巡回的に対称だから、a≧b≧c または a≧c≧b としてよい。
前者のとき a/(b+c)≧b/(c+a)≧c/(a+b)、
後者のとき a/(b+c)≧c/(a+b)≧b/(c+a) だから、
チェビシェフの不等式により、どちらも次の同じ不等式を得る。
与式 ≧ (1/3)(a^4+b^4+c^4){a/(b+c) + b/(c+a) + c/(a+b)}
3(a^4+b^4+c^4)-(a^2+b^2+c^2) = (a^2-b^2)^2+(b^2-c^2)^2+(c^2-a^2)^2 ≧ 0 より
a^4+b^4+c^4 ≧ (1/3)(a^2+b^2+c^2)^2 = 1/3
あとは、a/(b+c) + b/(c+a) + c/(a+b) の最小値が分かれば…。 たのも~!
r~~~~~~~~~~~
__ _ノ このあと、どうすれば・・・
/__ `ヽ_ ⌒ヽ~~~~~~~~~~~
|〈___ノf レ1(
,L| しL.し'゙"
"` "′
537:536
04/10/28 14:44:50
自己解決。 Jensenで瞬殺だった。
538:132人目の素数さん
04/10/28 15:14:18
ついでに条件不等式を投下。 [>>519(1)(2)]もたのも~。
(1) [1996 Poland]
a, b, c≧-3/4、a+b+c=1 のとき、a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2) ≦ 9/10
(2) [1998 Poland]
a, b, c, d, e, f>0、a+b+c+d+e+f=1、ace+bdf≧1/108 のとき、abc+bcd+cde+def+efa+fab ≦ 1/36
も一つおまけに絶対不等式を投下。
(3) [1992 Poland]
実数 a, b, c に対して、(a+b-c)^2(b+c-a)^2(c+a-b)^2 ≧ (a^2+b^2-c^2)(b^2+c^2-a^2)(c^2+a^2-b^2)
| |∥│||
┌― | |∥│|| ―┬──
| | |∥│|| |
| | | ̄ ̄ ̄ 不等式と聞いちゃあ
| / ̄ ̄∨ヽ. | | 黙っちゃゐられねゑ…
| / ∨. | |___
| /___________ヽ |ガシャン
| / | \/_|ヽ |
| | | ゚| □| \.| ← 不等式ヲタ
| | | ゚| |\__|つ
| | | ゚| | |
539:538
04/10/28 15:23:52
書き忘れ。上の問題はここにありまつ。模範解答はないけど…。(;´д`)ハァハァ
URLリンク(www.mimuw.edu.pl)
540:132人目の素数さん
04/10/28 19:26:22
>538
(2) [1998 Poland] 49th, 2nd round, 1st day(1998.2.27), No.3a
a+d>0, b+e>0, c+f>0, a+b+c+d+e+f=s, ace+bdf=u のとき、相加相乗平均より
左辺 =(a+d)(b+e)(c+f) -(ace+bdf) ≦ {[(a+d)+(b+e)+(c+f)]/3}^3 -(ace+bdf)=(s/3)^3 -u.
URLリンク(www.mimuw.edu.pl)
ついでに >>519
【問題A】 ab+bc+ca=t とおく。
(1) t≧1, a+b+c≧√(3t), abc≦(t/3)^(3/2) を使って
左辺 = (a+b+c)-a(ca+ab)-b(ab+bc)-c(bc+ca)+abct = (1-t)(a+b+c) + (3+t)abc
≧ (1-t)√(3t) + (3+t)・(t/3)^(3/2) = √(3t)・(1-t/3)^2.
ぬるぽ
541:501=504
04/10/28 20:19:36
>536
よけいなお世話だが...
(解1) b+c=A, c+a=B, a+b=C とおくと a=(B+C-A)/2, b=(C+A-B)/2, c=(A+B-C)/2.
∴ a/(b+c) = (B/A + C/A -1)/2.
循環的に加えて相加・相乗平均を使えば、
左辺 ≧ (3+3-3)/2 = 3/2.
(解2)通分して a(c+a)(a+b) +b(a+b)(b+c) +c(b+c)(c+a) - (3/2)(b+c)(c+a)(a+b)
= (1/2){(a-b)(a^2 -b^2) +(b-c)(b^2 -c^2) +(c-a)(c^2 -a^2)} ≧0.
ぬるぽ
542:132人目の素数さん
04/10/28 23:55:27
>541 神キタ━(゚∀゚)━!!!
ありがとうございまする。解法のコレクションが増えました。
今更ながら >537 に書いた方法は…
a+b+c=s とおくと 0<s≦√6。 この範囲で任意に s を固定する。
f(x) = x/(s-x) = s/(s-x)-1 は 0<x<s において下に凸だから、
a/(b+c) + b/(c+a) + c/(a+b) = f(a)+f(b)+f(c) ≧ 3f((a+b+c)/3) = 3f(s/3) =3/2
となって、a=b=c (=1/√3) で最小値をとる。
543:132人目の素数さん
04/10/29 02:56:10
[>>519(2)] について…。
正の数 a, b, c が ab+bc+ca=1 をみたすとき
a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2) ≧ 2a(1-a^2)/{(1+a^2)^2} + 2b(1-b^2)/{(1+b^2)^2} + 2c(1-c^2)/{(1+c^2)^2}
条件式から得られるものは、
(a+b+c)^2 ≧ 3(ab+bc+ca) = 3
a^2+b^2+c^2 ≧ ab+bc+ca = 1
1 = {(ab+bc+ca)/3}^(3/2) ≧ abc > 0
右辺の分子を 1-a^2 = (1+a^2)-2a^2 と変形して整理すると、示すべき不等式は
(4a^3)/(1+a^2)^2 + (4b^3)/(1+b^2)^2 + (4c^3)/(1+c^2)^2 ≧ a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2) … (A)
右辺の分子を 1-a^2 = 2-(1+a^2) と変形して整理すると、示すべき不等式は
3a/(1+a^2) + 3b/(1+b^2) + 3c/(1+c^2) ≧ 4a/(1+a^2)^2 + 4b/(1+b^2)^2 + 4c/(1+c^2)^2 … (B)
(A), (B) のどちらか一方が示せればいいんだけど…。 むずぽ。
544:132人目の素数さん
04/10/29 03:06:40
a=cot(A),b=cot(B),c=cot(C)を満たす鋭角三角形ABCを考えたら?
545:543の続き
04/10/29 03:38:17
(A) の左辺にチェビシェフの不等式を用いると、
(Aの左辺)
= {(4a^2)/(1+a^2)}*{a/(1+a^2)} + {(4b^2)/(1+b^2)}*{b/(1+b^2)} + {(4c^2)/(1+c^2)}*{c/(1+c^2)}
≧ (1/3)*{(4a^2)/(1+a^2) + (4b^2)/(1+b^2) + (4c^2)/(1+c^2)}*{a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2)}
となるから、次が示されれば…。
(1/3)*{(4a^2)/(1+a^2) + (4b^2)/(1+b^2) + (4c^2)/(1+c^2)} ≧ 1
(A) の左辺に、上とは別の方法でチェビシェフの不等式などを用いると、
(Aの左辺)
= 4a*{a/(1+a^2)}^2 + 4b{b/(1+b^2)}^2 + 4c*{c/(1+c^2)}^2
≧ (1/3)*(4a+4b+4c)*[{a/(1+a^2)}^2 + {b/(1+b^2)}^2 + {c/(1+c^2)}^2]
≧ (1/3)*(4a+4b+4c)*(1/3)*{a/(1+a^2) + b/(1+b^2)+ c/(1+c^2)]^2
≧ (4\sqrt{3}/9)*{a/(1+a^2) + b/(1+b^2)+ c/(1+c^2)]^2
となるから、次が示されれば…。
(4\sqrt{3}/9)*{a/(1+a^2) + b/(1+b^2)+ c/(1+c^2)] ≧ 1
どっちも むずぽ。
546:132人目の素数さん
04/10/29 03:39:35
>>544
下書きしているうちに レスが…。
ありがとうございます、考えてみまする。
547:132人目の素数さん
04/10/29 03:53:56
>540
> 左辺 =(a+d)(b+e)(c+f) -(ace+bdf)
この変形に勃起しました。 (;´д`)ハァハァ
548:540
04/10/29 20:54:45
>538
(1) [1996 Poland] 47th, 2nd round, 1st day(1996.2.23), No.3
曲線 y=x/(1+x^2) 上の点(1/3, 3/10)で接線を引く: y= (9/50)(1/3 +4x).
x≧-3/4 ⇒ x/(1+x^2) = (9/50)(1/3 +4x) - (18/25)(x+3/4)(x-1/3)^2 ≦ (9/50)(1/3 +4x).
x=a,b,c について加えれば、 左辺 ≦ (9/50){1+4(a+b+c)}.
URLリンク(www.mimuw.edu.pl)
ぬるぽ
>519 (1) 下の方の不等号が逆向き、すまそ。
549:132人目の素数さん
04/10/30 10:06:27
このスレ、まるで初等幾何のスレだな。
違うのは図が無いところだけ。
550:132人目の素数さん
04/10/30 11:46:19
>>549
それは簡単に言うと馬鹿にしているのですか?
551:132人目の素数さん
04/10/30 18:28:53
不等式を制する者は、解析を制する。
不等式は下からの評価が結構難しい。
552:working woman
04/10/30 18:34:40
マニアックな不等式をいくら積み重ねてもしようが無いわね。
553:132人目の素数さん
04/10/30 19:12:52
L^2 とか、uniform space の不等式を積み重ねなさいよ。
554:132人目の素数さん
04/10/31 01:03:17
L -‐ '´  ̄ `ヽ- 、 〉
/ ヽ\ /
// / / ヽヽ ヽ〈
ヽ、レ! { ム-t ハ li 、 i i }ト、
ハN | lヽ八l ヽjハVヽ、i j/ l !
/ハ. l ヽk== , r= 、ノルl lL」
ヽN、ハ l ┌‐┐ ゙l ノl l
ヽトjヽ、 ヽ_ノ ノ//レ′
r777777777tノ` ー r ´フ/′
j´ニゝ l|ヽ _/`\
〈 ‐ 書き込み lト、 / 〃ゝ、
〈、ネ.. .lF V=="/ イl.
ト | と思ったら ニヽ二/ l
ヽ.|l. 〈ー- ! `ヽ.
|l 荒らしでした lトニ、_ノ ヾ、
|l__________l| \ ソ
555:132人目の素数さん
04/10/31 01:05:54
>>554
それもking信者による荒らし。
working woman をNGワードしる!
556:132人目の素数さん
04/10/31 11:19:09
解けない人の妬みにしか聞こえんな。
557:132人目の素数さん
04/10/31 11:19:34
>>519 (2)
[544]の続き。 a=cot(A), b=cot(B), c=cot(C), 0<A,B,C<π/2.
A+B+C=π より
左辺 = (1/2){sin(2A)+sin(2B)+sin(2C)} = 2sin(A)sin(B)sin(C).
右辺 = (1/2){sin(4A)+sin(4B)+sin(2C)} = 2sin(2A)sin(2B)sin(2C).
右辺/左辺 = 8cos(A)cos(B)cos(C)
f(x)=cos(x) は [0,π/2) で正で上に凸なので、log|cos(x)| も上に凸(∵補題)
∴ 8cos(A)cos(B)cos(C) < 8{cos[(A+B+C)/3]}^3 = {2cos(π/3)}^3 = 1.
【補題】f(x)≧0 が上に凸ならば log|f(x)| も上に凸。
(略証){log|f(X)|} " = (f '/f) ' = {(ff " -(f ')^2}/(f^2) <0
[519] の解答のレス番(主なもの)
(1) 540 (2) 544+556 (3)~(7) 530 (8),(9) 524
ぬるぽ
558:557
04/10/31 17:48:54
[557]の後半を修正
右辺/左辺 = 8cos(A)cos(B)cos(C) ≦ {2[cos(A)+cos(B)+cos(C)]/3}^3
y=cos(x) は [0,π/2) で上に凸なので、
2[cos(A)+cos(B)+cos(C)]/3 ≦ 2cos[(A+B+C)/3] = 2cos(π/3) = 1.
すまそ
559:132人目の素数さん
04/10/31 19:09:38
>519 (2) について
うひょっ。㌧クスです。自分なりに解決しました。またもや Jensen を使いました。
正の数 a, b, c が ab+bc+ca=1 をみたすとき
a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2) ≧ 2a(1-a^2)/{(1+a^2)^2} + 2b(1-b^2)/{(1+b^2)^2} + 2c(1-c^2)/{(1+c^2)^2}
>543(A) に書いたように同値変形して
(4a^3)/(1+a^2)^2 + (4b^3)/(1+b^2)^2 + (4c^3)/(1+c^2)^2 ≧ a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2)
>545前半に書いたように、左辺にチェビシェフの不等式を用いて
(Aの左辺) ≧ (1/3)*{(4a^2)/(1+a^2) + (4b^2)/(1+b^2) + (4c^2)/(1+c^2)}*{a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2)}
したがって、次式を示せばよい。
(1/3)*{(4a^2)/(1+a^2) + (4b^2)/(1+b^2) + (4c^2)/(1+c^2)} ≧ 1
同値変形して、結局 ab+bc+ca=1 をみたす正の数 a, b, c に対して、次を示せばよい。
1/(1+a^2) + 1/(1+b^2) + 1/(1+c^2) ≦ 9/4
f(x) = 1/(1+x) は x>0 において、下に凸な減少関数であることと、(a^2+b^2+c^2)/3 ≧ (ab+bc+ca)/3 =1/3 だから、
f(a^2)+f(b^2)+f(c^2) ≦ 3f((a^2+b^2+c^2)/3) ≦ 3f(1/3) = 9/4
___
./ ≧ \
|:::: \ ./ |
|::::: (● (● | グッジョブ!Jensen
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
560:132人目の素数さん
04/11/01 03:19:45
>557-558 激乙。いつもありがとうございまする。
残るは >>538(3) ですね。またネタを探してきます。
561:132人目の素数さん
04/11/01 09:22:23
後で見るときに分かりやすいだろうから、一気に出しておきます。
とりあえず分類したものから、ボコッと投下。
発掘元は、>>539 や以下のサイトなど。(解答のないものばかり)
URLリンク(www.math.nwu.edu)
⊿ ○ ∇ 、___,、´`゙;~、 ';冫 ☆
┏ ━ゝヽ''/ ≧ \━〆A!゚━┓。
╋┓"〓┃ < ゝ\',冫。' |:::: \ ./ |゛△│´'´,.ゝ'┃. ●┃ ┃┃
┃┃_.━┛ヤ━━━|::::: (● (● |━━━━━ ━┛ ・ ・
∇ ┠─Σ- ヽ::::... .ワ.....ノ 冫 そ',´; ┨'゚,。
.。冫▽ < ⊂ ./⊃ 乙 ≧ ▽
。 ┃ Σ (⌒ゞ ,l, 、'' │ て く
┠─ム┼ ゝ,,ノ ノゝ. 、,, .┼ ァ Ζ┨ ミo''`
。、゚`。、 i/ レ' o。了 、'' × 个o
○ ┃ `、,~´+√ ▽ ',!ヽ.◇ o┃
┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛;
ヾ ⊿ '、´ ∇
562:絶対不等式など
04/11/01 09:23:26
再掲 >>538(3) [1992 Poland]
実数 a, b, c に対して、(a+b-c)^2(b+c-a)^2(c+a-b)^2 ≧ (a^2+b^2-c^2)(b^2+c^2-a^2)(c^2+a^2-b^2)
(1) 複素数 a, b, c に対して、|\sqrt(a^2+b^2+c^2)| ≦ max(|a|+|b|, |b|+|c|, |c|+|a|)
(2) [1999 Poland] 実数 a, b, c, d に対して、(a+b+c+d)^2 ≦ 3(a^2+b^2+c^2+d^2)+6ab
(3) 正の数 a, b, c に対して、(a^2b+b^2c+c^2a)(ab^2+bc^2+ca^2) ≧ 9(abc)^2
(4) 正の数 a, b, c, d に対して、ab^4+bc^4+cd^4+da^4 ≧ abcd(a+b+c+d)
(5) [2003 Poland] 正の数 a, b, c, d に対して、(a+b+c+d)^3 ≦ 4(a^3+b^3+c^3+d^3)+24(abc+bcd+cda+dab)
(6) [2002 Poland] 正の数 a_k, b_k に対し、Π[k=1 to n]a_k + Π[k=1 to n]b_k ≦ Σ[k=1 to n]√{(a_k)^2+(b_k)^2}
(7) [1999 Poland] 整数 a_k, b_k に対して、 Σ[i<j](|a_i-a_j|+|b_i-b_j|) ≦ Σ[i<j]|a_i-b_j|
563:条件不等式
04/11/01 09:24:10
(1) [2000 Poland] 正の数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、a^2+b^2+c^2+2√(3abc) ≦ 1
(2) [1996 Poland] a, b, c ≧ 0 と 1/2 ≧ p, q, r ≧ 0 が、a+b+c = p+q+r = 1 をみたすとき、pa+qb+rc ≧ 8abc
(3) [1999 Turkey] a≧b≧c≧0 に対して、(a+2c)(c+3b)(b+4a) ≧ 60abc
(4) [1991 Vietnum] a≧b≧c>0 に対して、b^2c/a + c^2a/b + a^2b/c ≧ a^2+b^2+c^2
(5) [1993 Itary] 0≦a, b, c≦1 に対して、a^2+b^2+c^2 ≦ a^2b+b^2c+c^2a+1
類題に [1994 Rumania] 0≦a, b, c≦1 に対して、a+b+c ≦ ab+bc+ca+1 がありました。
(6) 0 < a, b, c < 1/2 に対して、(1/a -1)(1/b -1)(1/c -1) ≧ {3/(a+b+c) -1}^3
(7) 自然数 m, n と実数 0≦x≦1 に対して、(1-x^n)^m+{1-(1-x)^m}^n ≧1
564:最大最小値問題
04/11/01 09:24:35
(1) 正の数 a, b, c に対して、(a^3+b^3+c^3)/(a+b)(b+c)(c+a) の最小値。
(2) 実数 a, b, c が a^2+b^2+c^2≠0 をみたすとき、 abc(a+b+c)/{(2a^2+b^2)(b^2+2c^2)} の最大値。
(3) a^2+b^2+c^2=1 をみたす実数 a, b, c と、非負実数 p, q, rに対して、次式の最大値と最小値。
\sqrt{(pa)^2+(qb)^2+(rc)^2} + \sqrt{(pb)^2+(qc)^2+(ra)^2} + \sqrt{(pc)^2+(qa)^2+(rb)^2}
(4) 異なる実数 a, b, c が bc+ca ≧ 1+ab+c^2 をみたすとき、次式の最大値。ただし n は自然数。
{(a-b)^(2n+1)+(b-c)^(2n+1)+(c-a)^(2n+1)}/{(a-b)(b-c)(c-a)}
(5)-(i) 非負実数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、(1+a^2)(1+b^2)(1+c^2) の最小値。
(5)-(ii) 非負実数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、(1+√a)(1+√b)(1+√c) の最小値。
(6) 非負実数 a, b, c と自然数 n に対して、常に次式が成り立つような定数 k の最小値。
k(a^3+b^3+c^3)+(9-3k)abc ≧ (a+b+c)(a^2+b^2+c^2)
565:三角形と三角関数の不等式
04/11/01 09:24:59
(1) [1963 Eotvos] 0<x<π/2 のとき、(1/(sin x)+1)(1/(cos x)+1) > 5
(2) [1978 Austria] tan k (k = 1度, …, 44度)の相加平均をA、相乗平均をGとおくとき、A > (√2)-1 > G
(3) [1959 IMO shortlist] 0≦x≦π/2、π/6<y<π/3 のとき、
tan{(π sin x)/(4 sin y)} + tan{(π cos x)/(4 cos y)} > 1
(4) 0<x<π に対して、{sin(x)/x}^3 < {(π^2-x^2)/(π^2+x^2)}^2 [類 : 不等式への招待 P.39 ]
(5) 0<x<1 に対して、(1-x^2){1+(x-x^2)^3}/(1+x^2) < (sin πx)/(πx)
(6) [1994 Poland] △ABCに対して、1/a + 1/b + 1/c ≦ 1/(a+b-c) + 1/(b+c-a) + 1/(c+a-b)
(7) △ABCに対して、{(b+c)cosA}/a + {(c+a)cosB}/b + {(a+b)cosC}/C ≧ 9(a+b+c)
(8) 鋭角三角形ABCに対して、内接円の半径を r とするとき、
a^2(cos A/2)/\sqrt(b^2+c^2) + b^2(cos B/2)/\sqrt(c^2+a^2) + c^2(cos C/2)/\sqrt(a^2+b^2) ≧ (9r√2)/2
566:132人目の素数さん
04/11/01 15:27:06
>557
A+B+C=π、 0 < A, B, C < π/2 において、cosAcosBcosC ≦ 1/8 の別証明。
cosA、cosB、cosC > 0 だから、相加平均・相乗平均の関係を用いた後、
y=cos x は 0 < A, B, C < π/2 において上に凸だから、Jensenの不等式を用いる。
cosA cosB cosC ≦ [(cosA+cosB+cosC)/3]^3 ≦[cos{(A+B+C)/3}]^3 = (cos π/3)^3 = 1/8
567:132人目の素数さん
04/11/01 16:22:42
くだらねゑ問題が混ざってゐた。スマソ。
>>562(3)
(解1) 左辺の2つの括弧にそれぞれ相加相乗不等式で瞬殺。等号成立条件は a=b=c=1。
(解2) Schwarzの不等式を使ってから、相加相乗不等式で瞬殺。
568:もう一問だけ…
04/11/01 18:01:35
【問題】 正の数 a_1, …, a_n の総和を s とするとき、 Σ[k=1 to n]\sqrt{(s-a_k)/a_k} ≧ n\sqrt(n-1)
コーシー・シュワルツの不等式から、
Σ[k=1 to n]\sqrt(a_k) ≦ \sqrt(ns)
Σ[k=1 to n]\sqrt(s-a_k) ≦ \sqrt{n(n-1)s}
相加平均・調和平均の関係から、
Σ[k=1 to n]1/\sqrt(a_k) ≧ (n^2)/Σ[k=1 to n]\sqrt(a_k)
ここで行き詰まってます。たのも~(AA略)
ついでに、分子と分母を逆にした式は、チェビシェフの不等式を使って、
Σ[k=1 to n]\sqrt{a_k/(s-a_k)} ≧ (Σ[k=1 to n]\sqrt(a_k))/\sqrt{n^3(n-1)s}
で合ってますか?
発掘元:S73
URLリンク(www.math.nwu.edu)
569:568の修正
04/11/01 18:48:34
>ついでに、分子と分母を逆にした式は、チェビシェフの不等式を使って、
> Σ[k=1 to n]\sqrt{a_k/(s-a_k)} ≧ (Σ[k=1 to n]\sqrt(a_k))/\sqrt{n^3(n-1)s}
>で合ってますか?
チェビシェフの不等式のあと、相加平均・調和平均の関係を使って
Σ[k=1 to n]\sqrt{a_k/(s-a_k)} ≧ \sqr[n/{s(n-1)}]*Σ[k=1 to n]\sqrt(a_k)
これ以上は綺麗にならないでしょうか?
570:132人目の素数さん
04/11/01 20:24:37
>559
結局、 ab+bc+ca=1 をみたす正の数 a,b,c に対して、次を示せばよい。
1/(1+a^2) + 1/(1+b^2) + 1/(1+c^2) ≦ 9/4.
> f(x) = 1/(1+x) は x>0 において、下に凸な減少関数であることと、・・・・・から、
> f(a^2)+f(b^2)+f(c^2) ≦ 3f((a^2+b^2+c^2)/3) ≦ ・・・・
ちょっと変な希ガス。そこで迂回路↓
基本対称式を a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
a^2 +b^2 +c^2 = s^2 -2t, (ab)^2 +(bc)^2 +(ca)^2 = t^2 -2su.
∴ 9/4 -1/(1+a^2) -1/(1+b^2) -1/(1+c^2)
= {(9/4)[1+(s^2 -2t)+(t^2 -2su)+u^2]-[3+2(s^2 -2t)+(t^2 -2su)]}/{(1+a^2)(1+b^2)(1+c^2)}
= {-3+(s^2-2t)+5(t^2 -2su)+9u^2}/{4(1+a^2)(1+b^2)(1+c^2)}
= {(-3-2t+5t^2)+(s-u)(s-9u)}/{4(1+a^2)(1+b^2)(1+c^2)}.
ここで t=1, st-9u≧0 だから 左辺≧0.
ぬるぽ
571:570
04/11/01 21:00:41
>545,559
蛇足だけれど、
チェビシェフの不等式を使うところ:
(x^2)/(1+x^2) の大小と x/(1+x^2) の大小が一致することを示してほすぃ。
(前者は単調増加、後者はx=1で極大だが...)
ぬるぽ
572:132人目の素数さん
04/11/01 21:07:40
>570 グッジョブ!
気づきませんでした。Jensenの不等式を使ったところが逆でした。
f(a^2)+f(b^2)+f(c^2) ≧ 3f((a^2+b^2+c^2)/3)
ありがとうございます。
573:132人目の素数さん
04/11/01 21:17:18
>571 ハッ!
しまった。後者は単調増加じゃないですね。
あちこちダメポ…。
574:132人目の素数さん
04/11/01 21:28:02
>545,559 のチェビシェフを使うための大小が一致することの確認。
x≧y>0のとき、
(x^2)/(1+x^2) - (y^2)/(1+y^2) = (x^2-y^2)/{(1+x^2)(1+y^2)} ≧ 0
x/(1+x^2) - y/(1+y^2) = (x-y)(1-xy)/{(1+x^2)(1+y^2)} …[1]
[1] は xy ≦1 のときに 0以上になるが、
a. b. c は正の数であることと、条件式 ab+bc+ca=1 より、
ab も bc も ca も1より小さい正の数であるので、[1]>0であることが分かる。
>571 いつもながら、ありがとうございます。
575:132人目の素数さん
04/11/01 22:21:56
>574の最後の行の訂正。
> …[1]≧0であることが分かる。
576:132人目の素数さん
04/11/01 23:54:07
>563(1)
a+b+c=s、ab+bc+ca=t、abc=u とおくと、示すべき不等式は (s^2-2t)+2√(3u) ≦ 1
s=1 を代入して整理すると、√(3u) ≦ t
両辺ともに正だから、2乗の差を比較して
t^2-3u = t^2-3su = (ab-bc)^2+(bc-ca)^2+(ca-ab)^2 ≧ 0
等号成立条件は、a=b=c=1/3。
左辺しか与えられてなかったら、どうやって最大が1を示すのだろう…。
577:132人目の素数さん
04/11/03 06:02:59
>563(3) が解けそうで解けない。
いろんな単語でWeb上を探したら、時間が掛かったけど見つけた。
URLリンク(www.google.com)
このサイト内で略解を見つけたけど、ハンガリー語(?)で解読不能。
URLリンク(matek.fazekas.hu)
数式だけ追ってみると、次のようになっていた。
【問題】 0≦a≦b≦c に対し、(a+3b)(b+4c)(c+2a) ≧60abc
(a+3b)(b+4c)(c+2a)
≧ 2(a+b)*(5/2)(b+c)*(3/2)(c+a)
= (15/2)(a+b)(b+c)(c+a)
≧ (15/2)*2√(ab)*2√(bc)*2√(ca)
= 60abc
___
./ nCr \ 最初の不等号の評価が謎。
|:::: \ ./ | たのも~
|::::: (● (● |
ヽ::::... .∀....ノ / チン ☆
_( ⊃ ⊃ チン ☆
|\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\| 愛媛みかん |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
578: ◆BhMath2chk
04/11/03 09:00:00
(a+3b)(b+4c)(c+2a)
≧(4(ab^3)^(1/4))(5(bc^4)^(1/5))(3(ca^2)^(1/3))
=60(a^55・b^57・c^68)^(1/60)
≧60(a^60・b^60・c^60)^(1/60)
=60abc。
579:132人目の素数さん
04/11/03 16:17:11
>578
キタ━(゚∀゚)━!!!
ソレダッ!!
ありがとうございます!
580:132人目の素数さん
04/11/03 22:02:49
>>558,566 の別証明。
【補題】A+B+C=π, 0<A,B,C<π のとき、
cos(A)cos(B)cos(C) ≦ [1-cos(A)][1-cos(B)][1-cos(C)] ≦ 1/8.
(略証) 1-cos(x) = 2{sin(x/2)}^2 に注意.
(右側): sin(x) は(0,π)で上に凸だから、
sin(A/2)sin(B/2)sin(C/2) ≦ {(1/3)[sin(A/2)+sin(B/2)+sin(C/2)]}^3 ≦ {sin[(A+B+C)/3]}^3
= {sin(π/3)}^3 = (1/2)^3 = 1/8.
これを2乗して8倍する。
(左側): 左辺 = cos(A)cos(B)cos(C) = -cos(A)cos(B)cos(A+B) = {sin(A)sin(B)-cos(C)}cos(C).
中辺 - 左辺 = [1-cos(A)][1-cos(B)] - {[1-cos(A)][1-cos(B)]+sin(A)sin(B)}・cos(C) + [cos(C)]^2
= [1-cos(A)][1-cos(B)] - 2√{[1-cos(A)][1-cos(B)]}・cos[(A-B)/2]・cos(C) + [cos(C)]^2
= X^2 -2XY・cos(θ) +Y^2 = |X-Y|^2 + 2XY[1-cos(θ)] ≧ 0.
(鈍角三角形のときは 左辺<0 より自明....)
ぬるぽ
581:132人目の素数さん
04/11/03 22:18:01
>>580
その補題を使って>>538(3)が出来るはず。
582:132人目の素数さん
04/11/03 22:24:35
>538
(3) [1992 Poland] 44th, 1st round, (1992.Sept-Dec.), No.9
右辺の3つの因子のうちの2つの和は ≧0 だから、負の因子はあっても1つだけ。
(i) 負の因子があるとき、0>右辺 より明らか。
(ii)3つとも ≧0 のとき。
文字a,b,cの符号を変えても右辺は変わらない。また左辺は
(a+b+c)^2, (-a+b+c)^2, (a-b+c)^2, (a+b-c)^2 の中の3つの積になる。
これが最も小さくなるのは、 最大の因子 (|a|+|b|+|c|)^2 を欠く場合、すなわち同符号の場合。
∴ a,b,c >0 場合を考えれば十分。このとき、a,b,cを3辺とする鋭角三角形が存在する。
(a+b-c)(b+c-a) = b^2 -(c-a)^2 = 2ca[1-cos(B)] などにより、
左辺 = {8(abc)^2}[1-cos(A)][1-cos(B)][1-cos(C)].
右辺 = {8(abc)^2}cos(A)cos(B)cos(C).
[580]の補題(左)により、左辺>右辺.
URLリンク(www.mimuw.edu.pl)
[538]の解答のレス番(主なもの)
(1) 548 (2) 540 (3) 581
ぬるぽ
583:580
04/11/04 02:01:32
[580] の途中に写しまちがい
(右側): ・・・・・・ ≦ {sin[(A+B+C)/6]}^3 = {sin(π/6)}^3 = (1/2)^3 = 1/8.
死んでお詫びを...(AA省略)
584:132人目の素数さん
04/11/04 14:41:43
>580-583 キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!!!!!!!
585:132人目の素数さん
04/11/04 16:51:13
>>580
中辺 - 左辺
= [1-cos(A)][1-cos(B)] - {[1-cos(A)][1-cos(B)]+sin(A)sin(B)}・cos(C) + [cos(C)]^2
= [1-cos(A)][1-cos(B)] - 2√{[1-cos(A)][1-cos(B)]}・cos[(A-B)/2]・cos(C) + [cos(C)]^2
のところですが、第2項の
{[1-cos(A)][1-cos(B)]+sin(A)sin(B)} = 2√{[1-cos(A)][1-cos(B)]}・cos[(A-B)/2]
は、どうやって変形したのですか?
586:580
04/11/04 22:11:27
>585
1-cos(x) = 2{sin(x/2)}^2 に注意して
[1-cos(A)][1-cos(B)] = {2sin(A/2)sin(B/2)}^2.
sin(A)sin(B) = {2sin(A/2)sin(B/2)}・{2cos(A/2)cos(B/2)}.
辺々加えて、cos()の加法定理を使いまする。
ぬるぽ
587:132人目の素数さん
04/11/05 09:46:52
なるほど、分かりました。
sinAsinBsinC ≦ (3√3)/8 に (1-sinA)(1-sinB)(1-sinC) を挟んでみたけど
力不足で証明できませんでした。成り立つのかさえ分かりませんが…。
>581 関係があるとは気づかなかったです。
588:132人目の素数さん
04/11/05 21:04:01
>562
(6) 任意の正の数 a_k, b_k に対し、Π[k=1~n]a_k + Π[k=1~n]b_k ≦ Π[k=1~n]√{(a_k)^2+(b_k)^2}
を満足するような正整数nをすべてキボンヌ.
ぢゃない?
URLリンク(www.mimuw.edu.pl)
589:132人目の素数さん
04/11/05 23:29:14
>>588Σ('д'*;)!!
| // /
|// /┃
/ ̄''' ┃ プラーン
| (-_-)
| U U
| UU
| (○)
| ヽ|〃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
590:.
04/11/06 02:53:05
>588
n=2 はコーシー、n>2は帰納法で。n=1はだめぽ.
>587
むりぽ.
591:132人目の素数さん
04/11/06 04:50:54
実数 x, y に対して、xy/\sqrt{(x^2+y^2)(3x^2+y^2)} の最大値を求めよ。
>562-565 が難しいので、息抜きに簡単なのをやってみたら、できなかった…。
おねがいします。むずぽ。
問題A15.3
URLリンク(matek.fazekas.hu)
解答
URLリンク(matek.fazekas.hu)
592:132人目の素数さん
04/11/06 14:55:29
>>568
相加・相乗平均だけでよい。 a_1, a_2,・・・・・,a_n の積を u とおくと、
s - a_k =Σ[i≠k] a_i ≧ (n-1)・(u/a_k)^[1/(n-1)].
∴ 左辺 ≧ sqrt(n-1)・Σ[k=1~n] {(u/a_k)^[1/2(n-1)]}/sqrt(a_k)≧ n・sqrt(n-1).
ぬるぽ
593:132人目の素数さん
04/11/06 16:05:26
>591 x^2 =a, y^2 =b とおくと、
(x^2 +y^2)(3x^2 +y^2) = (a+b)(3a+b) = (a√3 -b)^2 +(4+2√3)ab ≧ [(1+√3)xy]^2.
∴ 与式 ≦ 1/(1+√3) = 1/k.
【問題15.5】 [2002 Irish] Test 1
0<a,b,c<1 のとき a/(1-a) + b/(1-b) + c/(1-c) ≧ s/(1-s/3) ≧ 3u/(1-u).
ただし s=a+b+c, u=(abc)^(1/3).
594:132人目の素数さん
04/11/07 06:03:10
>592
ありがとうございます。 最後の部分が分かりません。
Σ[k=1~n] {(u/a_k)^[1/2(n-1)]}/sqrt(a_k) ≧ n
書き換えると、Σ[k=1~n] (u/{(a_k)^n})^[1/2(n-1)] ≧ n ですけど
なんでそうなるのかが分かりません。
595:132人目の素数さん
04/11/07 06:13:27
>593
なるほど! そういうことだったのか。
ありがとうございます。
(問題15.5の証明)
下に凸な増加関数 f(x)=1/(1-x) に、Jensen と相加相乗平均を用いる。
等号成立条件は、a=b=c。
f(a)+f(b)+f(c) ≧ 3f( (a+b+c)/3 ) ≧ 3f( \sqrt[3]{abc} )
596:そういえば…
04/11/07 06:54:45
【問題】 正の数 a, b, c が a<b+c をみたすとき、a/(1+a) < b/(1+b) + c/(1+c)
x>0 において f(x)=x/(1+x) は増加関数だから、a<b+c より f(a) < f(b+c)
f(b)+f(c)-f(b+c) = bc(2+b+c)/(1+b)(1+c)(1+b+c) > 0
よって、f(a) < f(b+c) < f(b)+f(c)
第3回シュプリンガー数学コンテスト問題A(a)
URLリンク(www.springer-tokyo.co.jp)
(b)なんてただの飾りです…(以下略)
597:592
04/11/07 07:04:46
>594
相加・相乗平均により
Σ[k=1~n] (u/{(a_k)^n})^c ≧ n・Π[k=1~n] [u^(1/n)/a_k])^(nc) = n・{1}^(nc) = n
598:132人目の素数さん
04/11/07 21:10:50
なるほど、相加相乗を2回使ったのですか。
599:593
04/11/07 21:54:45
>595 (問題15.5)
なるほど! そういうことだったのか。
ありがとうございます。
なお、両端だけなら相加相乗3回で出まつ。 ぬるぽ
600:593
04/11/07 22:17:15
[599]の補足 > 593
> なお、相加相乗3回で出まつ。
1/(1-a) +1/(1-b) +1/(1-c) ≧ 3/[(1-a)(1-b)(1-c)]^(1/3) ≧ 3/(1- s/3) ≧ 3/(1-u).
の各辺から3を引く。 ぬるぽ
601:132人目の素数さん
04/11/07 23:40:33
【問題15.1】
a,b,c≧0 のとき、 7(ab+bc+ac)(a+b+c) ≦ 2(a+b+c)^3 +9abc.
よろしくおながいします。
602:132人目の素数さん
04/11/08 01:52:56
>601
a+b+c=s のとき、a/s, b/s, c/s を改めて a, b, c とおけば、同じ不等式をみたす。
したがって、a+b+c=1としてよく、【問題15.1】 は次の問題に同値になる。
[1999.3 BMO]
a, b, c≧0、a+b+c=1 のとき、ab+bc+ca-9abc/7 ≦ 2/7
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
最小値も追加した次の不等式を示す。
【問題】 a,b,c≧0, a+b+c=1 のとき、0 ≦ ab+bc+ca-9abc/7 ≦ 2/7
(左側の証明)
対称式なので a≧b≧c≧0 としてよい。
1 = a+b+c ≧ 3c より、1/3 ≧ c ≧ 0 だから
ab+bc+ca-9abc/7 = (a+b)c + ab(1- 9c/7) ≧ 0
等号成立条件は、対称性を取っ払って a, b, c のうちの少なくとも2個が0のとき
(右側の証明)
(i) 9/7 ≦ a ≦ 1 のとき、1 ≦ 9a/7 より、bc ≦ 9abc/7.
また b+c = 1-a ≦ 2/9 より、ab+ca = a(b+c) ≦ 2a/9 <2/7 だから、不等式は成り立つ。
(ii) 0 ≦ a ≦ 9/7 のとき、(b+c)^2-4bc = (b-c)^2 ≧ 0 より、
bc ≦ (1/4)(b+c)^2 =(1/4)(1-a)^2 だから、以下のように示される。等号は a=b=c=1/3.
ab+bc+ca-(2+9abc)/7
= a(b+c)+bc(1- 9a/7)-2/7
≦ a(1-a)+(1/4)(1- 9a/7)(1-a)^2 -2/7
= -(1/28)(a+1)(3a-1)^2
≦ 0
603:601の類題
04/11/08 01:54:13
[1984.A1 IMO]
a, b, c≧0、a+b+c=1 のとき、0 ≦ ab+bc+ca-2abc ≦ 7/27
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
[1993.26 IMO shortlist]
a, b, c, d≧0、a+b+c+d=1 のとき、abc+bcd+cda+dab ≦ (1+176abcd)/27
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
[1999 CMO]
a, b, c≧0、a+b+c=1 のとき、a^2b+b^2c+c^2a ≦ 4/27
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
[2000.33 MOCP]
三角形の3辺 a, b, c が a+b+c=2 のとき、2 > a^2+b^2+c^2+2abc ≧ 52/27
URLリンク(www.cms.math.ca)
[1989.10 ソ連]
三角形の3辺 a, b, c が a+b+c=1 のとき、1/2 > a^2+b^2+c^2+2abc
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
[2003.B1 アイルランド]
三角形の3辺 a, b, c が a+b+c=2 のとき、1 < ab+bc+ca-abc ≧ 28/27
URLリンク(www.kalva.demon.co.uk)
___
|┃三 ./ ≧ \ >601 呼んだ?
|┃ |:::: \ ./ | 私のコレクションは
|┃ ≡|::::: (● (● | 半端じゃありませんよ
____.|ミ\_ヽ::::... .ワ......ノ ハァハァ…
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
604:132人目の素数さん
04/11/08 01:59:08
さぁ、遠慮なく (;´д`)ハァハァ してください。
605:132人目の素数さん
04/11/08 03:11:44
>600
なるほど。
>>565(6) [1994 Poland] について…
△ABCに対して、1/(a+b-c) + 1/(b+c-a) + 1/(c+a-b) ≧ 1/a + 1/b + 1/c ≧ 9/(a+b+c)
両端だけなら、相加平均・調和平均の関係で出るんだけどなぁ…
606:132人目の素数さん
04/11/08 05:36:19
>601
直接に差をとって証明しようとすると、a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u として
2(a+b+c)^3 +9abc-7(ab+bc+ac)(a+b+c) = 2s^3-7st+9u = 2s(s^2-3t)-(st-9u)
となって、だめぽ。いい方法ないですか?
607:132人目の素数さん
04/11/08 10:54:33
>>605
1/xの凸不等式で右側も左側もすぐに証明できるんじゃないの?
608:132人目の素数さん
04/11/08 12:03:51
>605,607
なるほど! そういうことだったのか。
ありがとうございます。
「相加平均・調和平均の関係で」「右側も左側もすぐに証明できるんじゃないの?」
(左側) [1/(a+b-c) +1/(b+c-a)]/2 ≧ 1/b を循環的に加える。
>606
2(a+b+c)^3 +9abc -7(ab+bc+ac)(a+b+c) = (a-b)(a^2 -b^2) +(b-c)(b^2 -c^2) +(c-a)(c^2 -a^2).
ぬるぽ
609:608
04/11/08 12:13:27
>606
s(s^2-3t) -(st-9u) ≧0 も成り立つらしいYo.
610:132人目の素数さん
04/11/08 17:07:03
>607-609
キタ━(゚∀゚)━!!!
なるほど! ベリィ㌧クスです。
611:132人目の素数さん
04/11/08 20:31:05
>609
b が a, c の中間にあるとすると、(a-b)(b-c)≧0, a-b+c≧0 ゆえ,
s^3 -4st +9u = a(a-b)^2 +c(b-c)^2 +(a-b)(b-c)(a-b+c) ≧0 ・・・・・(1)
これと
s^2 -3t = (1/2)[ (a-b)^2 + (b-c)^2 + (c-a)^2] ≧0 ・・・・・(2)
ts - 9u = [ c(a-b)^2 + a(b-c)^2 + b(c-a)^2] ≧0 ・・・・・(3)
t^2 -3su =(1/2)[c^2(a-b)^2 +a^2(b-c)^2 +b^2(c-a)^2] ≧0 ・・・・・(4)
を使えば かなりできそうだが....(△を除き)
ぬるぽ
612:132人目の素数さん
04/11/09 03:36:09
>>564(3)(5) ができそうで出来ません。 たのも~
それと、下の問題も小一時間考えても分からないので教えて下さい。
たのも~
【問題】 実数 a, b, c が abc=1 をみたすとき、
a^3+b^3+c^3+(ab)^3+(bc)^3+(ca)^3 ≧ 2(a^2b+b^2c+c^2a)
URLリンク(www.journals.cms.math.ca)
613:132人目の素数さん
04/11/09 12:07:48
>>564 (3)
a,b,cの符号によらないから、a,b,c ≧0 の場合を考える。 与式を X+Y+Z とおくと、
最大値: X+Y+Z ≦ √{3(X^2 +Y^2 +Z^2)} = √{3(p^2+q^2+r^2)(a^2+b^2+c^2)}
= √{3(p^2+q^2+r^2)}.
最小値: X≧(pa+qb+rc)/(√3), Y≧(pb+qc+ra)/(√3), Z≧(pc+qa+rb)/(√3).
辺々たすと X+Y+Z ≧ (p+q+r)(a+b+c)/(√3) ≧ (p+q+r)/(√3).
>612
相加・相乗平均により、(2a^3 +c^3)/3 + (ab)^2/c ≧ (a^2)[c +(b^2)/c] ≧ 2(a^2)b.
循環的に加える。 ぬるぽ
614:132人目の素数さん
04/11/09 16:08:16
>>613
負の時もそれでいいの?
615:132人目の素数さん
04/11/09 16:12:55
>613
キタ━(゚∀゚)━!!!
なるほどッ!
>614
考察する式には、a^2, b^2, c^2 だけで a, b, c は入っていないから
最大値最小値を考えるには、a, b, c ≧ 0 の場合を考えただけで十分でしょ。
616:132人目の素数さん
04/11/09 16:20:16
>>615
>>612の問題の方のことだけど
617:132人目の素数さん
04/11/09 19:39:43
>>534 (5)-(i)
f(x)=log(1+x^2) は 0<x<1 で下に凸だから
与式 = exp{f(a)+f(b)+f(c)} ≧ exp{3f([a+b+c]/3)} = {1 +[(a+b+c)/3]^2}^3 = (10/9)^3.
>612, 616
任意の実数に対しては成り立たない希ガス...(たとえば c=-1 のとき 左辺=-2, 右辺=-2b^2)
おそらく右辺の chirality が原因... ぬるぽ
618:132人目の素数さん
04/11/10 03:45:45
>>563(6) 0 < a, b, c < 1/2 に対して、(1/a -1)(1/b -1)(1/c -1) ≧ {3/(a+b+c) -1}^3
f(x) = 1/x -1 は、0 < x < 1/2 において下に凸な減少関数で f(x) > 1。
したがって、0 < a, b, c <1 において f(a), f(b), f(c) > 1。
問題に手を加えて、次式を証明したい。
[f(a)+f(b)+f(c)]/3 ≧ \sqrt[3][f(a)f(b)f(c)] ≧ f((a+b+c)/3)
左辺 ≧ 中辺 … 相加相乗平均より成立
左辺 ≧ 右辺 … Jensenの不等式より成立
中辺 ≧ 右辺 … これが原題ですが、うまい方法ないでしょうか?
___
./ ≧ \ ついでに調和平均が、この不等式の
|:::: \ ./ | どこに入るか分かれば教えて下さい。
|::::: (● (● |
ヽ::::... .∀....ノ / チン ☆ たのも~
_( ⊃ ⊃ チン ☆ たのも~
|\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\| 愛媛みかん |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
619:618
04/11/10 04:38:04
>>564(1)
a^3+b^3+c^3 = (a+b+c)^3-3(a+b)(b+c)(c+a) より、
(与式) = [(a+b+c)^3]/[(a+b)(b+c)(c+a)] -3
相加相乗平均より、2(a+b+c) = (a+b)+(b+c)+(c+a) ≧ 3\sqrt[3]{(a+b)(b+c)(c+a)}
∴ (与式) ≧ (3/2)^3-3 = 3/8
等号成立条件は a=b=c
620:132人目の素数さん
04/11/10 09:44:44
>618
>>563(6) f(x) = 1/x -1 とおくと {log|f(x)|} '' = {log(1-x) -log(x)} '' = 1/(x^2) -1/(1-x)^2.
log|f(x)| は 0<x<1/2 で下に凸だから、 f(a)f(b)f(c) ≧ {f([a+b+c]/3)}^3.
ぬるぽ
621:132人目の素数さん
04/11/10 09:59:18
>620
(*゚∀゚)=3 ありがとうございます!
622:132人目の素数さん
04/11/11 01:04:07
age
623:132人目の素数さん
04/11/11 02:27:09
>622
屑はageか3桁の数字を書き込むことしか出来ない
624:132人目の素数さん
04/11/11 12:39:49
>>563(5) [1993 Itary] 0≦a, b, c≦1 に対して、a^2+b^2+c^2 ≦ a^2b+b^2c+c^2a+1
b, c を固定して f(a) = (a^2b+b^2c+c^2a+1)-(a^2+b^2+c^2) を考える。
b=1のとき直線、0≦b<1のとき上に凸な放物線だから、区間の端点で最小値をとる。
f(0) = (1-c){c+(1-b^2)} ≧ 0
f(1) = b(1-b)+c^2 ≧ 0
類題も同様にすればいい。
625:132人目の素数さん
04/11/11 12:44:09
>>563(2) 綺麗な形をしているけど分からんちん。
>>563(4) できそうで できない。
>>564(4) 条件式が汚いからサッパリ。
>>564(5) できるのか、これ?
626:132人目の素数さん
04/11/11 12:44:46
というわけで、せんせー方、たのも~ (AA略)
627:132人目の素数さん
04/11/11 18:53:42
>>564(5) [>>617]
(i) f(x)=log(1+x^2) は 0<x<1 で下に凸だから
与式 = exp{f(a)+f(b)+f(c)} ≧ exp{3f([a+b+c]/3)} = {1 +[(a+b+c)/3]^2}^3 = (10/9)^3.
(ii) g(x)=1+√x は上に凸なので、log|g(x)| も上に凸
与式 = g(a)g(b)g(c) ≧ g(0)g(0)g(1) = 1+√2.
628:627
04/11/11 19:19:45
訂正、 与式 = g(a)g(b)g(c) ≧ g(0)g(0)g(1) = 2.
629:132人目の素数さん
04/11/12 06:13:10
>627-628
ありが㌧ございます。
なるほど、凸を使うのか。 (*゚∀゚)=3
630:132人目の素数さん
04/11/12 07:40:08
>627-628
(5)(ii) ですが、やっぱり分からんです。
g(x) = 1+√x は、x≧0 において上に凸で、g(x)>1 なので、
G(x) = log g(x) も、x≧0 において上に凸。 Jensenの不等式より
G(a)+G(b)+G(c) ≦ 3G((a+b+c)/3) = 3G(1/3)
∴ g(a)g(b)g(c) ≦ {g(1/3)}^3 = 2+(5/9)√3
と最大値はでますが、最小値は何故 g(a)g(b)g(c) ≧ g(0)g(0)g(1) なのですか?
631:627-628
04/11/12 08:20:43
>629-630 564(5)-(ii)の補足
G(x)=log|g(x)| は上に凸: G(x) ≧ G(0)・(1-x) + G(1)・x
∴ G(a)+G(b)+G(c) ≧ G(0)・(3-a-b-c) + G(1)・(a+b+c) = G(0)+G(0)+G(1).
∴ g(a)g(b)g(c) ≧ g(0)g(0)g(1).
ぬるぽ
632:132人目の素数さん
04/11/12 09:03:07
>631
>G(x)=log|g(x)| は上に凸: G(x) ≧ G(0)・(1-x) + G(1)・x
凸関数をそう使うのか (;´Д`) ハァハァ /lァ/lァ /lア/lア!!
ありがとうございます。少し賢くなったような気がしまする。
凸関数があったら Jensen ばかり使っていた自分は…
633:132人目の素数さん
04/11/12 09:18:56
同様にすると、(5)(i) の最大値は、
f(x)=log(1+x^2) は 0≦x≦1 で下に凸だから、f(x) ≦ f(0)(1-x)+f(1)x
f(a)+f(b)+f(c) ≦ f(0)(3-a-b-c)+f(1)(a+b+c) = f(1)
∴ (1+a^2)(1+b^2)(1+c^2) ≦ 2
634:132人目の素数さん
04/11/12 09:22:56
等号が成り立つのは、x=0 または 1 のときだから、
(a, b, c) = (1, 0, 0), (0, 1, 0), (0, 0, 1)
635:132人目の素数さん
04/11/12 10:17:23
>>538(2) を 条件を a, b, c > 0、a+b+c=1 に変えると、
1/2 ≦ a/(1+a^2) + b/(1+b^2) + c/(1+c^2) ≦ 9/10
f(x) = x/(1+x^2) は 0≦x≦1 で上に凸だから、
左側は、f(x) ≦ f(0)(1-x)+f(1)x = x/2 より、右側はJensenの不等式。
うひょ~ (*゚∀゚)=3
636:132人目の素数さん
04/11/12 16:51:35
a, b, c≧0 が a+b+c=1 をみたすとき、a^2(b+c)+b^2(c+a)+c^2(a+b) のとりうる値の範囲について、
最大値について、Jensenの不等式を用いたら出ないのですが、どこがおかしいか教えて下さい。
a^2(b+c)=a^2(1-a) より、f(x) = x^2(1-x) を考える。
0≦x≦1において f(x) は上に凸だから、Jensenの不等式より
a^2(b+c)+b^2(c+a)+c^2(a+b) = f(a)+f(b)+f(c) ≦ 3f((a+b+c)/3) = 3f(1/3) = 2/9
等号成立条件は a=b=c=1/3。
ところが、例えば (a, b, c) = (1/2, 1/2, 0) のとき、1/4 の値をとり、これは 1/4 > 2/9 なんです。
Jensenの不等式の使い方間違ってますか?
r~~~~~
__ _ノ うっうっうっ・・・
/__ `ヽ_ ⌒ヽ~~~~~
|〈___ノf レ1(
,L| しL.し'゙"
"` "′
637:636
04/11/12 16:55:37
ゴメン。書いてて気がついた。はずかし…
上に凸じゃないや、ダメダメだね俺。吊ってくるわ (AA略)
638:132人目の素数さん
04/11/12 17:07:49
スレ汚しの罰に、問題UP
0≦a, b, c≦1のとき、S=\sqrt{a(1-b)(1-c)}+\sqrt{b(1-c)(1-a)}+\sqrt{c(1-a)(1-b)} について
(1) S ≦ 1+\sqrt{abc} を示せ。等号成立条件も。
(2) S の最大値を求めよ。
Problem 175 (これって、何かの雑誌?)
URLリンク(www.math.nwu.edu)
639:132人目の素数さん
04/11/12 17:51:58
>>563(4) できそうで...
左辺-右辺 = (a^2)(b-c)/c - (b^2)(a-c)/a + (c^2)(a-b)/b
= a(a-c)(b-c)/c + b(a-b)(a-c)/a -c(b-c)(a-b)/b
= (a/c)(b-c)^2 + (b/a)(a-b)^2 + {a/c +b/a -c/b}(b-c)(a-b)
= (a/c)(b-c)^2 + (b/a)(a-b)^2 + {(a/c-1)+(b/a)+(1-c/b)}(b-c)(a-b)≧0.
ぬるぽ
640:三角函数ヲタ
04/11/12 22:18:24
>638 √a =sin(A/2), √b =sin(B/2), √c= sin(C/2) (0≦A,B,C≦π)とおく。
(1) S(A,B,C) = sin([A+B+C]/2) + sin(A/2)・sin(B/2)・sin(C/2) ≦ 1+√(abc), 等号成立はA+B+C=π.
(2) 2∂S/∂A = cos([A+B+C]/2) + cos(A/2)・sin(B/2)・sin(C/2) = 0,
2∂S/∂B = cos([A+B+C]/2) + sin(A/2)・cos(B/2)・sin(C/2) = 0,
2∂S/∂C = cos([A+B+C]/2) + sin(A/2)・sin(B/2)・cos(C/2) = 0.
∴A/2=B/2=C/2=θ, これを上式に入れて, cos(3θ) + cosθ・(sinθ)^2 =(3x^2 -2)x=0,
x=cosθ=√(2/3), θ=90゚-54゚44', a=b=c=1/3, ∴ S≦2/(√3).
ぬるぽ